アメリカと言えばニューヨーク。そしてニューヨークと言えば「自由の女神」が有名です。
ニューヨークに行くなら知っておきたい「自由の女神」。アメリカの象徴えともいえる像を今回は学習してみましょう。英語では「女神」とはどういうのか、どうして「自由の女神」と呼ばれどのような背景があるのかをご紹介いたします。また、女神にまつわる英語表現が英語圏にはたくさんあるので同時に学んでいきましょう。
「自由の女神」を英語で何という?
「自由の女神」は英語で「Statue of Liberty」と言います。Statueは「像」、Libertyは「自由」という意味となり。直訳すると「自由の像」となります。
表記をするときは、StatueのSとLibertyのLは大文字で表現します。また、会話や表記で使うときは必ず「the」を付けるのを忘れないようにしましょう。
ニューヨークでは何をするの?
訳)What are you going to do in New York?
I’d like to see the Statue of Liberty.
訳)私は自由の女神を見たいと思っています。
I think the Statue of Liberty is a symbol of the United States.
訳)自由の女神はアメリカ合衆国の象徴だと思います。
I think so, too.
訳)私もそう思います。
自由の女神はなぜ「Freedom」でなく「Liberty」なの?
自由というと、Libertyだけでなく「Freedom」を思い浮かべるかたも少なくないはずです。
LibertyとFreedomの二つの単語には、ニュアンスが異なるためです。
「Liberty」は、能動的なニュアンスの自由を意味しています。自由で勝ち取っていく自由、自らつかみ取り主張する自由の意味合いが強いです。
一方で、「Freedom」は、受動的なニュアンスの自由を意味しています。最初からそこにある自由で、制約なく与えられた自由であることを意味しています。
この考えからすると、「自由の女神」は、アメリカ合衆国の独立のために人々が戦って手に入れた自由の象徴であることから、「Liberty」を使用することが明らかです。
Statue of Libertyの正式名称
実は、「Statue of Liberty」には正式名称があります。正式名称は、「Liberty Enlightening the World」で、「世界を照らす自由」という日本語の意味になります。「enlighten」は、「照らす」という動詞です。
自由の女神の像は、左手に1776年7月4日と書かれた独立宣言書を持ち、右手には世界を照らすトーチが掲げられています。
観光で使える「自由の女神」の英語フレーズ
Could you tell me where the Statue of Liberty is?
訳)自由の女神はどこにありますか?
Go straight and turn left at the second corner.
訳)まっすぐ進んで二つ目の角を曲がるとあるよ。
How was the Statue of Liberty?
訳)自由の女神はどうだった?
It was amazing! I didn’t know the statue was that big!
訳)すばらしかったよ!あんなに大きいとは思わわなかった。
「自由の女神」の由来
「自由の女神」はアメリカでは象徴的な歴史的遺産です。1886年に独立100周年を記念して、フランスから贈呈された、アメリカとフランスの友好の印でもあります。アメリカの自由と民主主義を支持・支援するフランス人の募金によるものだそうです。
1984年に世界遺産(文化遺産)に登録され、現在ではアメリカの自由と民主主義の象徴として世界中で広く知れ渡っている像です。
この知識を英会話で使えるように、内容を例文にしているので是非参考にしてみて下さい。
“The Statue of Liberty” has been an universal symbol of freedom and democracy and was registered as a World Cultural Heritage in 1984.
(自由の女神は自由と民主主義の象徴であり、1984年に世界文化遺産に登録されました。)
現地に観光に行くと、船で周りをクルーズしたり、王冠部分にある展望台まで登ることができたりします。
「自由の女神」の話は会話のきっかけになることもあります。知識を知っておいても損はないでしょう。
「女神」に関する英語表現
日本語には「女神」という言葉を使った表現があります。「女神がそっと微笑んでいる」や「幸運の女神」「勝利の女神」などは英語表現では同じように「女神」という言葉が使われているのでしょうか。ここでは、「女神」をつかった日本語表現を英語でどう表現するのか見ていきましょう。
「女神が微笑む」「幸運の女神」を英語で表現すると
「女神が微笑む」「幸運の女神」「勝利の女神」など、ここでの「女神」は、「Lady luck」や「Goddess of fortune」と言います。「Goddess of fortune」の方が「Lady luck」よりもかしこまった会話のときに使われることが多いです。
Lady luck is smiling at you. Good luck!
訳)あなたに向けて幸運の女神が微笑んでいますよ。頑張って!
Thank you.
訳) ありがとう。
I’m sure Lady luck smiles upon you.
訳)幸運の女神があなたに微笑むでしょう。
Thanks!
訳)ありがとう!
「女神」を直接使わないのですが、似たような表現に「光があなたを包みこんでくれる」という表現もあります。光がさして良い方向に導いてくれるというイメージです。ここでは「light」(光)という英単語を使って良い方向に物事が進むという表現をすることができます。
The light shines on you and protects you.
訳)光が差してあなたを包み込んでくれるでしょう。
また、ただ単に「女神」を使わずに「運」だけを使う表現もあります。ここでは「運」は「fortune」という英単語を使います。
When fortune smiles, embrace her.
訳)女神が微笑めば、すかさず捕まえよ。
I will keep that in mind.
訳)心にとどめておくよ。
同様に、「勝利の女神」は「Goddess of victory」と英語で表現です。
May the goddess of victory smile upon you.
訳) 勝利の女神が微笑んでくれますように。
「自由の女神」で会話を盛り上げよう!
いかがでしたか?「自由の女神」は誰もが知っているニューヨークの観光スポットでありアメリカの自由の象徴でもあります。観光の話題からアメリカの歴史や政治の話まで幅広く展開させられるキーワードになります。
また、「女神」という言葉を使った表現で相手を鼓舞したり励ましたりすることができます。ぜひ使い方を覚えて会話を盛り上げていきましょう。