「雑草の英語表現を完全習得しよう!」
皆さんは英語で「雑草」を表現できますか?
こちらの記事では、英語学習者向けに、雑草を表す英語表現の種類や使い方、さらには具体的な例文を紹介します。
雑草に関する英語表現がわからなくて困っている人や、英語で雑草について話したいと思っている人は必見です!
「雑草」を英語で表現する方法
まずは、「雑草」を意味する英単語を3つ紹介していきます。
- “Weed”
- “Dandelion”
- “Crabgrass”
- “Lawn”
それぞれの単語の意味や使い方・例文を確認していきましょう。
“Weed”
“Weed”は、英語で雑草を指す最も一般的な言葉です。
農地や庭などで必要がない、または望ましくない植物、特に他の植物の成長を妨げるものを指します。
品詞は「名詞」であり、スラングでは「マリファナ」を意味することもあるので、一緒に覚えておきましょう。
訳)庭の雑草を成長しすぎる前に抜かなければならない。
“Dandelion”
“Dandelion”は、英語でタンポポを指す言葉です。
特に花壇や芝生などで雑草として扱われることが多い植物となります。
品詞は「名詞」であり、発音は「ダンディライオン」や「ダンデライオン」となるので、覚えておきましょう。
訳)タンポポが芝生を占領してしまったので、何とかしないといけないと思うんです。
“Crabgrass”
“Crabgrass”は種類の一つの雑草を指す言葉で、特に芝生や野菜畑などに生えることが多いです。
暑い季節に急速に広がることから、農家や庭師にとって厄介な存在とされています。
品詞は「名詞」となり、発音は「クラブグラス」なるので、覚えておきましょう。
訳)メヒシバは回復力が高いので、庭から完全に除去するのは難しいです。
“Lawn”
“Lawn”は、「芝生」「芝」を意味します。
「芝」が短く刈り取られ、密集してじゅうたんのように広がった、きちんと手入れされたエリアを指します。発音は「ローン」となります。
訳)芝生を定期的に刈って、きれいにしておきたいですね。
「雑草」に関連する表現
次は、「雑草」に近しい意味を持つ表現を確認していきましょう。
- 雑草を抜く:“Pull weeds”
- 草:”Grass”
- 雑草のような:“Weedly”
- 雑草に除草剤をまく:Spray herbicide on weeds
- 草刈り機:”Mower”
それぞれの単語の意味や使い方、例文を解説します。
雑草を抜く:“Pull weeds”
“Pull weeds”は、雑草を抜くというアクションを指す英語表現です。
一般的には、手で直接雑草を引き抜くことを表します。
“Pull”は、「ドアを引く」のようなときにも使われる表現なので、覚えておきましょう。
訳)一日中、庭の雑草を抜くのに費やしました。
草:”Grass”
“Grass”は、一般的な草のことを指します。いわゆる庭や公園などによく見られる緑色の植物です。
発音は「グラス」となり、品詞は「名詞」となります。
訳)庭裏の雑草を刈らないとだめだ。
雑草のような:“Weedly”
“Weedly”は、雑草が多い、または雑草のように見えることを指します。
この表現はいわゆる「スラング表現」であり、名詞+lyで「~のような」や「~っぽい」を表すような使われ方をするのです。
訳)手入れがなされていない空き地は、雑草だらけになってしまいました。
雑草に除草剤をまく:”Spray herbicide on weeds”
“Spray herbicide on weeds”は、雑草に対して除草剤を散布する行為を指します。
他にも、”Apply weed killer”という表現があるので、どちらを使っても問題ありません。
訳)外来植物を駆除するためには、雑草に除草剤を散布する必要があるね。
草刈り機:”Mower”
“Mower”は、草刈り機を指します。
“Mow”は「刈る」という動詞です。
訳)今日、草刈り機で草を刈ろうと思っています。
「雑草」の実戦練習|例文紹介
次に、「雑草」を使った実戦練習をしていきましょう。
- “Weed”
- “Dandelion”
- “Crabgrass”
- “Lawn”
対話形式の例文を用意したので、ぜひ参考にしてください。
“Weed”の例文紹介
訳)ねえ、雑草のいい対策知ってたりする?うちの庭が雑草でいっぱいになりそうだよ。
訳)除草剤を使っていたらどうかな?結構効果的だと思うよ。
訳)いい案だね。それを試してみるよ。ありがとう!
