「さっきはありがとう!」「ついさっきまで〇〇してた」など、会話のなかでさらと「さっき」を言う場面は実は多いです。
英語でも、直近の出来事を説明したいときに「さっき」を文章のなかにさらっと組み込みたい時がある場合、どう言えばよいでしょうか。
ここでは、「さっき」を英語で言う方法を学んでいきます。「さっきはありがとう」「さっきまで」など、言い方によって英語では言い方が異なる英語フレーズを例文を使って紹介していきます。
「さっき」は英語で何という?
まずは、スタンダードな「さっき」の英語の言い方を紹介します。
「さっき」は英語で「just now」「just a while ago」「just a minute ago」などといいます。「just」をつけることで、直近でついさっきあったということが強調される効果があります。以下、例文を使って使い方を見ていきましょう。
just now
「just now」は、日本語で「今さっき」というニュアンスの意味になります。
When did you come home? I didn’t know you were already at home.
訳)いつ家に帰ってきたの?もう家にいるなんて知らなかったわよ。
I came back home just now.
訳)今さっき帰ってきたよ。
just a while ago
「just a while ago」は「ちょうど少し前に」という意味の英語フレーズです。
When did you wake up? We have to get ready for school!
訳)いつ起きたの?学校の用意をしなきゃ!
I woke up just a while ago. Do I have time to eat breakfast?
訳)さっき起きたよ。朝食を食べる時間はあるかな?
just a minute ago
「just a minute ago」は、「ちょうど一分前」という意味の英語表現で、「さっき」という意味にもなります。
You look pale. Are you OK?
訳) あなた、顔色がわるいわよ。大丈夫?
I was fine just a minute ago. But I suddenly started to feel sick.
訳)さっきまでは良かったんだよ。でも、いきなり気分が悪くなりはじめたんだ。
※look pale で、「顔色が悪く見える」という意味です。病気がちな見た目なときに言います。
また、「just a minute ago」は、「just a moment ago」と置き換えることもできます。
「just」を付けるだけでも「さっき」と伝わる
さらに、ただ単に「just」を付けるだけでも「さっき」というニュアンスを加えることができます。
When did you come home?
訳)いつあなたは家に帰ってきたの?
I just came back home!
訳)さっき帰ってきたよ!
また、もっと長い間を指すときにも使います。数分前ではなくても、自分にとってその時間がついさっきのように短かったと伝えたいときに使います。その場合は「さっき」とは日本語には訳せませんが、「~したばかり」などのニュアンスとして訳されます。
I still can’t believe that he passed away so suddenly. I saw him just last week.
訳)まだ彼が急に無くなったなんて信じられないよ。ちょうど先週あったばかりなのに。
「さっきはありがとう」と英語で言いたい時
「さっきはありがとう」と日本語では良く耳にします。英語では具体的な時間や時間軸などを指してありがとうを伝えることが多いです。例えば「今朝はありがとう」「昨日はありがとう」などです。
Thank you for this morning. It was lovely talking to you in person.
訳)今朝はありがとう。実際に喋れてよかったよ。
具体的な時間を文章にいれたばあいは、あえて「さっき」という言葉を入れるひつようはありません。
Thank you for the meeting this morning. I learned a lot.
訳)今朝の打ち合わせありがとうございました。沢山学ぶことができました。
「さきほどの〇〇」を英語でいいたい場合
「さきほどの〇〇」と具体的に直近の出来事を説明したい時があります。そんなときは、その出来事を具体的に「just」を使って説明します。
例えば、「さっき話した件」を言いたい場合は「the topic we just discussed」、「さっき言ったお店」は「the shop which I just went to」、「さっき受けたクラス」は「the class I took just now」、「さっきあなたが送った資料」は「the documents you just sent me」などです。
I am reading the file you just sent me through email. Can you explain why you sent this?
訳)君がさっきemailで送ってくれたファイルを見ているんだ。なんでこれを送ったのか説明してくれますか?
OK.
訳)かしこまりました。
the earlier 〇〇
「the earlier 〇〇」で「さっきの〇〇」という意味にもなります。
例えば「the earlier mail」で「さっきのメール」、「the earlier call」で「さっきの電話」という意味になります。
Hi. Could you tell me why that happened at school last night?
訳)こんにちは。昨夜学校で何故あんなことが起こったのかを教えてくれますか?
I explained what happened in the earlier email. Do you want me to explain here again?
訳)さっきのメールで説明しましたよ。ここでまた説明しましょうか?
「before」を使って「さっき」を説明する
「before」を使って「さっき」を表現することもできます。
例えば「as I said before」で「さっき私が言ったように」と表現することができます。この場合、「before」を「earlier」に置き換えることもできます。
So what’s your goal in this project?
訳)それでは、このプロジェクトでのあなたのゴールは何ですか?
As I showed before in this presentation, my goal is to create the bond between these communities.
訳)さっき私がこのプレゼンテーションで示したように、私のゴールはこれらコミュニティーの絆を創り出すことです。
まとめ
いかがでしたか? 「さっき」は様々な言い方があります。
「さっき」は、人によっては数分前のことから数時間前のこともいるので、もし具体的に説明したい場合は具体的な時間(〇〇 agoなど)を使うのもよいでしょう。
ニュアンスや文法によって様々な言い方もあるので、例文を参考に使いこなせるようにしましょう。