“genuine”は「正真正銘の」「心からの」「純粋な」という意味で使われている英語表現です。
本記事では、”genuine”や”genuinely”ってどういう意味なの?どうやって使えばいいの?という方に向けて、“genuine”や”genuinely”の意味・使い方を例文付きで解説します。
記事を最後までチェックすれば、”genuine”や”genuinely”に関することが一通りわかるはずです。興味がある方はぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
“genuine”の意味や使い方
“genuine”には以下3つの意味があります。
- 正真正銘の
- 心からの
- 純粋な
全部で3つの意味がありますが、1番最初に紹介した「正真正銘の」が最も使われる機会が多いです。
それぞれ例文付きで詳しく見てみましょう。
正真正銘の
まず”genuine”には「正真正銘の」という意味があります。「正真正銘の」のほかに「本物の」や「その名に値する」といった意味でも使われます。
「正真正銘の」という意味の”genuine”を使った例文について、いくつかみてみましょう。
He drank a genuine vintage beer.
訳)彼は正真正銘のビンテージビールを飲みました。
Aさん
Tom wants to eat genuine sushi.
訳)トムは本場の寿司が食べたいです。
「正真正銘の」「本物の」「その名に値する」という訳だけではなく「本場の」のように文章に応じて適切な訳をしてあげましょう。
心からの
“genuine”には「心からの」という意味があります。
1つ前の項目で紹介した「正真正銘の」「本物の」「その名に値する」という意味の”genuine”は、ものに対して使われるのですが、これから紹介する「心からの」という意味の”genuine”は人に対する感情を表現する際に使われます。
「心からの」という意味の”genuine”を使った例文についていくつか見てみましょう。
Aさん
She showed genuine sorrow and wept all night long.
訳)彼女は心からの悲しみを見せ、一晩中咽び泣いていました。
Aさん
I respect Judy for her genuine passion for study.
訳)ジュディの勉学に対するひたむきな情熱に、私は敬意を表します。
純粋な
“genuine”には「純粋な」という意味があります。
ちなみにここでいう「純粋な」は、人間の性格を表す「ピュア」とは異なります。病気や生き物の種類などが純種である時に用いられます。また病名にも”genuine”が入っているケースが多いです。
「純粋な」という意味の”genuine”を使った例文についていくつか見てみましょう。
Aさん
I have never seen any genuine aristocrat.
訳)純粋な貴族を私は見たことがありません。
Aさん
It was ascertained to be a genuine case of cholera.
訳)真性のコレラと確定しました。
“genuinely”の意味や使い方
“genuinely”は「心から」「まことに」という意味の副詞です。”genuine”は形容詞で”genuinely”は副詞と、品詞が違うだけでそれ以外の部分は同じです。
“genuinely”を使った例文についていくつか見てみましょう。
Aさん
He genuinely likes her. She’s a good girl.
訳)彼は彼女のことが心から好きです。
Aさん
She was genuinely surprised.
訳)彼女は本当に驚きました。
この機会に、”genuine”も”genuinely”も両方使いこなせるようになるといいですね。
“genuine”に似た英語表現まとめ
“genuine”に似た英語表現以下4つについて紹介します。
- “true”「本物の」
- “real”「本当の」
- “actual”「現実の」
- “authentic”「確実な」
それぞれ例文付きで詳しく見てみましょう。
“true”「本物の」
“true”には、”genuine”の1つ目の用法と同じような「正真正銘の」「本物の」「その名に値する」という意味があります。よって1つ目の用法で紹介した例文の”genuine”をそのまま”true”に置き換え可能です。
“true”を使った例文についていくつか見てみましょう。
He drank a true vintage beer.
訳)彼は正真正銘のビンテージビールを飲みました。
Aさん
Tom wants to eat true sushi.
訳)トムは本場の寿司が食べたいです。
“real”「本当の」
“real”には「本当の」という意味があります。”real”は日本語でも「リアル」というカタカナ言葉で使われているため、馴染みが深いですよね。
“real”を使った例文についていくつか見てみましょう。
Aさん
He felt real sympathy.
訳)彼は心から同情しました。
“actual”「現実の」
“actual”には、「現実の」「実際上の」という意味があります。”actual”という英単語に馴染みがない方でも”actually”という英単語を聞いたことがあるという方は多いはずです。
“actually”は「実際に」という意味で使われる英語表現ですよね。
“actual”を使った例文についていくつか見てみましょう。
Aさん
This story is based on actual events.
訳)この話は実際のイベントに基づいています。
Aさん
I like the way they show you the actual food instead of just describing it in a menu.
訳)ただメニューで説明する代わりに実際の食べ物を見せるやり方が好きです。
“authentic”「確実な」
“authentic”には「確実な」「本物の」という意味があります。”an authentic article”「信頼できる記事」といった形で使われます。
“authentic”を使った例文についていくつか見てみましょう。
Aさん
Our restaurant serves authentic Japanese cuisine.
訳)私たちのレストランでは本格的な日本料理を提供しています。
Aさん
These are genuine wool sweaters.
訳)これらは本物のウールのセーターです。
まとめ
“genuine”や”genuinely”の意味・使い方を例文付きで解説しました。”genuine”や”genuinely”に関する知識や理解は深まりましたでしょうか?
“genuine”や”genuinely”について分かったら、早速実際の英会話で”genuine”や”genuinely”を使ってみましょう。ただ知識として持っておくだけではなく、実際の英会話で使ってみることで、本当の英語力が身につきます。
また今回のように何か分からない英語表現に出くわした際は、その場ですぐに調べる癖をつけましょう。そうすることで、あなたの英語力は少しずつアップしていきますよ。