“Dandelion”の例文紹介
訳)黄色い花びらのある花を知ってる?後でふわふわの白い球体になるんだ。
訳)ああ、タンポポのことだね。雑草として扱われているけど、個人的に綺麗な花だと思うよ。
訳)そう、それなんだよ。魅力があるんですよね、タンポポは。
“Crabgrass”の例文紹介
訳)うちの芝生が変な草でいっぱいになちゃってさ。かなり困ってるんだよね。
訳)それはメヒシバかもしれないね。いわゆる「雑草」で、コントロールするのは難しいよ。
訳)メヒシバか。除草のやり方をしっかりと調べないとね。
“Lawn”の例文紹介
訳)うちの庭の芝はきれいね。
訳)でも、放っておくと伸びすぎてしまうよ。
訳)きれいにお手入れしないといけないね。
いろいろな「雑草」豆知識
「雑草」と一口に言っても、さまざまな雑草があります。どのような雑草があるのか、みていきましょう。
一年草と多年草
一年草とは、発芽から枯死までのサイクルが1年以内の植物のことです。一年草の多くは春に芽を出し、秋に枯れます。一年草の中には、秋に芽吹いてそのまま冬を越して翌年の夏に枯れる種類もあります。
一方、多年草というのは、冬に地上部が枯死したように見えても、地下茎が生きているため翌年また芽吹く植物を指します。
雑草の増え方
種で増える雑草と地下茎で増える雑草があります。
種で増える雑草は、花を咲かせて実を結び、種子を残して枯れていく雑草です。その場で種をこぼして、翌年発芽したものが増えていく種類もあります。
タンポポのように風に吹かれて遠くに種子を運び、自らを増やそうとする雑草もあります。スミレのように種子を昆虫に運ばせて増える種類もあります。
地下茎で増える雑草は、地下茎を伸ばした先から芽吹くので、地表を覆うようにどんどん増えていきます。多くは多年草です。ドクダミやクローバーなどが地下茎で増える雑草です。
厄介な雑草と良い雑草
厄介な雑草とは、人の生活の邪魔になる種類です。ドクダミのように群生して通路を塞ぐような種類、または根が深く抜き取るのが大変な種類もあります。厄介な雑草が増えていると感じたら、その都度駆除するようにしましょう。
良い雑草は、人にとって有益な種類です。ヨモギやドクダミのように薬効があるとされている種類や、セリバヒエンソウやニワゼキショウのように観賞価値のある花を咲かせる種類などです。
雑草の名前と英単語
数多い雑草の中からいくつか、名前と英単語をご紹介します。
オオイヌノフグリ
Persian speedwell:オオイヌノフグリは、春に小さな水色の花を咲かせる一年草です。一面に咲いている姿はかわいらしく春らしい印象の草花です。
カラスノエンドウ
narrowleaf vetch:カラスノエンドウはピンク色の花がかわいらしい、マメ科の一年草です。
スズメノエンドウ
tiny vetch:スズメノエンドウは白に近い薄紫色の小さな花を咲かせるマメ科の一年草です。
ナズナ
shepherdspurse:ナズナは別名ペンペン草とも呼ばれる一年草です。小さな白い花と茎の途中につく種子がかわいい草花です。ドライフラワーにしても楽しめます。
スミレ
violet:スミレは春の訪れを知らせてくれる可憐な草花です。紫や薄紫の花を咲かせます。多年草ですが寿命は短く、主に種子で増えます。
ハコベ
common chickweed:ハコベは地面をはうように生長する一年草です。小さな星のような白い花がかわいらしいです。小鳥が好んで食べます。
コメツブツメクサ
small hop clover:コメツブツメクサはマメ科シャジクソウ属の一年草です。米粒のような小さな黄色い花をたくさん咲かせます。
スギナ
field horsetail:スギナはスギナ科の多年草です。春に姿を現すつくしはこのスギナの胞子茎です。地下茎で増えるので、気がつくと群生しています。
ホトケノザ
henbit:ホトケノザは春にピンク色の花を咲かせるシソ科の一年草です。春の七草のホトケノザは別種の植物のことで、シソ科のホトケノザは食べられません。
アカツメクサ(ムラサキツメクサ)
red clover:アカツメクサはマメ科シャジクソウ属の多年草です。シロツメクサと混同されがちですが、シロツメクサより花も草丈も大きいです。
ツユクサ
Asiatic dayflower:一年草です。真っ青な花が印象的な草花です。朝早く咲いて昼頃には萎れてしまうのもはかなげな魅力となっています。
ヒメジョオン
Daisy, Fleabane:キク科の多年草です。強健で痩せた土地でも育つため貧乏草の別名もあります。
エノコログサ
green foxtail:イネ科の一年草です。ネコジャラシという別名を持ちますが、エノコログサの名前の由来はイヌの尻尾に似ているからだそうです。
まとめ
今回の記事では、英語で「雑草」を表すさまざまな単語とその使い方について紹介しました。
英語を使った「雑草」の表現は、日常会話やビジネスの場でも頻繁に使われる表現の一つです。
今回の記事を参考に、「雑草」を正確に伝えるための表現を学び、英語力の向上に役立ててみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。