北欧の一番西側にある「ノルウェー」。
日本では、「フィヨルド」や「オーロラ」など、豊かな自然で知られていますよね。
でも、実際にはどんな国なのか想像が付きにくい方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「ノルウェー」の基礎データをまとめました。
公用語・首都・人口の他、英語が通じるのかについても、英語例文付きでご紹介します。
ノルウェーは、現在私が住んでいるスウェーデンの隣国です。
似ている部分もあると思うので、随所比べながらお伝えしていきたいと思います。
「ノルウェー」は英語で何ていう?
まずは、「ノルウェー」を英語で言ってみましょう。
「ノルウェー」は英語で“Norway”です。発音は、「ノーウェィ」と書いた方が近いです。
Have you been to any Scandinavian country before?
訳)北欧の国どこか行ったことはありますか?
Yes, I have been to Norway.
訳)はい、ノルウェーに行ったことがありますよ。
一方、「ノルウェー人」や「ノルウェー語」、「ノルウェー製の」という形容詞は“Norwegian”です。
How does the Norwegian flag look like?
訳)ノルウェーの旗はどんなものですか?
It is red with a blue cross outlined in white.
訳)赤に、白で縁取られた青い十字が入っています。
ノルウェーの首都はどこ?
次に、ノルウェーの首都についてみておきましょう。
ノルウェーの首都は“Oslo”(オスロ―)です。
南北に長いノルウェーの、南方に位置しています。
オスロ―は、緑豊かで落ち着いた雰囲気が漂う港街です。
また、市内には、ヴァイキング船博物館やノルウェー民俗博物館、そして美術館が多くあります。
Where is Oslo?
訳)オスロ―はどこですか?
訳)オスロ―はノルウェーの首都で、スウェーデンの国境近くにあります。
ノルウェーの人口はどれくらい?
それでは、ノルウェーにはどれくらいの人がいるのでしょうか。
ノルウェーの人口は2022年現在で約504万人です。
一方日本の人口は2022年現在で1億2千300万人。
何と、ノルウェーの人口は日本の人口の約25分の1しかありません。
ちなみに、北欧4ヶ国の人口は下記の通りです。
- スウェーデン 1,004万人
- デンマーク 585万人
- フィンランド 556万人
- ノルウェー 504万人
北欧全部まとめても、日本の方が圧倒的に人口が多いのです。
実際、私が現在住んでいるスウェーデンもとっても広々しています。
フィンランドの人口はスウェーデンの半分ほどとは、とても少ないですね。
What’s the population of Norway?
訳)ノルウェーの人口はどれくらいですか?
It is about 5 million people only. Japan’s population is 25 times bigger.
訳)約500万人だけなんですよ。日本の人口のほぼ25分の1です。
ノルウェーの公用語は何?英語は通じる?
さらに、ノルウェーの公用語についても確認しておきましょう。
ノルウェーの公用語は?
言語の系統で分類した集団概念というのがあります。
それによると、ノルウェー語は、インド・ヨーロッパ語族に属します。
英語やラテン語と同じ起源を持っていることになります。
その中でもさらに、ゲルマン語派に入り、ドイツ語やスウェーデン語と近い関係にあります。
また、ノルウェー語は厳密には「ブークモール」と「ニーノシュク」という2種類に分かれます。
「ブークモール」が一般的に使われており、デンマーク語の影響が強いのが特徴です。
一方「ニーノシュク」は、デンマーク語の影響を排除して新しく作られた言語で、日常的にはまだあまり使われていません。
Which language do people speak in Norway?
訳)ノルウェーでは何語が話されていますか?
Norwegian is the official language in Norway and they also speak English very well.
訳)ノルウェー語がノルウェーの公用語で、彼らは英語も上手に話します。
ノルウェー人の英語力?
また、ノルウェーではほとんどの人が英語を流暢に話します。
本や映画なども、英語でそのまま楽しんでいます。
子供の頃から生活の中に英語があり、大学の授業も英語で行われたりしているので、ネイティブ並みに英語を話す人も珍しくありません。
国ごとの英語力を数値化した“EF EPI (English Proficiency Index)”という指標があります。
2022年のこの指標によると、対象の全112ヶ国中ノルウェーは4位。
同じ北欧で、スウェーデンは7位、フィンラドは8位です。
一般的に英語が得意な北欧諸国の中でも、ノルウェーは上位なのです。
私自身スウェーデンでの暮らしの中で、スウェーデン国民の全体的な英語力の高さを実感しています。
そのスウェーデン人以上の高評価を得ているということは、日常生活にはまず問題ないレベルです。
I don’t speak Norwegian. Do you speak English?
訳)ノルウェー語が話せません。英語を話しますか?
Sure, English is fine!
訳)もちろん、英語でいいですよ!
ノルウェー語で言ってみよう!
最後に、簡単なノルウェー語をご紹介します。
ノルウェー語の文字は、英語のアルファベットの26文字プラス、「æ」、「ø」、「å」の3文字が使われています。
- Ja.(ヤー)=「はい」
- Nei.(ネイ)=「いいえ」
- Vær så snill. (ヴォー ソ スニル)=「どうぞ」
- Takk.(タック)=「ありがとう」
- Vær så god.(ヴァー ショ グー)=「どういたしまして」
- Unnskyld. (ウンシルド)=「すみません」
- Jeg heter 〇〇.(ヨー ヒエテル 〇〇)=「私の名前は〇〇です」
- Hvordan har du det?(ヴールダン ハー デュ デ)=「元気ですか?」
- Takk, jeg har det bra.(タック ヨー ホー デ ブロ)=「元気です」
ちなみに、ノルウェー語とスウェーデン語は、非常に似ています。
実際に、今回紹介したフレーズのほとんどが、スウェーデン語でほぼ同じ言い方をします。
そのため、特別な学習をしなくても、ノルウェー人とスウェーデン人はお互いの母国語で何を言っているのかだいたい理解できるそうですよ。
まとめ
「ノルウェー」について基礎知識をまとめました。
ノルウェー人は英語がとても得意です。
観光だけでなく、しばらく住む上でも、英語での生活であまり不便に感じないかもしれません。
それでも、ノルウェー語も少し学習しておくとより一層楽しめることと思います。
英語の構造に似ていてとっつきやすいので、旅行だけの方も是非チャレンジしてみてくださいね。