周りにいたら気をつけたい要注意人物、それがpretenderです。
では、pretenderとはいったいどんな人なのでしょう?
この記事では、英語pretenderの意味や使い方を紹介します。関連する単語pretendもあわせてみていきましょう。
プリテンダーとは?
プリテンダーとはある人物を指します。そして通常、ネガティブな意味で使用されます。さっそく、どんな人なのか紹介しましょう。
プリテンダーpretender
プリテンダーは英語でpretenderです。
発音はプリテンダァのようなカタカナ語になり、pretenderは人を表す名詞です。pretenderの意味は、本物ではないのに「なりすます人」であったり、「偽装者」や「ふりをする人」です。ちなみに偽装者とは、職業や身分をごまかしている人ですね。ある事実を隠すためにウソをつくんですね。
嘘をついたり、本心と違うことを言う人も含み、なんだかお近づきになりたくない裏のある人間がプリテンダーなので、通常ネガティブな意味で使用されるというわけです。
pretenderの語源と使い方
ここで、pretenderの語源紹介、そして実際の使い方をみていきます。
まず語源ですが、もともと「主張する」という意味を持つラテン語のpretendereから派生しました。自分が王位やその地位に「ふさわしいんだ!」と主張する人もpretenderです。権利を欲する人に限って持ってはいけない人っていますね。こういうニュアンスから派生し、偽って主張したり、何かを言い張る人もpretenderで表現します。
さて、ここで名詞pretenderの使い方を紹介しましょう。
可算名詞であり、複数人の場合はpretendersと-sを付け加えます。
訳)同社の詐欺行為が発覚し、偽会社であることが判明した。
fraudulent=詐欺行為を行なう・人をだます・不正な
偽者が企業になると偽会社になりますが、会社という単位にもpretenderを使用します。
訳)反乱軍は、王位継承者によって率いられている。
「Pretender」偽物
本物の反対は偽物ですが、ものだけでなく人に使うこともあります。ここでは、pretenderを偽物の意味で使えるような例文を紹介します。
pretenderで「偽物」
訳)彼女は芸術の専門家だと自称する偽者だが、学問的に勉強したこともなければ自分の展覧会を開いたこともないんだ。
この女性は、エキスパートだとなりすまし、職業や身分をごまかしているんですね。肩書きにこだわり、それを欲しがる人をtitle pretenderやpretender to the titleで表現します。titleはそのままタイトルでもありますが、仕事上の職名や肩書きを表します。
訳)路上で偽造品を販売しようとした偽ものが逮捕されました。
海外旅行へ行き、観光地で路上に品物を広げている商人がよくいます。これらは違法な場合が多くあり、品物は布の上に広げ、ポリスが来たらさっとまとめて逃げます。これは、店を出す許可をとっていない、本物でないフェイク品を売っていることを承知の上である偽物ということです。
スラングのpretend
さて、ここではpretenderの関連用語であるpretendについて紹介します。日常会話ではむしろ、pretenderよりpretendのほうが使われます。
pretenderとpretendの違い
まず、pretenderとpretendの違いをはっきりさせておきましょう。前者は名詞、後者はメインで使われるのが動詞という違いがあります。
pretend(プリテンド)には「~のふりをする」「~だと偽る」「~と見せかける」や「取り繕う」といった意味があります。
pretendのカジュアルな使い方
それでは、ネイティブに英会話でよく使われるpretendの例文を紹介しましょう。pretendの活用は、pretend-pretended-pretendedです。
訳)寝てるフリしないでよ、寝てないの知ってるわよ~!
子どもとの時間で、寝てるふりをする子をくすぐるときなどにこんな会話をするのは日本人も外国人も一緒ですね。
訳)息子が恐竜の真似をしてとても可愛かったわ。
この例文のように、可愛いフリもpretendで表現しましょう。
訳)彼、なんでも知っているふりをするのやめるべきだよ。
訳)多くの男性が彼女をナンパしようとしたので、彼女、イタリア語が話せないって見せかけたよ。
訳)大丈夫じゃないのに平気なふりするのやめたいな。
こんな風に、pretendを使えるようになると会話の幅が出ます。
pretenderの類語2選
最後に、pretenderの類語を紹介します。fraud/pseud/sham/humbugなど、詐欺師やペテン師という単語が様々ありますが、本記事ではfakeとimposterを取り上げます。
fake
日本語でもフェイクというようにfakeには偽物・イカサマ・ごまかしなどの意味があります。
訳)それは本物ではなく、偽物のルビーに違いない!
imposter
imposter(イムポスタァ)はあまり馴染みのない単語かもしれません。名詞として、他人になりすます「詐欺師・偽者・替え玉」の意味を持ちます。
訳)何かがおかしい、そして私たちは彼が医者になりすまそうとしている偽者であることが分かったんです。
ちなみに、日本で問題の「オレオレ詐欺」は英語でどのように表現するのかというと、phone fraud/scam callなどになります。
まとめ
pretenderの意味は、職業や身分をごまかし本物ではないのに「なりすます人」であったり、「偽装者」や「ふりをする人」です。ある事実を隠すためにウソをつくため、pretenderは基本ネガティブな意味で使われます。
皆さんの周りにpretenderはいませんか?!
また、この機会にpretenderの関連用語pretendも使えるようにしていきましょう。
【関連記事】