皆さんは英語で「制服」を表現できますか？
また、制服の中にも学校で切る「学生服」や警察官が着る制服では、少し意味が異なるでしょう。
そこで本記事では、世の中にある色々な制服の英語表現を紹介していきます。
英語の意味や発音、使い方も細かく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
「制服」は英語で何て言う？
「制服」は、同じ組織やグループに属する人々が、所属する組織やグループの一体感を高めるための服装のことを指します。この「制服」を英語にすると、“uniform”という英単語が適切です。
しかし、「制服」とは言っても色々な制服が存在します。例えば、学校の制服や職業用の制服などです。これらを全て英語で表すにはどうしたら良いでしょうか。
まずは、”uniform”の単語解説からスタートし、色々な制服を意味する英単語を紹介していきます。
「制服」は英語で”uniform”と表現する
“uniform”は、同じデザインや色、素材などで作られた服装のことを指します。日本語でも「ユニフォーム」という言葉がありますが、元々はこの単語から来ているようです。
“uniform”の品詞は名詞となり、基本的には「不可算名詞」として扱われます。しかし、具体的な制服を指す場合に限り、可算名詞になる為、文脈からしっかりと判断する必要がある単語です。
発音は日本語の「ユニフォーム」と近しい発声で伝わります。よりアメリカ英語に近づけたい場合は「フォーム」の伸ばし棒で”r”の音を意識しましょう。
「制服」の色々な言い方一覧
“uniform”をより具体的な名称で使いたい場合、以下のような単語を組み合わせましょう。
- School uniform：学校の制服
- Corporate uniform：企業の制服
- Military uniform：軍服
- Work uniform：職業用の制服
- Sports uniform：スポーツ用のユニフォーム
- Police uniform：警察官の制服
どれも「○○ uniform」で統一されており、日本語で「～の制服」と表現したい場合に役立ちます。
他にも「野球のユニフォーム」と言いたい場合に、”baseball uniform”と「ユニフォーム」をそのまま訳すことも可能です。
「制服」の使い方｜例文紹介
ここまでは「制服」の英単語である、”uniform”に関して学んできました。しかし、これではまだまだ単語に詳しくなっただけで、英会話に落とし込めているわけではありません。
アウトプットをすることで脳にも定着しやすくなるので、実際に使ってみることが重要です。
そこで本項目では、「制服」の具体的な使い方を例文にして紹介していきます。今回は5つの例文を用意したので、ぜひ参考にしてください。
“uniform”の例文①
こちらは「全生徒に制服の着用が義務付けられています。」という意味の例文です。“a school uniform”は、具体的な名詞に当たるので可算名詞になっています。
また、制服は洋服に分類されるため、「着る」という言葉と相性が良いです。“wear”はそんな「着る」を意味する動詞表現なので、セットで覚えておきましょう。
“uniform”の例文②
こちらは「チームは毎試合ユニフォームの着用が義務付けられていました。」という意味の例文です。例文①でもありましたが、“be required to ～”で、「～を求められている」と言った意味合いがあります。
制服は着ることを「義務付けられている」ことがほとんどなので、”require”のような「自分本位ではないが求められている時に使う単語」と相性が良いです。
“uniform”の例文③
こちらは「当社では、全従業員が守らないといけない厳しい制服の規則が存在します。」という意味の例文です。
今回は、”uniform”を”a strict uniform policy”という名詞句にすることで、「厳しい制服ポリシー(規則)」を表現しています。
文末に使われている”follow”は、動詞で「従う」という意味があるので、一緒に覚えておきましょう。
“uniform”の例文④
こちらは「警備員さんは明るいオレンジ色の制服を着ているので分かりやすかったです。」という意味の例文です。
本文でも、”uniform”を単体で使うのではなく、修飾語と一緒に使用することで「明るいオレンジ色の制服」としています。これは、単語解説で紹介した、「○○ uniform」の型式の応用です。
“uniform”の例文⑤
こちらは「航空会社の社員は識別しやすいように制服を着用していました。」という意味の例文です。例文①で紹介した「着る」を意味する動詞、”wear”の過去形(wore)が使われています。
受験英語では定番の”in order to ～”は、「～の目的で」といった意味です。
「制服」の関連語｜関連表現
「制服」を意味する英単語の”uniform”の理解や、実際の使い方はある程度理解できたのではないでしょうか。これまで例文でも「相性が良い単語」をいくつか紹介してきましたが、周辺知識の理解も重要です。
そこで、本項目では制服の関連語をいくつか紹介していきます。
関連表現は、英会話ではもちろん、英作文などの試験でも役立つポイントが多いので、ぜひ参考にしてください。
「制服」の関連表現
- Business attire：ビジネススーツ
- Casual attire：カジュアルな服装
- Formal attire：正装
- School dress：学生服
- Scrubs：医療用作業着
- Overalls：オーバーオール
- Coveralls：全身作業着
- Apron：エプロン
- Chef’s whites：シェフ用の白衣
- Lab coat：白衣
- Protective gear：保護具
- Armor：防具
- Traditional dress：民族衣装
- Costume：コスチューム
- Robe：ローブ
- Habit：修道衣
- Cassock：キャソック
- Catalog：カタログ
まとめ
こちらの記事では、「制服」の英語表現を学んできました。
中でも特に重要なポイントとしては、制服の英語が”uniform”である点と、「○○ uniform」で「～の制服」を表現できる点です。
また、”uniform”の品詞は名詞の中でも、形を変えるタイプの名詞でした。要は、普段は不可算名詞ですが、具体名を表す場合に可算名詞になるという事です。
このような細かい違いに関しては、英会話では特別気にする必要はありません。しかし、テストなどで出題された場合は、ひっかけ問題になり得るポイントなので、しっかりと再確認しておきましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
完全独学で国内留学を実践。シェアハウスで外国人と共に暮らしつつ、TOEICや受験英語で文法面をガチガチに固めた経験があります。現在では英語を使って仕事をしており、日常会話はもちろん、ビジネス英語まで自信があります。海外留学しなくても英語が話せるようになりたい方のお力になれればと思います。