動物を英語で言う時、辞書に書いてあることと、ネイティブが実際に言うことが異なる場合があります。その代表がカバ!カバは英語でhippopotamusと言うのですが、アルファベットが12個もあるとても長い単語なので、ネイティブは丁寧に言わずに略してhippoと言うのです。このように、せっかく辞書で正しい英語を習ったのに、実際に使われないのは悲しいもの。ということで、ここではカバについての英語や、その生態について詳しく見ていくことにします。

辞書で「カバ」と調べると・・・?

早速辞書でカバは英語で何と言うのかを調べてみると、以下のような単語が並びました。

hippopotamus; river horse; birch; Betula bark

いくつかありますが、しかしネイティブが使うというhippoの記載はありませんね。辞書にもよるのでしょうけれど、より普段の言い回しに近いものまで説明してくれている辞書があると嬉しいものです。あるいは、スラングも載っている辞書だとありがたいのですが、なかなかそのような辞書は貴重です。

この最初に出てきたhippopotamusは、カタカナにすると「ヒポポタマス」と記載することが多いのですが、発音によっては「ヒポポタミー」と聞こえたりします。この場合、スペルも異なったりして少し複雑です。ここでは便宜上カタカナを使用しましたが、本来なら音をそのままカタカナにすることなく、聞こえたまま発音しましょう。

「カバ」と言いたいならhippoでOK!

「カバ」と言いたいならhippoでOK!

上記でも書いたように、動物のカバを言いたいならhippopotamusではなく、hippoでOKです。丁寧にhippopotamusと言っても間違いではありませんが、ネイティブからすると丁寧すぎて違和感を持たれますよ?より自然に、ネイティブらしい英語を話したいなら真似するべきでしょう。ちなみに、hippoを複数形にするならhipposとなります。

Aさん
I’d never seen a hippo in real!
訳)生でカバ見るの初めて!
Aさん
One of my friend really love hippos.
訳)私の友達のひとりがカバが大好きなんです。

hippopotamusの由来

こんなに長いスペルになったカバですが、hippopotamusという語源はどこにあるのでしょうか。調べてみると、これはギリシャ語由来だとわかりました。hipposはギリシャ語で馬を意味するそうです。そしてpotammiosは川という意味。つまり、川に生息する馬ということになりますね。ちなみに日本語でカバは漢字で書くと河馬ですから、なんだか遠い国の違う言語なのに発想が同じであることに面白味を感じます。

複数形はhippopotamusesとするか、もしくはhippopotamiと書きます。また、イギリス英語とアメリカ英語では発音が異なるので、海外旅行に行く際にはちょっと意識してみるのも良いでしょう。

アメリカではhìpəpɑ’təməsと言い、日本人が習う英語はすべてアメリカ英語なのでこちらの方で覚えるでしょう。まあ、カバという単語が学生時代に教科書にあったかどうかと言われると少し疑問ですけどね。

イギリス英語ではhìpəpɔ’təməsで、「ア」より「オ」の音を言うようになります。これはイギリス英語の特徴で、バレーボールのバレーは「ア」の音なのは、バレーボールがアメリカ生まれのスポーツだからで、テニスのプレーの中のボレーが「オ」の発音なのは、テニスがイギリス生まれだからです。他にも色々な単語にこのような傾向がみられるので、意識するだけで少しイギリス英語っぽくなりますよ?

カバは2種類しかいない

家畜として飼われているヒツジや牛は、オスなのかメスなのか子どもなのか去勢しているのかなどなど、色々な条件によってさまざまな単語があります。しかし、カバは家畜として親しまれている動物ではないので、英語では基本的にhippopotamusしかないので安心してください。

また、世界でカバと呼ばれている動物はたったの2種類しかいないというのもちょっぴり驚きではありませんか?一般的な動物園で見られるカバと、コビトカバと呼ばれるカバしかいないそうです。昔は他にもいたそうなのですが、残念ながら絶滅してしまいました。今地球上にいるこのカバたちも、レッドリストに登録されている絶滅危惧種です。動物園に行けば会えますし、存在感が大きいので絶滅危惧種だなんて思わなかったという方もいるのではないでしょうか。

私たちが思い浮かべるあのカバは、もともとアフリカで暮らしています。そしてコビトカバもアフリカに生息していますが、ジャングルの奥地に住んでいるため幻のカバなんて言われています。コビトカバは世界三大珍獣とも呼ばれていますね。

ちなみにコビトカバは英語でpygmy hippoと言い、hippopotamusの略であるhippoは残っています。もちろん、略さずpygmy hippopotamuseでも間違いではありません。

hippopotamus以外の「カバ」の言い方

hippopotamus以外の「カバ」の言い方

基本的にカバはhippopotamus以外の言い方はないと言いましたが、地域差はあるようです。

学術名はHippopotamus amphibiusと言いますが、これはまず使わないでしょう。川沿いに住んでいることから、River horseと言われたり、Water horseと呼ばれたりすることもあります。これは先ほどhippopotamusの由来として説明した、川にいる馬という言い方をそのまま英語にしたものになりますね。うっかりhippoという単語を忘れてしまった時などにも使えます。

カバの生態

ここで豆知識としてカバの生態について少し述べておくと、以下のような特徴があります。

あんな大きな身体をしていますが、カバは肉食ではなく草食です。アフリカのサハラ砂漠より南に生息しており、一般的なカバなら4mほどあります。群れで過ごすのですが、数は10~20頭ほど。川辺にいるイメージですが、それは昼間であり、夜は草原にいるそうですよ?

草食だと言いましたが、食べるのは陸上の植物です。あの身体で木の上にあるものを食べることは不可能ですからね。夜行性で、食事以外ではほとんど動かないことでも知られています。また、赤い汗をかくことはテレビのクイズなどでよく出題されています。

足は短いのにかなり速く走れたり、泳げるので水中でも活躍できたりと、陸でも水中でもどちらでもかなり強い動物と言えるでしょう。それなのに絶滅危惧種だなんて、なんだか不思議ですけどね。

まとめ

動物園でもお馴染みの大きなカバは、英語ではhippopotamusと言うのでしたね。ただ、これは辞書に載っているとっても丁寧な言い方であり、ネイティブはもっぱらhippoと言うことも習いました。ですから、英会話を習得したいのであれば、会話ベースで使われるhippoの方を使うようにしましょう。短い方が覚えやすいですし、発音も難しくないので助かりますね。知っているようで知らないカバの生態には、赤い汗をかくことなど、面白いものがあるので英語でクイズを出して会話を盛り上げることもできそうです。ネイティブと話す機会があれば、ここで学んだことを活かしてみてくださいね。