旅行、留学、出張などでいったん海外に出ると、帰国時に日本に入国することになります。外国人が日本に来る際も同様に入国するということです。その時には、入国審査などの手続きが発生します。ところで、皆さんは”Visit Japan Web”というサービスをご存知ですか?
この記事では、空港での入国審査や税関の手続きを簡単にする”Visit Japan Web”について解説しましょう。事前にオンラインで登録という点がキーとなります。
入国審査・税関申告の目的

さっそくですが、まずは”Visit Japan Web”に関わる手続きである、入国審査と税関申告がどういったものなのかを確認します。
入国審査・税関申告とは
日本人が海外から帰国するとき、または海外から外国人が日本に入国するときに空港や港で行なわれる手続きが「入国審査」です。この審査は、日本に入国する資格があるかを確認する目的があります。
そして、日本に持ち込む現金と物品が認められた範囲内か、課税対象になるのかを確認する手続きが「税関申告」になります。
それぞれの情報は、以下のウェブサイトから得ることができます。
入国審査:
出入国在留管理庁「出入(帰)国手続きについて」
税関申告:
税関「入国時の税関手続」
Visit Japan Webの使い方
”Visit Japan Web”はオンラインの「入国手続きサービス」です。はじめに、このサービスをどう使うのか解説しましょう。
オンラインで入国審査・税関申告
”Visit Japan Web”は、入国手続きである入国審査と税関申告に利用できるウェブサービスです。このサービスはデジタル庁が提供しています。
入国手続きに必要な情報を事前に登録し、スムーズな入国の手続きを可能にするため、2021年12月にサービス開始となりました。例えば、東京の羽田空港では確実に入国カードの記入・提出が求められますが、Visit Japan Web上で作業を行なっていれば、紙の申告書を書く必要がなくなり、到着後の手続きがスムーズになると言われています。
Visit Japan Webの使い方
実際に、Visit Japan Webをどう利用するのかについて解説します。
ここで、知っておきたいのは「必要な情報登録はパソコンでもできる」が、「入国手続き時の二次元コード提示には、スマホやタブレットで行なう」必要がある点です。
利用するには、指定のウェブサイトブから登録を始めます。現在、サイト利用の言語には日本語、英語、韓国語、中国語が対応しています。入力を進めていくと、ご自身のパスポート情報、入国スケジュールなどを登録することになります。加えて、税関への申告内容や、検疫情報の申請も行ないます。
すべての手続きが完了すると、QRコードが発行されます。このQRコードを空港の入国審査および税関申告にて提示するだけで手続きがオーケーになります。
なお、外国人旅行者にとっては、免税ショッピングの際の手続きにもこのQRコードを利用することができます。
Visit Japan Webの登録方法
次に、実際の登録方法をみていきましょう。やってみれば、意外と簡単に作業することができます。
Visit Japan Web登録に必要なもの
このサービスを利用するにあたって、必要なものは以下の3点になります。
【航空券・パスポート・メールアドレス】
Visit Japan Web登録はこのページから
デジタル庁「Visit Japan Web」のサイトから、以下のログインページに進みます。
最初のページには、メルアドとパスワードを入力するログインの他、下部に「アカウント新規作成」があります。初めて利用する方はこの新規作成に進みましょう。そのまま、利用規約とプライバシーポリシーに同意し、次に進みます。メルアドと自分で設定したいパスワードを入力していきます。パスワード設定には決まりが書かれていますのでご注意ください。
「入国情報」の登録には、パスポート番号、氏名、生年月日や国籍や、渡航情報などが必要です。
Visit Japan Web登録完了でQRコード発行
登録が完了となると、あなたのためのQRコード発行が発行されます。これは入国時に提示するものとなるため、スマホかタブレットに保存してください。
入国審査時にはパスポート+QRコードを提示
税関申告にはQRコード提示
皆さんは、これまで通り紙の申告書を空港で記入しますか?それとも、Visit Japan Webを利用しますか?
「入国手続き」の英語

ここからは、入国に関する英語表現についてみていきます。海外に行く方は、空港で必ず使用される英語を押さえてください。まずは「入国手続き」です。
「入国手続き」と「入国審査」の英語表現
入国手続きは”Immigration procedures” “Entry procedures”、そして入国審査は”Immigration control” “Immigration check”というフレーズが使用されます。
例えば、イギリスのメインの空港であるヒースロー空港(Heathrow Airport)では、飛行機が到着し入国審査の場所へ移動していくと、大きく”Immigration control”と書かれています。これが、入国審査です。
入国手続きと入国審査の例文
訳)入国審査の案内に従ってください。
訳)入国審査の後、税関へ進んでください。
ところで、日本国籍の渡航者(10歳以上+成体認証パスポートを所持)は、ヒースロー空港を含むイギリスの主要な入国地で自動化ゲートを利用できます(2019年5月以降)。羽田空港のように、入国審査のために何かを提示する必要もなく、パスポートをスキャン、顔写真を撮影されるとその自動ゲートが開いて入国完了です。
「日本の税関」の英語
続けて、日本に入国する際の税関の英語表現について紹介しましょう。
Japan Customsで「日本の税関」
税関の英語は”Customs”であり、上の例文でも登場していました。Japan Customsにすることで「日本の税関」の意味になります。
訳)日本の税関の指示に従ってください。
訳)日本の税関で求められる物品はすべて申告してください。
この例文ででてきた「申告する」の英語declareもぜひ覚えましょう。
Visit Japan Webって何?メリットは?
最後に、Visit Japan Webに戻り、改めてどのようなサービスなのか、また利用するメリットを紹介します。
Visit Japan Webは日本に入国する際のサービス
Visit Japan Webは、あくまでも日本に入国する際に使えるサービス。サービスは無料で、入国に必要な情報を事前にオンラインで登録するためのシステムです。登録することで、入国審査・税関申告時に使用できるQRコードが発行されます。
Visit Japan Webのメリット
Visit Japan Webは、デジタル庁にとってもデジタル化の一環として政策の一部となっています。
機内や空港で、紙の申告書に記入をするのは少し手間がかかります。パスポートを取り出したり、自分の乗ったフライトナンバーを書く必要があるためです。その点、Visit Japan Webを登録しておけば、現地での手間が省けるのは事実でしょう。
入国の際にQRコードを生成する必要がありますが、一度Visit Japan Web登録を済ませば、個人情報やパスポート情報などは保存されるため、再入力の手間は少なくなります。
まとめ
本記事では、日本に入国する際のサービス”Visit Japan Web”を解説しました。まだ登録をされていない方には、今回の情報がお役に立っていれば幸いです。

