夜中にチョコを食べてしまったとき、見ちゃいけないドラマをつい観続けてしまったときはありませんか?
心のどこかで「いけない」と思いつつも、なぜか心地よい感覚を覚えることが「背徳感」です。

しかし、「背徳感」という言葉には日本語特有の情緒があり、英語にそのまま当てはまる単語は存在しません。

とはいえ、英語でも「罪悪感(guilt)」や「禁断の(forbidden)」といった表現を組み合わせることで、同じような気持ちを伝えられます。

この記事では、英語で「背徳感」を伝えるための5つのキーワードと言い回しを紹介します。

“罪悪感”は英語で何て言う?

“罪悪感”は英語で何て言う?

「背徳感」を英語で表現するうえで、まず押さえておきたいのが guilt(罪悪感) という単語です。

「悪いことをした」という意識を持つときに使われ、動詞や形容詞としても派生します。

「英ナビ」

品詞 英語 意味
名詞 guilt 罪悪感
形容詞 guilty 罪の意識がある
動詞 feel guilty 罪悪感を感じる

【例文】

Aさん
I felt a little guilty after eating the whole cake.
ケーキを全部食べてしまって、ちょっと罪悪感を感じた。
Aさん
She looked guilty when I asked her about it.
そのことを聞いたら、彼女は罪悪感があるような顔をした。

【文法のポイント】

“feel guilty about ~” の形がもっともよく使われます。

Bさん
I feel guilty about skipping my workout.
運動をサボったことに罪悪感がある。

また、英語では “guilty but happy” のように、
相反する感情を並べて使うことで、「背徳感」に近いニュアンスを出せます。

Aさん
I feel guilty but satisfied.
罪悪感があるけど、満たされた気持ち。

“背徳感”を英語で言い換えると?

「背徳感」に単独で対応する英語はないので、文脈に合わせて複数の言葉を組み合わせます。

とくに日常会話でよく使われるのが guilty pleasure
直訳すると「罪な楽しみ」で、“悪いと分かっているけどやめられない”というニュアンスを含みます。

日本語の
ニュアンス
英語表現
背徳的な楽しみ guilty pleasure
良心の痛み feeling of guilt / moral conflict
禁断の雰囲気 forbidden feeling / a taboo thrill

“guilty pleasure” は罪深いというよりも、ユーモラスで軽いトーンです。
食べ物・恋愛・趣味など、誰もが持っている「ちょっとした弱さ」を表すときに使われます。

Aさん
Watching romantic dramas is my guilty pleasure.
恋愛ドラマを見るのが私の“背徳の楽しみ”なんです。

“いけない気持ち”は英語で?

「いけない気持ち」を英語で表すときには、場面によってニュアンスが変わるので、状況に合わせて使い分けましょう。

英語表現 意味 ニュアンス
naughty いたずらっぽく悪い 軽くセクシー、茶目っ気あり
forbidden 禁じられた ルール・恋愛など「タブー」を感じる
tempting 誘惑的な 「つい手が出る」ニュアンス
wrong but exciting 悪いけどワクワクする 感情的でリアル

【例文】

Aさん
It feels so wrong but so good.
いけないけど、気持ちいい。
Bさん
There’s something naughty about breaking the rules.
ルールを破るのって、なんか悪いけどワクワクするよね。

英語の “naughty” は子どもに「いたずらっ子ね」と言うような軽いトーンから、大人同士の冗談めいた「ちょっと刺激的」な意味まで幅があります。

「英ナビ」

Aさん
You’re being naughty!
ちょっと悪い子ね!/いたずらっぽいね。

日本語の「背徳感」は深刻にも軽妙にも使えますが、英語では “naughty” や “tempting” のように、軽やかに伝える方が自然です。

「英ナビ」

“後ろめたい”は英語で?

“後ろめたい”は英語で?

「後ろめたい」気持ちは、英語で feel guilty, feel bad, ashamed などで表現します。
それぞれ微妙にニュアンスが異なります。

英語 意味 感情の強さ
feel bad about~ 軽い後悔・申し訳なさ ★☆☆
feel guilty about~ 罪悪感・背徳の意識 ★★☆
ashamed of~ 恥ずかしい・深い後悔 ★★★

【例文】

Aさん
I feel bad about lying to him.
彼に嘘をついたことを後ろめたく思う。
Aさん
He felt guilty about skipping work.
仕事をサボったことに罪悪感を感じていた。
Bさん
She was ashamed of what she did.
彼女は自分のしたことを恥ずかしく思っていた。

文法のポイント】
“feel guilty about doing ~” のように、
動名詞(~ing)を続けて「~したことに罪悪感を覚える」と表現します。

Bさん
I feel guilty about eating too much ice cream.
アイスを食べすぎて罪悪感がある。

“禁断の”は英語で?

「禁断の」は英語で forbidden がもっとも一般的です。

「英ナビ」

ほかにも、taboo, off-limits, illicit などが文脈によって使われます。

英語表現 意味 使用場面
forbidden 禁じられた・道徳的にNG 禁断の恋・禁じられた行動
taboo 社会的に避けられる話題 宗教・性・文化関連など
off-limits 立入禁止・手を出せない エリア・人間関係
illicit 不法・不倫・秘密の 政治・恋愛など重めのトーン

【例文】

Aさん
Their love was forbidden but irresistible.
彼らの恋は禁断だったが、抗えないものだった。
Aさん
He enjoyed the thrill of doing something forbidden.
彼は禁断のことをするスリルを楽しんでいた。
Bさん
That topic is totally taboo in this culture.
その話題はこの文化では完全にタブーだ。

“forbidden love” は文学や映画でよく使われる表現です。
たとえば、『ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)』も典型的なforbidden love storyです。

一方、“illicit love” はより大人向け・現実的な響きがあり、「不倫」や「隠された関係」に使われることが多いです。

まとめ

「背徳感」を英語で言いたいときは、「罪悪感(guilt)」と「快感(pleasure)」のバランスを意識するのがコツです。

単語で言い切るよりも、感情を組み合わせる表現を使うことで、ネイティブが理解しやすい自然な言い回しになります。

日本語 英語表現 意味・ニュアンス
背徳感 guilty pleasure 悪いけどやめられない楽しみ
罪悪感 guilt / feel guilty 良心の痛み
禁断の forbidden / illicit 禁じられた
後ろめたい feel bad / ashamed 恥ずかしさ・反省
いけない気持ち wrong but exciting 悪いけど心地よい感情

背徳感を表す英語は、単なる単語ではなく“感情の掛け合わせ”で伝えるのがポイントです。

英語でも、人の心の中にある「いけないのに惹かれる」感情は共通です。

次にチョコをつまむときや、つい夜更かししてしまったとき、あなたもこんな風に英語で言ってみましょう。

Aさん
This is my little guilty pleasure — don’t judge me!
これが私のちょっとした背徳の楽しみ、責めないでね!
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nagisa 英語学習・海外ライター / English Learning & Travel Writer
ニュージーランド留学と30カ国以上の海外渡航経験を持つWebライター。英語学習や海外文化に関する実体験をもとに、実用的な情報を発信している。