皆さんは英語で「背景」を表現できますか?
日本語ではパッと思い浮かぶ言葉でも、英語にするとなると少し難しく感じてしまいますよね。
でも、安心してください。
こちらの記事では「背景」の英語表現はもちろん、関連表現や例文も紹介していきます。
「背景」の英語に関して知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
「背景」は英語で何て言う?
「背景」は一般的に、2つの英単語で表されます。
- 「背景」:”background”
- 「背景」:”backdrop”
1つ目は「バックグラウンド」、2つ目は「バックドロップ」とカタカナ読みできる表現です。
どちらか一方は、日本語でも使っているところを聴いたことがあるかもしれません。
ということで、これからこの2つの単語を詳しく解説していきます。
「背景」は英語で”background”と表現する
「背景」を英語で表現すると、”background”と表すことができます。
“background”には「背景」のほかに、「生い立ち」や「経歴」という意味もある単語です。
“background”は、”back+ground”で構成されていることから、分解して考えると覚えやすいでしょう。
“back”には、「背面・後ろ」、”ground”には、「地面・地地表・土」という意味があるので、これらの要素を組み合わせることで「背景」という表現になります。
“background”の動詞変形
- “backgrounding” – (現在分詞)
- “backgrounded” – (過去形)
- “backgrounded” – (過去分詞)
- “backgrounds” – (三人称単数現在)
“background”の動詞表現には、「~に背景知識を与える」という意味があります。
動詞の変形は上記の4種類存在し、基本的な動詞の変形方法と特別変化はありません。
「背景」は”backdrop”とも言える
“backdrop”にも、「背景」という意味があります。
品詞は「名詞」であり、”background”のように「動詞」は存在しません。
基本的には名詞表現となるので、変形は複数形の”backdrops”のみとなります。
“background”と”backdrop”の違い
- background:広い意味での「背景」
- backdrop:劇場等の「背景幕」
“background”と”backdrop”は、日本語にすると同じ「背景」ですが、意味は少し異なります。
簡単に言うと、”background”は、広い意味での「背景」であるので、「背景色」や「経歴」など様々な場面で使えます。
一方”backdrop”は、劇場の「背景幕」のような限定的な使われ方しかしません。
つまり、一般的な「背景」を指したいのであれば、”background”を使うのが無難でしょう。
「背景画像」は英語で”background image”という
ちなみに「背景画像」を英語にすると、”background image”となります。
この英語表現は、インターネットを利用していれば一度は見たことがあるかもしれませんが、しっかりと意味の通る正しい表現です。
“image”は、日本語にすると「画像」という意味があり、基本は「名詞」で使われます。
「背景」の関連表現
ここからは「背景」の関連表現を紹介していきます。
本記事で取り上げる英語表現は下記の通りです。
- 「研究」:”research”
- 「表面」:”surface”
- 「患者の背景」:”Patient Background”
どれも何かと「背景」に関連ついている英語表現なので、ぜひ一緒に見ていきましょう。
「研究」- “research”
「研究」を英語で表現すると、”research”となります。
実は、研究には他にも”study”や”investigation”という表現方法があり、それぞれ少しだけ意味が異なっているのです。
“study”と”research”は意味合いの近い「研究」を指す単語であり、”investigation”はいわゆる「調査」に近い「研究」として意味を成します。
「表面」- “surface”
「表面」を英語にする場合、”surface”という単語が適切です。
“surface”は、”background”の反対の意味を持つ単語なので、セットで覚えておくと良いでしょう。
ちなみに、「表面」は名詞の意味ですが、この単語は他にも「動詞」と「副詞」で意味を持ちます。
動詞の場合は、「塗装する、浮上する」という意味があり、副詞の場合は「陸上郵便で」という意味があるので覚えておきましょう。
「患者の背景」- “characteristics of the patient”
「患者の背景」を英語にすると、”characteristics of the patient”となります。
この言葉の意味を英語で調べると、色々な英訳が出てきますが、今回のこの”characteristics of the patient”という言い方が一番よく論文で使われているようです。
“characteristic”には、「性格、特性」という意味があるので、”background”と意味が異なる点にも注目しておきましょう。
「背景」を使った例文紹介
最後に「背景」を使った例文を紹介していきます。
ここで紹介する例文は、今まで学んできた表現の応用となるので、脳に定着させるためにもしっかりと見ていきましょう。
では早速、初めて行きましょう。
背景画像を赤から黄色に変えてください。
- Change the background image from red to yellow.
関連表現で紹介した「背景画像(background image)」を使った例文です。
動詞”change”から文章が始まっているので、命令文であるという事にまず注目しましょう。
この場合主語が必要ないので、後は「赤から黄色に(from red to yellow」を付け加えることで文章が完成します。
いち早く患者の背景を知る必要がある。
- We need to know the characteristics of the patient as soon as possible.
「患者の背景(characteristics of the patient)」を使った例文です。
「いち早く」は、受験英語やTOEICでもよく出てくる”as soon as possible”を使っています。
「知る必要がある」という部分は、”have to”か”need”が当てられそうな文章ですが、今回は必要度を強く伝えられる”need”を使って表現しています。
まとめ
こちらの記事では「背景」に関する英語表現や、その関連表現・例文を紹介してきました。
最後にこの記事で学んだ英語表現をおさらいしていきましょう。
- 「背景」:”background”
- 「背景」:”backdrop”
- 「研究」:”research”
- 「表面」:”surface”
- 「患者の背景」:”characteristics of the patient”
どれも非常に便利な表現なので、ぜひ何度も読み返しながら復習もしていきましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。