アメリカの11月tといえば、「実りの秋」です。11月の終わりには感謝祭があり、家族でターキーやご馳走を食べたり、ブラックフライデーのセールを楽しむのが風物詩となっています。ただ、具体的にはどのようなフードを食べ、どのように過ごしているのでしょうか。ここでは、そんなアメリカの11月の感謝祭の過ごし方を紹介していきます。

アメリカの「感謝祭」って?何をする?

アメリカの「感謝祭」って?何をする?
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アメリカの11月の感謝祭(Thanksgiving)は、家族や友人と集まり、感謝の気持ちを分かち合う大きな祝日です。たいてい11月の第4木曜日に祝われます。

この時期は、多くの人が遠くからでも帰省・訪問するため、飛行機や道路がとても混雑します。また、感謝祭は「家族のための休日」と強く意識されています。学校はもちろん、職場も基本的には休みになります。家族によっては、旅行をして過ごす方もいます。

以下、感謝祭では何をするかをリストアップしていきます。

ターキー(七面鳥)など伝統料理を食べる

感謝祭の代表的な食べ物は、ターキー(七面鳥)です。ターキーをオーブンでローストしていただきます。副菜としては、スタッフィングも代表的です。パンや野菜などを混ぜて焼いたターキーの中に詰めるフードです。最近は付け合わせとして別皿におくこともあります。

同様にテーブルに出されるメニューとしては、マッシュドポテト、コーン、グリーンビーンズ、ヤム、パンプキンパイ、クランベリーソースなどです。

食事の際はお皿に切り分けたローストターキーを盛り、クランベリーソースやグレービーを添えて食べます。一般的には胸肉とモモ肉が人気です。ターキーが苦手な方はチキンやハムを代わりに食べることが多いです。

テレビでフットボール観戦(アメリカンフットボール)

また、感謝祭当日はNFL(アメリカンフットボールのプロ試合)が数試合行われます。食事のあと、家族で観戦しながらのんびり過ごすのが定番です。

パレードを見る(特にニューヨークのメイシーズ・パレード)

Macy’s Thanksgiving Day Parade(メイシーズ感謝祭パレード)は有名な感謝祭のパレードの一つです。巨大なキャラクター風船、マーチングバンド、ダンスなどがテレビ中継されます。子供にも人気で、感謝祭の「朝の恒例行事」として定番化しています。

感謝の気持ちを伝える

食事の前に「何に感謝しているか」を一人ずつ言う家族も多いです。

英語でよく言われるのは:

  • “I’m thankful for my family and friends.”
    (家族や友達に感謝します。)
  • “I’m grateful for my health and my job.”
    (健康と仕事に感謝します。)
  • “I’m just thankful we’re all together.”
    (一緒にいられることに感謝。)

などです。

“I’m thankful for 〜”は、「〜に感謝しています」「〜があってありがたいです」という意味です。「thankful」は「感謝している」「ありがたく思っている」という感情を表す形容詞です。「for」の後に感謝の対象(人・もの・状況など)を入れます。

「感謝祭」の由来は?

「感謝祭」の由来は?

アメリカの感謝祭(Thanksgiving)の由来は、1621年、アメリカに移住したピルグリムたちが初めての収穫を神に感謝し、先住民ワンパノアグ族と共に祝ったことに始まります。この出来事が感謝祭の起源とされ、のちにアメリカの国民的祝日となりました。

参考:Smithonian magazine

このように、感謝祭はアメリカの歴史と文化に深く根ざした重要な祝日であり、今では家族で集まり感謝の気持ちを表す日として広く認識されています。

年一回の最大セールも!

年一回の最大セールも!

