海外旅行や外国人とのやりとりで、「治療」に関する英語表現を正しく知っておくことは、自分や家族の身を守るために欠かせない知識です。
しかし、いざ英語で「治療を受けている」や「新しい治療法」と言おうとすると、どんな言葉があるのか迷ってしまうことはありませんか?日本語では一言で「治療」ですが、英語では目的や内容によって使う単語が異なります。
そこでこの記事では、基本となる “medical treatment” の意味から、「処置」や「回復」といった関連表現まで、シチュエーションに応じた使い分けを紹介します。
「治療する」を英語で

英語で「治療する」を表現したいとき、 “treat” と “cure” の使い分けが重要です。
“treat”(処置・対応する)のニュアンス
“treat” は、病気や怪我に対して「医療的な処置を施す」「症状を和らげる」という意味です。必ずしも「完治」を意味するわけではなく、今の状態を良くするためのプロセスに注目します。
(医師は彼女の肌のアレルギーを治療しています。)
“cure”(完治させる)のニュアンス
一方、”cure” は病気を「完全に治す」「根治させる」という意味です。がんや感染症などが完全になくなった状態を指します。
(科学者たちは今でも、風邪を完治させる方法を探しています。)
Oxford Learner’s Dictionaries で “treat” は”to give medical care or attention to a person, an illness, an injury, etc.”(人や病気、怪我などに対して医療的なケアや注意を払うこと)と説明されています。
【ワンポイントアドバイス】 「(怪我などが)自然に治る」と言いたい場合は “heal” を使います。”The wound will heal in a few days.”(その傷は数日で治るでしょう)のように使われます。人による治療ではなく、体の自然治癒力で治るイメージです。
“medical treatment”はフォーマルな英語
「治療」を名詞として表す際、フォーマルで幅広く使えるのが “medical treatment” です。
フォーマルな場面での “medical treatment”
病院の書類や保険の手続き、ニュースなどで「医療的な治療」という意味で使われます。
「治療を受けている」は “receive medical treatment” や “undergo medical treatment” と表現します。
(彼は現在、心臓の疾患で治療を受けています。)
(この国での医療費(治療費)は非常に高額になることがあります。)
「処置」を英語で

病院で「傷口の処置」をしたり、応急手当てしたりすることを、「処置」と言います。英語では “procedure” や “first aid” などの表現が当てはまります。
シチュエーション別の「処置」
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procedure:医師や看護師による医療的な「処置」や「手順」。手術ほど大がかりではないが、医療行為を指す。
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first aid:応急処置。事故の現場などで最初に行われる手当のことです。
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care:手当て、世話。
(その医療処置は、わずか30分で終わりました。)
(緊急時に備えて、基本的な応急処置を知っておくことは重要です。)
Cambridge Dictionary によると、”procedure” は “a medical operation”(医療的な操作・手術)とも説明されており、特に「特定の目的を持って行われる医療行為」を指す際に使われます。
「治療法」を英語で
「治療法」には、”therapy” や “remedy” といった単語が使われます。
「治療法」のバリエーション
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therapy:療法。リハビリや心理療法、薬物療法など、継続して行われる治療法を指します。
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remedy:救済策、治療薬。家庭療法(home remedy)のように、ちょっとした不調を改善する方法としてよく使われます。
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cure:(名詞として)治療法、特効薬。
(理学療法のおかげで、彼は再び歩けるようになりました。)
(はちみつは喉の痛みにとても良い家庭療法(民間療法)です。)
「回復」を英語で
治療の結果、健康な状態に戻る「回復」は、英語で “recovery” を使います。
「回復」を伝える表現
「回復する」という動作は “recover” ですが、他にも状況に合わせて色々な言い方があります。
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make a full recovery:完全に回復(完治)する。
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get better:良くなる(日常会話で最もよく使われます)。
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recuperate:静養して体力を取り戻す。
(あなたが完全に回復されたと聞いて、本当に嬉しいです。)
(家でゆっくり静養して体力を回復させてください。)
【ワンポイントアドバイス】 お見舞いのカードなどでよく使われるフレーズに “Get well soon!”(早く良くなってね!)があります。 “recovery” という硬い言葉を使わずに、相手に「お大事に」と伝えたいときに定番のフレーズです。
まとめ
今回は「治療」をテーマに、病院や日常の体調管理で役立つ英語表現を紹介しました。
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完治を目指すなら cure、症状に対する治療や処置は treat
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フォーマルな「治療」は medical treatment
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医療行為としての「処置」は procedure
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継続的な「治療法」は therapy
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元気になる「回復」は recovery
「治療」という言葉一つとっても、これだけの使い分けが英語にはあります。状況にぴったりの英単語を選び、医師や外国人とのより正確なコミュニケーションに繋がるよう覚えておきましょう。

