スイス・アルプス ユングフラウ‐アレッチュは、ヨーロッパ最大の氷河があり、息を呑むような景観が広がっています。また、深い歴史が息づく世界遺産です。
この記事では、英語を楽しく学べるよう、英語フレーズも盛り込みながら、世界遺産「スイス・アルプス ユングフラウ‐アレッチュ(Swiss Alps Jungfrau-Aletsch )」の紹介をします。
スイス・アルプス ユングフラウ-アレッチュとは?

ユングフラウ-アレッチュは、スイス西南部、ベルン州とヴァレー州にまたがる壮大な自然保護区で、ユングフラウ、メンヒ、アイガーといった名峰がそびえ、ヨーロッパ最大の氷河であるアレッチ氷河が中心です。総面積は824㎢です。
地形的にはU字谷、ホルン峰、サイクル、モレーン(氷堆石)など典型的な氷河地形の特徴とも言える景観が広がります。
ユングフラウの歴史
アルプス山脈は、約4,000万〜2,000万年前にアフリカプレートが北へ移動し、欧州プレートと衝突して形成されました。その後氷河期が到来し、氷河が谷を浸食してU字谷やモレーンなどの特徴的地形を生み出しています。
地球温暖化の影響
アレッチ氷河は地球温暖化により、毎年50 m以上後退しており、1892年以来、3 km以上も短くなり、表面の高さは200〜400 m低下しています。
専門家によれば、2100年までに最悪の場合、完全に消えてしまう可能性もあると危機感が高まっています。
生息する動物たち
この高山地帯には、氷河や岩だらけの土地にも関わらず、多様な高山植物と動物たちが暮らしています。ヤギ(アルペンアイベックス)、シャモア、レッドディア、マーモットなど、数多くの動物が観察されており、生態系の豊かさが際立っています。
世界遺産としての価値を見てみよう
ユングフラウ-アレッチュは、2001年にユネスコ世界自然遺産に登録され、2007年に拡張されました。
主に次のようなことを評価されて、世界遺産に登録されました。
- 「自然の景観美」アイガー、メンヒ、ユングフラウの山頂が並ぶ風景とアレッチ氷河は、ヨーロッパの芸術や文学、登山文化において重要な役割を果たした。
- 「地球の歴史」大地の隆起と氷河によって形成された地形は、アルプス山脈の歴史を伝えている。
- 「生態系」標高差が大きく、多様な動植物の生息地になっている。
UNESCO World Heritage Convention:Swiss Alps Jungfrau-Aletsch
覚えておきたい英語

この記事に出てくる覚えておきたい英語と例文を紹介します。
Glacier(氷河)
This glacier is retreating at over 50 meters per year.
(この氷河は毎年50m以上も後退している)
U-shaped valley(U字谷)
The landscape is carved into a classic U-shaped valley by glacial movement.
(氷河の動きによって典型的なU字谷が彫られている景観だ)
World Heritage Site(世界遺産)
Swiss Alps Jungfrau-Aletsch is a UNESCO World Heritage Site for its outstanding natural value.
(ユングフラウ-アレッチュはその優れた自然的価値ゆえにユネスコ世界遺産に登録されている)
旅先で使える英会話フレーズ
旅行先で、英語フレーズを使って感動を共有し合えるといいですね。今すぐ使えるフレーズを紹介します。
訳)わぁ、この氷河、こんなに広くて壮大!
訳)そうだね、あれがアレッチ氷河。アルプス最大で、気候変動のせいで急速に後退しているんだ。
訳)ユングフラウヨッホからの景色、息を呑むね。これはヨーロッパで最も高い鉄道駅なの?
訳)そうだよ、3454mだよ。ヨーロッパで一番高いことで知られているんだよ。
訳)この景色、ずっと覚えていたいな。ここから絵葉書送れるかな?
訳)もちろんだよ。ユングフラウヨッホの郵便局からは、ヨーロッパで最も高い場所から送られるんだって。
おすすめスポット紹介

ユングフラウ‐アレッチュ地域には、氷河が刻んだU字谷やアルプス最大の絶景が広がります。ヨーロッパの屋根と呼ばれるユングフラウヨッホをはじめ、旅を彩るおすすめスポットをご紹介します。
アイガー(Eiger)
3,970 mの高さを誇るベルナーアルプスの代表峰。北壁は高さ1,800 mに及び、アルプス三大北壁のひとつです。
アイガーを舞台とした文学作品や映画作品は多数あります。
- 『アイガー・サンクション』(トレヴェニアンの小説でクリント・イーストウッド監督・主演で映画化)
- 『アイガー北壁』(2008年のドイツ映画)
ユングフラウ(Jungfrau)
アイガーヴァント駅からアイスメーア駅を経て、ユングフラウヨッホへ至る山岳鉄道のルートは壮大。ユングフラウヨッホ駅には展望ルームや郵便局もあり、多くの観光客を魅了します
この駅には黄色い郵便ポストがあります。ちゃんと配達してくれますので、旅の思い出に手紙を送ってみてはいかがでしょう。
ラウターブルンネン(Lauterbrunnen)
「音の鳴り響く泉」を意味し、72もの滝が点在する美しい谷。ゲーテもこの風景に惹かれたほどで、『アルプスの少女ハイジ』の背景としても知られています。
クライネ・シャイデック(Kleine Scheidegg)
ユングフラウ鉄道の出発点で、ハイキングや休憩にも最適な場所。日本からのツアーでもよく立ち寄り、基地的役割を担うスポットです。レストランやホテルもあります。
プラトー(Plateau)
氷河のすぐそばにある雪の高原テラス。天気が良ければ、アレッチ氷河とユングフラウヨッホを見渡す感動体験が待っています。
おわりに:英語で世界遺産を旅しよう!
英語の表現を交えながら世界遺産を巡ると、旅の体験はより深く、鮮やかになります。スイス・アルプス ユングフラウ‐アレッチュの絶景も、英語で表現すれば新しい感動に出会えるはずです。