感謝祭の前後は一年でも最大のセールが行われることが多いです。日本では、お正月が大きなセールの時期ですが、アメリカではこの感謝祭の時期にセールが乱立します。近年は、「ブラックフライデー」や「サイバーマンデー」が大きなセールの日として認知されています。また、このセールを利用してクリスマスプレゼントを用意する方も多いです。

ブラックフライデー(Black Friday)

「ブラックフライデー」は11月の第4金曜日、感謝祭の翌日に行われるセールです。アメリカの大規模なショッピングセールの日として認知されており、小売店やオンラインショップが大幅な割引セールを実施し、多くの人が買い物に殺到します。
この日は、店の前に長蛇の列ができたり、深夜や早朝からオープンしたりします。
人気商品はすぐに売り切れるので、「戦争のような買い物」とも言われます。

「ブラックフライデー」という名前は、実際にはフィラデルフィア警察が1960年代に交通混雑を指して「ブラックフライデー」と呼んだことが起源とされています。その後、店が赤字(赤インク)から黒字(黒インク)になる日という説も生まれました。

参考:Snopes

“Black Friday”を使った例文

ここでは「ブラックフライデー」のワードを使った英会話例文を紹介します。セールの話題になったらぜひ参考にしてみて下さい。

Aさん
I can’t wait for Black Friday to get some great deals online.
ブラックフライデーのオンラインセールでお得に買い物するのが楽しみだわ。

Bさん
It looks like Black Friday sales start earlier every year! We have to check when Amazon starts Black Friday.
訳)毎年ブラックフライデーが早まっているように見えるんだけど。アマゾンがいつブラックフライデーを始めるのかチェックしなきゃ。

※”great deal”は「お得な取引」と直訳できます。セールの場面では「お得に買えること」を意味します。

Aさん
I got a great deal on this laptop.
訳)ラップトップをお得に買えた。

サイバーマンデー(Cyber Monday)

サイバーマンデー(Cyber Monday)は、アメリカ発祥のオンラインショッピングのセール日です。主に感謝祭(11月の第4木曜日)の直後の月曜日に行われます。”Cyber”は「サイバー(インターネット・コンピュータ)」、”Monday”は「月曜日」を意味します。つまり「インターネットで買い物をする月曜日」という意味合いです。

「サイバーマンデー」は、米国の National Retail Federation(NRF)のオンライン部門 Shop.org が、2005年のプレスリリースで使い始めたものです。

参考:Wikipedia

ブラックフライデーは実店舗中心ですが、サイバーマンデーはネット通販が中心です。テクノロジー系の商品や家電、ファッションなどが割引されることが多いです。日本でも最近「サイバーマンデー」が定着してきました。

最近は、混雑が苦手な人はブラックフライデーには家でリラックスし、その後の月曜日にネットでセールを楽しむ方も増えました。

11月は感謝祭とセールでワクワクの一か月

11月のアメリカは、家族との集まりやセール、学校や職場の連休などとても忙しい1ヵ月です。アメリカにいる方は、感謝祭のわくわくする街の雰囲気や、セールの盛り上がり、お休みのゆっくりしたひと時など様々な空気を味えるはずです。

 

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Ayana1225 英語翻訳者・コンテンツライター / Translator & Content Writer
フリーランスライター・翻訳家 翻訳とライティングを中心に活動するフリーランスのプロフェッショナル。英語と日本語を駆使し、企業サイトや観光記事、PR文の翻訳を多数手掛ける。ビジネス文書や英語プレゼン資料の作成にも対応可能である。特に企業Webコンテンツや商品のプロモーション資料作成において、的確な情報を伝えることを重視している。ライティングでは、グルメ、旅行、ファッション、イベント関連などの分野で多くの記事を執筆し、商品のコンセプト作成やPR文の構成にも経験がある。百貨店で販売統括を務め、店舗のWebページやイベント告知のコンテンツ制作も行っていた。この経験を生かし、外国人対応やオンラインショップ運営にも対応可能である。 幼少期から英語に興味があり、アメリカの大学へ1年交換留学し英語力を磨く。早稲田大学院政治学修士号取得後、都内百貨店にて英語でのサービス向上に努めた。結婚後、夫のアメリカ駐在をきっかけに渡米し英語学習の傍ら日本語をアメリカ人に教えている。TOEIC915点。英検準一級。 英語翻訳とライティングを専門とするフリーランス。企業サイトや観光記事、PR文の翻訳・執筆を多数手がけるほか、ビジネス文書や英語プレゼン資料の作成にも対応。百貨店での販売統括経験を持ち、Webコンテンツ制作や外国人対応にも従事。アメリカ留学および在住経験を通じて実践的な英語力を培い、TOEIC915点・英検準1級を保持。