皆さんは「トラウマ」を英語で何と表現しますか?

また、「トラウマ」の意味や語源はどうでしょう。

こちらの記事では、「トラウマ」の英語表現はもちろん、類語や使い方など、様々な方面から紹介していきます。

本記事を通じて「トラウマ」の英語知識がしっかりと身に付くので、ぜひ参考にしてください。

「トラウマ」は英語で何と言う?

「トラウマ」は英語で何と言う?

精神的に負担を起こすような経験「トラウマ」は、英語で何と表現するでしょう。

まずは、トラウマの英語表現から語源類語を確認していきましょう。

Aさん
トラウマの英語の意味に関してはここで全部学べるよ!

「トラウマ」は英語で”trauma”と表現する

「トラウマ」を英語で表現する場合、”trauma”という単語を使うのが正解です。

この単語の発音は日本語の「トラ・ウマ」と似ており、”trau・ma”と発音します。

“trauma”を和訳すると、「外傷、精神的外傷」といった意味になる名詞表現なので、覚えておきましょう。

Bさん
スラングでは“zigzag(ジグザグ)”を「目的がはっきりしない状況」として説明することがあります。「トラウマ」と近しい意味でも使われる表現なので、一緒に覚えておきましょう!

「トラウマ」の語源はギリシャ語から来ている

トラウマは、ギリシャ語の”τραῦμα”から来ています。

“τραῦμα”には、「傷、負傷」という意味があり、医学用語として「外傷、心的外傷」といった意味がある単語です。

外傷や心的外傷が精神的、身体的にも影響を与えることから、「トラウマ(trauma)」と呼ばれるようになりました。

Bさん
英語の語源は、ギリシャ語に限らず複数の言語から取り入れられています。イングランドの「古英語」からスタートし、ラテン語、フランス語、ドイツ語と様々な言語から影響を受け、今の形になったのです。

「トラウマ」の類語一覧

  • “PTSD”:「ストレス障害の略称」
  • “bad experience”:「悪い経験」
  • “Stress injury”:「ストレス性障害」
  • “Emotional wound”:「感情的な傷」
  • “Psychic injury”:「精神的な傷」

「トラウマ」の類語は、ザっと上げるだけでもこれだけ存在します。

どれも「精神的・感情的なダメージを受けている状況」を指す意味で共通しているため、ぜひ一つでも多く記憶していってください。

Aさん
「類語」は単語の記憶を助けてくれるので、単語を紐づけながら覚えておきましょう!

「トラウマ」の使い方

「トラウマ」の使い方

次は「トラウマ(trauma)」を、実践的な使い方を確認していきましょう。

本記事では下記5種類の日本語を使った例文を紹介していきます。

  • 「トラウマを抱えている(carryを使う)」
  • 「トラウマを持っている(haveを使う)
  • 「トラウマで出来なくなった(no longerを使う)」
  • 「トラウマから~が出来ない(cannotを使う)」
  • 「トラウマから治療を受けている(receiveを使う)」

“trauma”は、使い方のパターンがほとんど同じとなるので、例文を沢山見ながらインプットしていきましょう。

「トラウマを抱えている」

「トラウマを抱えている」と英語で言いたい場合、“carry(抱きかかえる)”を使って表現します。

Aさん
例)He is carrying the trauma of war.

訳)彼は戦争でトラウマを抱えている。

今回の例のように「戦争のトラウマ」と言いたい場合は、前置詞の”of”を使って“trauma of war”と表現しましょう。

また、「トラウマを現在も抱えている」という事を伝えたいので、”carry”の現在進行形である”carrying”を使っています。

Bさん
“trauma of ~”はすごく便利な表現なので、色々な単語を当てはめて使ってみましょう!

「トラウマを持っている」

「トラウマを持っている」と言いたい場合は、“have(持つ)”を使って表現します。

Aさん
例)She has the trauma of sexual abuse.

訳)彼女は性的虐待のトラウマを持っている。

先に紹介した例と同様に、「~のトラウマ」と言いたい場合は、前置詞の”of”を使って、”trauma of ~”と言いましょう。

今回は「性的虐待(sexual abuse)」のトラウマとなる為、”trauma of sexual abuse”と表現しています。

「トラウマで出来なくなった」

「トラウマ」が原因で、何かの行動を制御された場合は“no longer”を使って表現すると良いでしょう。

Aさん
例)He can no longer drive due to the trauma of a car accident.

訳)交通事故のトラウマで運転ができなくなった。

“can(出来る)”を否定するために、”can no longer ~”とすることで、「もう~が出来なくなった」と表現できます。

今回は”drive”が出来なくなった原因として、「交通事故(car accident)」が挙げられるため、”due to ~(~が原因で)”を使うことで、「トラウマで運転ができなくなった」と説明できるのです。

「トラウマから~が出来ない」

「トラウマ」が原因で、何かの行動が出来なくなっている場合、“cannot”を使って説明します。

Aさん
例)He cannot wake up due to the trauma of the fire.

訳)火事のトラウマから、彼は起き上がることができない。

基本的な文章構造は、先に紹介した”no longer”を使った文章と似ていますが、ニュアンスが少しだけ異なります。

  • “no longer”:「過去にできたことが出来なくなった状態」
  • “cannot”:「能力的に出来ない状態」
Bさん
つまり、最近できなくなった場合は”no longer”を使い、しばらくできない場合は”cannot”を使うと、より鮮明な説明ができるのです。

「トラウマから治療を受けている」

「トラウマから治療を受けている」と言いたい場合、“receive(受ける)”を使って表現しましょう。

Aさん
例)He is receiving treatment for the trauma of his war experience.

訳)彼は戦争体験のトラウマから治療を受けている。

「現在も治療を受けている」と説明したい場合、”receive”の現在進行形である、”receiving”を使います。

“receiving treatment(治療を受ける)”は、トラウマの例に限らず様々な場面で使える表現なので覚えておきましょう。

Bさん
後はいつも通り”the trauma of ~”を使えば、「~のトラウマ」と表現できます。

まとめ

こちらの記事では「トラウマ」の英語表現である、”trauma”に関して学んできました。

英語の意味や語源、類語や使い方など様々な使い方を学んできましたが、下記ポイントだけはしっかりと抑えておきましょう。

  • “trauma”は「精神的な外傷」を指す英単語である
  • “the trauma of ~”で「~のトラウマ」と表現できる
  • “trauma”は”carry”や”have”の動詞表現と相性がいい

英会話でも色々な使い方ができる英単語なので、ぜひ類語と置き換えながら沢山使ってみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。