「~さんによろしくお伝えください」と誰かに伝える場面、日常でもよくありますよね。

例えば「ご家族によろしくお伝えください」「奥様によろしく」といった一言。

日本語では丁寧で便利なこの表現、英語ではどう言えばよいのでしょうか?

実は、「よろしくお伝えください」にぴったりな英語表現は1つではなく、相手や状況に合わせていくつかの言い方があります。

今回の記事では、カジュアルな場面からビジネスの場面まで、「よろしくお伝えください」の英語での言い方を、例文付きでわかりやすく解説します。

英語を学び直している人でも、今日からすぐに使える表現をたくさん紹介しています。

ぜひ最後まで読んで、英会話や英語メールで役立ててくださいね!

「~さんによろしくお伝えください」を英語で何て言う?

「~さんによろしくお伝えください」を英語で何て言う?

「よろしくお伝えください」は、英語では主に以下のように表現されます。

基本の言い方は”Say hello to ~”で、もっともよく使われる表現です。いくつか例文を紹介しましょう。

英語の例文

Aさん

Say hello to your husband for me.

(ご主人によろしくお伝えください。)

Aさん

Say hello to your parents.

(ご両親によろしく。)

Aさん

Please say hello to John when you see him.

(ジョンに会ったらよろしく伝えてください。)

この”Say hello to ~”の表現は、カジュアルな場面でよく使われます。

特に家族や友達など、親しい人に対して使うのが一般的です。

フォーマルな場面で使う場合は、最後の例文のようにPleaseをつけましょう。

「奥様にもよろしくお伝えください」を英語で何て言う?

日本語でよく使う「奥様によろしくお伝えください」も、英語で丁寧に言うことができます。

英語の例文

Aさん

Please give my best regards to your wife.

(奥様によろしくお伝えください。)

Aさん

Send my warmest wishes to your wife.

(奥様に心からのご挨拶をお伝えください。)

Aさん

Tell your wife I said hello.

(奥様によろしくと伝えてください。)

“best regards”や”warmest wishes”を使うと、少しフォーマルで丁寧な印象になります。

ビジネスの場面や、目上の方への表現としても適しています。

Say hello toの使い方

“Say hello to ~”は非常にシンプルで覚えやすい英語表現ですが、使い方にバリエーションがあります。

1. 誰かに会ったときに

例文はこちらです。

Aさん

When you see Mike, say hello to him for me.

(マイクに会ったら、私の代わりによろしく言ってください。)

Aさん

Don’t forget to say hello to your grandparents.

(おじいちゃんおばあちゃんによろしくね。)

Aさん

Say hello to your sister next time.

(次に会うときに妹さんによろしく。)

2. 書き言葉として使う

メールやメッセージで使うときも”Say hello to ~”は便利です。

例文はこちらです。

Aさん

Say hello to everyone at the office.

(職場のみなさんによろしく。)

Aさん

Say hello to your kids!

(お子さんたちによろしく!)

Aさん

Please say hello to your parents from me.

(ご両親によろしくとお伝えください。)

このように、”Say hello to”はとても自然な英語表現なので、覚えておくといろいろな場面で使えます。

「感謝を伝えてください」をビジネス英語で何て言う?

「感謝を伝えてください」をビジネス英語で何て言う?

感謝の気持ちを英語で丁寧に伝えたいとき、「よろしくお伝えください」の代わりに「感謝を伝えてください」と言う場面もあります。

英語の例文

Aさん

Please extend my thanks to Mr. Tanaka.

(田中さんに感謝をお伝えください。)

Aさん

Kindly convey my appreciation to your team.

(あなたのチームに感謝の気持ちをお伝えください。)

Aさん

Tell her I really appreciate her help.

(彼女に助けてくれたことを感謝していたと伝えてください。)

“extend”や”convey”といった英語は少しフォーマルですが、ビジネス英語ではよく使われます。

“appreciation”(感謝)や“appreciate”(感謝する)という単語も覚えておきましょう。

英語メールのBest regardsはどんな意味?使い方は?

英語メールの締めくくりによく使われる”Best regards”も、「よろしく」という意味合いを含んでいます。

Best regardsの意味

「敬意をこめて」や「よろしくお願いします」に近い意味で使われます。

ビジネスメールや初対面の相手、フォーマルなやり取りで広く使用されます。

感情的な色合いは薄く、プロフェッショナルな印象を与えるでしょう。

書き言葉で使われることがほとんどです。

メールでの使い方例

“Best regards”はメールの文末で使います。

本文の最終行から一行開けて書くのが基本です。

Aさん

Best regards,
Sato Taro

(よろしくお願いします/敬具)

また”Best regards”の後ろにはカンマ(,)をつけ、改行して自分の名前を入れます。

Aさん

I hope to hear from you soon.

Best regards
,
Sato Taro

(お返事をお待ちしています。よろしくお願いします。)

Aさん

Thank you for your time.

Best regards
,
Sato Taro

(お時間いただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。)

類似表現と使い分け

“Best regards”の他にも”Kind regards”や”Warm regards”といった言い方がありますが、すべて「丁寧な締めの言葉」として使えます。

迷った場合、以下の使い分けをしてみてください。

  • 初対面やフォーマルな場面:Best regards
  • 少し親しみを持たせたい場合:Kind regards
  • 親しい関係や温かみを強調したい場合:Warm regards

ビジネスメールではどれもとても一般的な表現です。

Bさん

とりあえず”Best regards”を使っておけば間違いはなさそうですね!

まとめ

「よろしくお伝えください」を英語で表現する方法は、一つではありません。

カジュアルな”Say hello to ~”から、フォーマルな”Please extend my thanks”や”Best regards”まで、場面や相手に応じて使い分けることが大切です。

今回ご紹介した英語表現は、どれも実際にネイティブがよく使う自然なフレーズばかり。

英語が苦手でも、シンプルな言い回しから少しずつ覚えていけば大丈夫です。

ぜひこの機会に、「よろしくお伝えください」の英語表現をマスターして、英会話やメールでスマートに伝えられるようになりましょう!

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