皆さんは「7月5日」を英語でどう表現するかご存じでしょうか。
通常であれば何でもないただの日付ですが、2025年に限っては日本中で最も注目された日付となり、SNSやメディアを騒がせました。
こちらの記事では「7月5日」の英語表現や、なぜこの日が特別な意味を持ったのか、そして新語・流行語大賞ノミネート語30に選ばれた背景まで、最新の情報を交えてわかりやすく整理していきます。
7月5日を英語でどう言う?

まずは「7月5日」の英語表現から学んでいきましょう。
“July 5th”と表現するのが一般的
「7月5日」は英語で“July 5th”(ジュライ・フィフス)と表現するのが一般的です。
書き方にはいくつかパターンがありますが、会話では「月」の後に「序数(~番目)」を置く形が基本的な表現方法となります。
- July:7月
- 5th(Fifth):5日、5番目の
アメリカ式では”July 5th”、イギリス式では”The 5th of July”と順序が逆になることもありますが、どちらでも通じます。
英文でさくっと説明してみよう
2025年の文脈に合わせて、この日を話題にするフレーズを見てみましょう。
訳)みんな2025年の7月5日について話していました。
そもそも2025年7月5日とは?

英語表現はシンプルですが、そもそもなぜ2025年にこの「日付」自体がトレンドワードとなり、流行語大賞の候補にまでなったのか、その背景を確認しておきましょう。
漫画『私が見た未来』の予言
この騒動の発端は、たつき諒氏による漫画『私が見た未来 完全版』です。
作中で「2025年7月5日に大災難が起こる」という予知夢の内容が描かれており、これが都市伝説としてネットを中心に爆発的に拡散されました。
以下公式ページの引用となりますが、まさにこの漫画のメイントピックであると言えます。
「本当の大災難は
2025年7月にやってくる」1999年に刊行され、
東日本大震災を予言していた
漫画として話題沸騰。絶版のため中古市場では
10万円以上の値がつく本作に
たつき諒氏の新たな予知夢を加え
解説した完全版。飛鳥新社より引用
防災意識の啓蒙として話題に
結果として、X(旧Twitter)では当日「#7月5日」がトレンド入りし続けました。
単に不安を煽るだけでなく、これをきっかけに備蓄を見直したり、ハザードマップを確認したりする人が急増したため、社会的な「防災イベントの日」のような扱いとなり、流行語としてノミネートされるに至ったのです。
7月5日を外国人に説明する
訪日外国人や海外の友人にこの話題を説明する場合、単に日付を言うだけでは「?」となってしまいます。この日が持っていた「予言」という文脈を補足してあげましょう。
①有名な予言があったと伝える
まずは、この日にまつわる噂があったことを伝えます。
訳)2025年の7月5日に災害が起こるかもしれないという有名な予言がありました。
“Prophecy”(予言)という単語を使うと、ニュアンスが正確に伝わります。
②漫画がキッカケだと補足する
なぜそんな噂が広まったのか、ソースを伝えます。
訳)それは『私が見た未来』という漫画で、その日付が予言されていたことに由来します。
海外でも「ノストラダムス」のような予言文化はあるので、「日本の漫画による都市伝説(Urban legend)」だと伝えれば、興味深く聞いてくれるでしょう。
7月5日が流行語大賞に?

さて、そんな国民的な関心事となった「7月5日」ですが、2025年の流行語大賞の候補にも入りました。
なぜこのタイミングで話題になっているのか、詳しく見ていきましょう。
『2025 新語・流行語大賞』のノミネート語30に選定
年末に近づくにつれ多くの方が気になるであろう「流行語大賞」というイベントが今年も実施予定です。詳細は以下の通りとなります。
自由国民社がその年1年間に発生した「ことば」のなかから選考し、その「ことば」に関わった人物、団体を顕彰するとされている賞。2004年(平成16年)からは「『現代用語の基礎知識』選 ユーキャン新語・流行語大賞」に、2025年からは「『現代用語の基礎知識』選 T&D保険グループ新語・流行語大賞」に改称している。
ウィキペディアより引用
2025年度からは引用の通り名称が変わり「『現代用語の基礎知識』選 T&D保険グループ新語・流行語大賞」という名前になりました。より詳しく知りたい方は、以下公式HPをご覧ください。
「7月5日」も候補入り
今回記事に取り上げている「7月5日」についても、流行語大賞の候補30選に選ばれました。
30個あるうちの候補の中では「No.10」の位置づけとなっております。
特定の日付がノミネートされるのは異例ですが、それほどまでに多くの日本人がこの日を意識し、防災について考えたという社会現象の証とも言えます。
「リカバリーウェア」や「物価高」なども候補に
「7月5日」のほかにも、今年は色々な言葉がノミネートされています。健康志向の高まりで大ヒットした「リカバリーウェア」や、我々の生活を直撃し続けた「物価高」。また、社会問題となった「カスハラ(カスタマーハラスメント)」など、世相を反映した言葉が並んでいます。
現在候補に挙がっている30個はまさにサラダボウルのような状態であり、何が大賞を取るのか最後まで目が離せません。
まとめ
こちらの記事では「7月5日」の英語表現や、予言漫画によるブームの背景、そして流行語大賞ノミネートの話題までご紹介しました。最後に一緒に復習していきましょう。
- 7月5日は英語で”July 5th”
- 2025年は漫画『私が見た未来』の予言で話題になった
- 防災意識を高めるきっかけの日として定着
- 英語では『The Future I Saw』と表現する
- 2025年の新語・流行語大賞ノミネート語30にも選ばれた
これから「流行語大賞」やトップ10の発表も行われることになりますので、ぜひ「7月5日」がどこまでランクインするのか、一緒に情報を追いかけていきましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
