皆さんは英語で「照れる」を表現できますか?
「照れる」は、恥ずかしい場面で使われる言葉ですが、「恥ずかしがり屋」と「照れくさい」では少し意味合いが異なります。
そこで、本記事では同じ「照れる」でも、性格的な照れと外的要因による照れの違いを確認できます。
英語の発音や使い方も細かく学べるので、ぜひ参考にしてください。
「照れる」は英語で何て言う?
自分が注目されたり、何かを話したりするときに、恥ずかしく感じることを「照れる」と言います。
英語では“embarrassed”や“shy”を使って表現することが多いですが、それぞれ少しだけニュアンスが異なる単語です。
まずは、それぞれの単語の意味を紹介した後に、意味の違いに関して紹介していきます。
“embarrassed”の意味
“embarrassed”は、「恥ずかしい、困った」という意味がある形容詞表現です。自分のミスや恥ずかしいことを見られたときなどに使われます。
この単語は形容詞の中でも「不変化」なので、過去形も過去分詞形も”embarrassed”と表現するのです。
発音は「im-bair-ist」または「em-bear-ist」となるので、「イムバラッスド」に近しい発音ができれば伝わりやすいでしょう。
“shy”の意味
“shy”には「内気な、恥ずかしがり屋の」という意味がある形容詞表現です。「社交的でない」ことを示す際にも使われることがあります。
この単語の変形は“shier”や“shiest”が存在し、「比較級」と「最上級」の形が存在するのです。他にも比較級を”shyer”、最上級を”shyest”とも表現できるので、両方覚えておきましょう。
発音は日本語の「シャイ」と同様であり、発音記号は”/ʃaɪ/”となります。
“embarrassed”と”shy”の違い
結論から言うと、”embarrassed”と”shy”の違いは「外的要因によって引き起こされる感情か性格か」の違いです。それぞれ再度意味を確認しておきましょう。
- embarrassed:「自分の発言や行動に恥ずかしさを感じることを指す」
- shy:「内向的で控えめな性格の人を指す」
例えば、企業の面接で「間違ったことを言ってしまった場合」に感じる恥ずかしさが”embarassed”です。逆に、面接がそもそも苦手で恥ずかしい場合は、”shy”を使います。
つまり繰り返しになりますが、外的要因による恥ずかしさは”embarassed”となり、元々の内向的な性格を”shy”と表すのです。
「照れる」の使い方|例文
「照れる」を意味する英単語は、“embarrassed”や“shy”となりました。それぞれ僅かな意味の違いがありましたが、それらを実際に文章にするとより分かりやすいでしょう。
本項目では、”embarrassed”や”shy”を使った例文を確認していきます。アウトプットになるので、脳に定着させるためにもぜひ参考にしてください。
例1. “embarrassed”を使った例文
例文は「彼女は一度も本を読んだことがないことを認めるのが恥ずかしかった」という意味です。
“embarrassed”は、文章のように”He/She was embarrassed.”という形で使います。具体的に「何で恥ずかしかったのか?」を説明するためには、”to admit~”を使うことで、「~を認めることが恥ずかしかった」という意味になるのです。
例2. “shy”を使った例文
例文の意味は「彼はシャイなので彼女をデートに誘えません。」という意味です。
“shy”は”embarrassed”と同じ形容詞なので、”He/She is shy.”という使い方ができます。今回の文章には副詞の”too”がくっついており、”too shyなのでto askできない。”といういわゆる”too to構文”を使った表現です。
「照れる」の関連語|関連表現
次は「照れる」の関連語を確認していきましょう。
照れるを意味する“embarrassed”や“shy”は、どちらもニュアンスが少し異なりました。
そこで、それぞれのニュアンスに合わせた関連表現を紹介していきます。
「顔が赤くなる」- “to blush”
“to blush”には、「(照れて)顔が赤くなる」という意味があります。他にも「赤く染まる」や「恥じらう」といった意味がある為、”shy”や”embarrassed”の何方のニュアンスでも使える単語です。
発音は「ブラッシュ」に近しいですが、「洗う」の”brush”とはスペルが異なるので気を付けましょう。全く別の単語です。
使い方としては、“blush with embarrassement”のように、「恥ずかしくて顔が赤くなっている状況」を説明することができます。
訳)彼女はドレスを着て顔を赤くしていた。
「気まずい」- “awkward”
“awkward”は、「気まずい」という意味のある”embarrassed”の関連語です。他にも「不器用な」や「ぎこちない」という意味がある形容詞表現となります。
発音は「アークワード」ではなく、「オークワード」のようにするので注意です。
使い方としては、“She looks awkward.”のようにし、「彼は不器用そうだ」と不慣れな相手と話している様を説明したりします。
訳)元恋人同士の会話は、とんでもなく気まずいものでした。
「控えめな」- “reserved”
“reserved”は、「控えめな」を意味する形容詞表現です。関連するのは”shy”であり、他にも「内向的な」「冷静な」という意味があります。
発音は「ゥリザーブド」とするのが良いですが、イギリス英語では「リザーブド」とカタカナに近い発音をする単語です。
使い方は”She is a reserved person.”のようにし、「彼女は控えめな人だ」と表現できます。
ちなみに“reserved”には「予約した」という意味もあるので、“reserved seat”のようにすると、「予約席」と言った意味合いでも説明できるのです。
例)友達はとても控えめで、自分の気持ちを話すのが苦手です。
まとめ
この記事では、「照れる」の英語について詳しく説明しました。結論として、「照れる」は、”embarrassed”や”shy”で表現します。
本記事を通じて、”embarrassed”は「外的要因による照れ」を指し、”shy”は「内向的な性格」を指すという違いが分かりましたよね。
今後「照れる」を実生活で使う際は、ぜひこれらの違いに注意しながら、有効活用して見て下さい。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。