アフリカ大陸の北西に位置するブルキナファソ。北はサハラ砂漠、南は熱帯のサバンナに接し、自然と文化の多様性が魅力の国です。
そんなブルキナファソには、かつて栄えた謎に包まれた遺跡があります。それが、ブルキナファソ初の世界遺産に登録された「ロロペニの遺跡群(Ruins of Loropéni)」です。黄金の交易ルートの中継地だったとも言われるこの遺跡には、現在でも多くの謎が残されています。
ロロペニの遺跡群とは?

ブルキナファソ南部のポニ県に位置するロロペニの遺跡群は、巨大な石の壁からなる集落跡です。100箇所ほど残っているうちの保存状態が良好な10箇所の遺跡が、2009年にユネスコ世界遺産に登録されました。
高さ6mにも達する石造りの外壁、内部を区切る内壁、そしてかつての建物の基礎が残っており、総面積は11,320㎡におよびます。
この遺跡の構築には、当時としては莫大な人員と資源が投じられたと考えられており、現在も建設の目的や正確な使用法は完全には解明されていません。放射性炭素年代測定によって、西暦11世紀以前には既に存在していたと考えられています。
訳)なぜこの壁が建てられたのかは正確には分かっていませんが、その謎がより一層魅力を引き立てます。
ブルキナファソってどんな国?
ブルキナファソという国をご存じですか?
ブルキナファソは西アフリカにある共和制国家で、周辺にはマリ、ニジェール、ガーナ、コートジボワールなどと国境を接しています。首都はワガドゥグー。人口の6割以上がイスラム教を信仰しており、多民族国家として知られています。
最大の民族集団は、11世紀から13世紀にかけてこの地に定住したモシ人です。
19世紀末にはフランスの植民地支配を受け、1960年に「オートボルタ共和国」として独立。その後、1984年に国名を「ブルキナファソ(高潔な人々の国)」に改めました。現在も政情は不安定ですが、独自の文化と歴史を誇る国です。
謎の遺跡
ロロペニの遺跡の建設目的は今なお明らかにされていませんが、金の採掘や交易に関係していたと考えられています。サハラ交易ルートの要衝として栄え、特に14世紀から17世紀にかけては金の流通で活発な動きがあったとされます。
19世紀には遺跡は放棄され、人々も別の地域へ移動していったようです。また、この遺跡は熱帯地方にあるため、スコールなどの激しい気象による風化が進んでおり、保全の必要性が高まっています。
アクセス方法
ワガドゥグー空港からロロペニ遺跡の最寄り都市ガワ(Gaoua)まで飛行機で移動し、そこから車で約1時間ほどで到着します。アクセスはやや難しいものの、訪れる価値のある場所です。
世界遺産としての価値

「ロロペニの遺跡群(Ruins of Loropéni)」は2009年にユネスコ世界遺産に登録されました。
訳)ロロペニの遺跡群は、2009年にユネスコの世界遺産に登録されました。
登録の理由は?
ロロペニの遺跡群は以下のユネスコ世界遺産登録基準に基づき登録されました。
- 文化的価値(基準iii):西アフリカにおける金の交易ネットワークに関する重要な証拠を示している。
- 保存状態の良さ:石造りの壁や内部構造の保存が良好で、当時の生活や社会構造を推測する重要な手がかりとなっている。
その独特の建築技術と文化的背景は、アフリカ大陸における交易と防御の歴史を物語る貴重な遺産です。
覚えておきたい英会話フレーズ
ロロペニの遺跡群を訪れたときに使える、覚えておくと便利な英会話フレーズを紹介します。現地ガイドとの会話や、旅の思い出を英語で共有する場面に役立ちます。
訳)何世紀も経っているのに、これほど遺跡が残っているのは驚きです。
訳)歴史家たちは、ここが古代の金の交易ネットワークの一部だったと考えています。
訳)壁の内側には、当時の住居の跡がまだ残っているのが見えます。
訳)ここは、昔の金の交易商人たちが住んでいた場所なんですか?
訳)入口が見つかっていないんです。どうやって出入りしていたのか、今でも謎なんですよ。
ロロペニの遺跡群のおすすめポイント

ロロペニの遺跡群は、その謎めいた成り立ちと素朴ながらも迫力ある外観で訪れる人々を魅了します。ここでは特に注目したいポイントを紹介します。
ミステリアスな雰囲気
ロロペニの遺跡群は、ロロン人やクランゴ人によって建てられたと考えられています。当初は外壁、次に内壁、最後に内部の建物と、順を追って建設されていったようです。
興味深いのは、明確な出入り口がまだ発見されていないという点です。また、内部には日常生活を営んでいた痕跡もあり、人々がこの地で一定期間生活していたことがうかがえます。
保存状態の良さが際立っていますが、一方で風化の進行も深刻であり、早急な保護が求められています。
素朴な外観
ロロペニの遺跡の壁は、泥やセメントで直線的に造られており、部分的には石膏で覆われていた痕跡も残っています。そのシンプルながらも力強い構造は、訪れる人々に深い印象を残します。
訳)時には、シンプルさが最も力強い物語を語ってくれます。
写真映えする絶景スポット
背景に広がる緑豊かな自然と、古代の石造遺跡のコントラストは絶好の写真スポット。朝夕の光に照らされた遺跡は特に美しく、旅の思い出の一枚になります。
おわりに:英語で世界遺産を旅しよう
ロロペニの遺跡群は、交易と人々の暮らしの記憶を今に伝える場所です。今なお謎が多いからこそ、訪れる人々は想像を膨らませ、過去に思いを馳せることができるのでしょう。
英語で世界遺産について学ぶことは、語学力を高めるだけでなく、異文化理解や歴史への関心も深めてくれます。
訳)英語でその場所を探検すると、新しい視点が得られます。
ぜひ次の旅では、英語でロロペニの魅力を語ってみてください。
