「将来は翻訳士になりたいです。」
「将来のために経済について勉強しています。」
↑のように、自分や自分に近い身の回りの「未来」を指して「将来」という言葉をよく使いますよね。
そんな「将来」を、英語では何と言うのでしょうか?
この記事では、「将来」を意味する英語表現を例文付きで紹介します。
例文付きで紹介することで、実際に使われる英文の形で触れ、体感的に経験することで丸暗記に頼らない学びが期待できるからです。
この記事を読み終わる頃には、「将来」を意味する英語を適切な使い方ができるようになっているのでぜひ最後まで読んでください。
「将来」を英語で言うと?
「将来」を英語に訳すと「Future」が真っ先に出てくるでしょう。
例えば、「将来はお医者さんになりたいです。」という日本語を「I want to be a doctor in the future.」という英語の文章に訳した経験がありませんか?
「将来は〜になりたい。」という文章は、よく学校英語で登場する文章なので、「In the future」という文字の並び自体は目にしたことがある人が多いでしょう。
「I want to be ~ in the future.」のように、Futureは「将来」を意味するわけですね。
例文↓
- What’s your future dream?
将来の夢は何ですか? - I want to buy a new car in the future.
将来、新しい車を買いたいな。 - I have plans to go abroad in the future.
将来、外国に行く計画があります。
「将来性」は英語で?
「この子には将来性がある!」など、未来に希望的なものがあることを「将来性」と言いますよね。
「将来性」を英語で言うと以下の表現が使われます。
Future prospects
「将来性」を英語で言うには、「Future prospects」を使うことができます。
Futureは「将来」を、Prospectsが「見込み」を意味します。
将来に見込みがあるもの全般を指して、「将来性がある」と言いますから、FutureとProspectsの両方の意味を結びつけて連想できると、丸暗記に頼らずに覚えることができますよ。
例文↓
- This company is said to have bright future prospects.
この会社には明るい将来性があると言われています。 - He is being noticed as a young actor with future prospects.
彼は将来性のある若手俳優として注目されています。 - This project will bring good future prospects for our careers.
このプロジェクトは私たちのキャリアに良い将来性をもたらすでしょう。
Future outlook
「Future outlook」も「将来性」を表すことができます。
Futureが「将来」を、Outlookは「見通し」や「展望」を意味します。
将来の見通しや、展望を指して、転じて「将来性」の意味になるわけですね。
例文↓
- We believe this new technology has a high future outlook in the market.
この新しい技術は市場での将来性が高いと考えています。 - His idea clearly demonstrates the future outlook for the business.
彼のアイデアはビジネスの将来性を明確に示しています。 - Our project has an optimistic future outlook.
私たちのプロジェクトは楽観的な将来性を持っています。
「将来のために」は英語で?
「将来」という言葉は、「将来のために勉強する」や「英語を身につけることは将来のためになる」など、「将来のために」というニュアンスで使うことが多いですよね。
「将来のために」を英語で表現するには以下の表現が使えます。
For the future
「For the future」を使って「将来のために」を英語で言うことができます。
Forが「〜のために」を表しますし、The futureが「将来」を意味するので、直感的に「将来のために」の意味を連想しやすいですよね。
例文↓
- Taking care of your health is important for the future.
健康に気をつけることは、将来のために重要です。 - Getting an education can make a big difference for the future.
教育を受けることは、将来のために大きな差を生むことがあります。 - I’m saving money now for the future.
今は節約して、将来のためにお金を貯めています。
For future reference
「For future reference」も「将来のために」の意味で使われる表現です。
「For future reference」は上述の「For the future」とは使われる場面が異なり、「将来の参考として」のニュアンスで使われます。Referenceが「参考」の意味ですからね。
例文↓
- This might be useful for future reference.
これは将来のために参考になるかもしれません。 - Keeping these notes can be helpful for future reference in upcoming projects.
これらのメモを取っておくと、将来のプロジェクトに役立つかもしれません。 - Please keep this document safe for future reference in case of any issues.
このドキュメントは、将来の問題に備えて大切に保管してください。
「未来」をかっこいい言い方で言うと?英語ネイティブが使う表現
最後に、英語のネイティブが使う、使えるとかっこいい「未来」の言い方をお伝えします。
英語のネイティブスピーカーは、「未来」のことを「Down the road」と表現します。
直訳すると「道の向こうへ」みたいなニュアンスになるのですが、「道の向こう」のことを「少し先の未来」としてイメージしているわけですね。
Down the roadを使えるようになると、一気に小慣れた感じが出るのでかっこいいですよ。
例文↓
- You may not be able to do it now, but down the road, you might succeed.
今はできなくても、将来的には成功することができるかもしれません。 - The success of this project will contribute to our growth down the road.
このプロジェクトの成功は、将来の成長につながるでしょう。 - No one knows what will happen down the road.
未来に何が起こるかは誰にもわかりません。
まとめ
この記事では、「将来」を意味する英語表現を例文付きで紹介しました。
ここまでお読みのあなたは、「将来」を意味する英語を、適切な使い方ができるだけの知識が十分に身についているでしょう。
この記事でお伝えした内容が、あなたの英語表現をより豊かにできれば幸いです。