“early”という英単語は、学校英語で習う英単語の中でも基本的な表現として学びますよね。

”early”は「早い」を意味します。

日本語に訳してしまうと簡単に見えますが、実際の英会話や英文の中で、”early”は、場面ごとに色んな使い方で「早い」を意味します。

この記事では、そんなearlyを色んな場面や使い方ごとに例文付きで紹介します。

この記事を読み終わる頃には、あなた自身も英語を話す外国人のように、earlyを適切に使い分けられるようになっているのでぜひ最後まで読んでください。

場面によって変わるearlyの意味とは?

場面によって変わるearlyの意味とは?

earlyは学校や教科書で習う通り「早い」の意味で使われますよね。

earlyが表す「早い」は、以下の意味合いで使われます。

「時間」の早さ

earlyが表す「早い」の意味として、「時間の早さ」が挙げられます。

earlyが表す「早い」の中でも、最もよく知られる使い方だと言えますね。

earlyは、形容詞として「早い」の意味で使われたり、副詞として「早く」の意味でも使われます。

【例文】

  • She arrived early to secure a good seat.
    彼女は良い席を確保するために早く到着した。
  • The early train is less crowded than the later ones.
    早い時間の電車は、後の電車よりも空いている。

例文を見ると、earlyが「時間の早さ」や「早い時間」を意味しているのがわかりますね。

「予定に対して」の早さ

earlyは「予定に対して(予定よりも)早い」を意味して使われることもあります。

例文を見てみましょう。

【例文】

  1. The meeting ended early due to a sudden change in plans.
    計画の突然の変更により会議が予定より早く終わった。
  2. They returned from their trip early because of bad weather.
    悪天候のため、彼らは予定より早く旅行から戻ってきた。

1.の例文を見てみると、会議の「予定」よりも「早い」時間に終わったことをearlyを使って表現しているのがわかります。

2.の例文も、旅行の「日程(予定)」よりも「早く」に戻ってきていることがわかりますね。

このように、earlyは「予定に対して(予定よりも)早い」を意味して使われるわけですね。

「年齢的な」若さ、「人生の段階」の早さ

earlyは「年齢的な」若さや、「人生の段階」としての早さを意味して使われることもあります。

文字でお伝えするよりも、例文でお伝えしたほうがわかりやすいでしょう。

【例文】

  1. Early in their twenties, they traveled around the world.
    彼らは20代前半に世界を旅した。
  2. She became an entrepreneur early, launching her first business at twenty.
    彼女は若くして起業家となり、20歳で最初のビジネスを立ち上げた。

1.の例文では、「20代前半」という、20歳〜29歳を意味する「20代」の中でも「早い段階(前半部分)」をearlyが意味しているのがわかります。

2.の例文では、20歳という「人生の中でかなり若い段階で」、起業家となって最初のビジネスを立ち上げたことをearlyが意味しています。

20代「前半」や30代「前半」といった「早い段階」と、「20歳で起業する」などの「人生の中で早い段階で」を意味してearlyが使われているわけですね。

earlyを使った熟語”early on”の意味とは?

earlyを使った熟語表現に”early on”があります。

“early on”は「初期段階」を意味します。

例文を見てみましょう。

【例文】

  1. Early on in the project, we faced several challenges.
    プロジェクトの初期段階で、いくつかの課題に直面しました。
  2. Early on in our relationship, we traveled a lot together.
    私たちは交際の初めの段階で、一緒にたくさん旅行しました。
  3. Early on in my career, I had a mentor who guided me.
    キャリアの初期には、私を指導してくれるメンターがいました。

1.の例文のように、お仕事のプロジェクトやプランなどの最初の段階(初期段階)を意味したり

2.の例文のように人間関係の初めの段階(初期段階)

3.の例文のように、お仕事やキャリア、勉強の習慣などの初期段階を表したりと

いろいろな場面の「初期段階」を意味して”early on”が使われることがわかりますね。

earlyの反対語は?代表的なものを紹介

earlyの反対語は?代表的なものを紹介

earlyが「早い」や「早く」を意味することは前述しましたね。

それでは、earlyの反対語は何になるのでしょうか?

earlyが「早い」や「早く」を意味しますから、その反対の「遅い」を意味する語がearlyの反対語になります。

earlyの反対語の中でも、代表的なのは以下の2つです。

late

”late”は”early”の反対語として代表的な英語表現です。

earlyが「早い」や「早く」を意味するのに対して、lateは「遅い」や「遅く」を意味するからですね。

【例文】

  • She likes to wake up early and enjoy the quiet morning.
    彼女は早く起きて静かな朝を楽しむのが好きです。
  • She often stays up late working on her projects.
    彼女はプロジェクトに取り組むために遅くまで起きていることが多いです。

1つ目の例文は「早く」起きることをearlyで表していますね。

一方で2つ目の例文では、lateが「遅く」を意味しているのがわかります。

「早く」と「遅く」で反対の意味を表しているので、lateはearlyの反対語だと言えるわけですね。

delayed

上述したlateの他にも、”delayed”がearlyの反対語表現として使われることがあります。

earlyが意味する「早い」や「早く」には、「予定に対しての早さ」も含まれると前の項でお伝えしましたね。

「予定に対しての早さ」の反対語になる「予定に対しての遅さ」を、lateではなく”delayed”で表すわけですね。

【例文】

  • The train arrived early, much to everyone’s surprise.
    電車は予想以上に早く到着し、皆を驚かせました。
  • The train was delayed because of a signal problem.
    信号トラブルのため、電車が遅れました。

delayは動詞の形で「遅れる」を意味するので、過去分詞の形で「遅れた」の意味で形容詞の使い方をしたり、例文のように受動態の形になることで、earlyの反対語で使われるイメージですね。

まとめ

この記事では、基本の英単語である”early”について以下の点からお伝えしました。

  • earlyには「時間」だけでなく、「予定」「年齢」「人生の段階」の意味での「早い」としても使われる
  • earlyを使った”early on”という熟語があり、「初期段階」を意味する
  • earlyの反対語には、lateだけでなく「予定」の意味での反対語として”delayed”も使われる

この記事でお伝えした内容が、あなたの英語の表現力をより豊かにできれば幸いです。

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