現代は、様々な証明や認証がデジタル化されています。デジタル認証クレデンシャルという言葉がありますが、英語credentialsが使用されていることをご存知ですか?
この記事では、意外にも様々な場面で使われるcredentialsの意味と使い方、そして私たちが日々利用するログインといった認証情報に関する様々なフレーズを紹介します。
credentialsの意味と使い方
さて、本記事で紹介するcredentialsですが、「信じること」という意味のラテン語credentiaを語源とし、カタカナ語の発音はクレデンシャルズのように読みます。
さっそく、現代使われている意味を例文とともに紹介しましょう。
credentialsの証明関連の意味
credentialsと複数形にする場合、「信頼性の証明」を基本として、資格を有していることを証明する書類として使用されます。例えば、学業や職務において、資格・経験を裏付ける役割をもっています。この場合、書類が1つでも複数形にします。これらをみるとそもそもの「信頼性の証明」というニュアンスであることが理解できるでしょう。ちなみに、単数形credentialは特定の訓練や技能の証明文書を指します。
credentialsの証明関連についての例文
訳)娘は、就職活動の一環として、学業証明書を会社に提出しました。
訳)私は教育資格を持っています。
訳)彼の資格には、数学の博士号が含まれます。
例文のように、資格や経歴の証明ができるものをcredentialsで表現します。
credentialsの「認証」の意味
credentialsはビジネスや公的機関における「認証」や会員資格などにも使われる単語です。また、IT用語として、ユーザーがコンピュータなどでログインする際のセキュリティに関する利用者の認証情報も含みます。
credentialsの認証についての例文
訳)ユーザーはログインするために、まず認証情報を提供する必要があります。
IT credentialsといえば、ユーザー名・パスワードなどのログイン情報を指すとともに、デジタル化された証明書という意味も持ちます。破損や紛失の可能性が低かったり偽造への対策がされているなど、紙ベースのものよりも安全性が高いと言われています。
invalid credentialsの意味
ここからは、credentialsが使われた様々なフレーズを紹介します。まずは、invalid credentialsです。
invalid credentialsで「認証に失敗したエラー状態」
何かにログインしようとしているのにできない、こんなエラーの状態がinvalid credentialsです。海外のサイトを利用するときにエラー画面に出てくるフレーズですね。invalidには「無効な・正しくない」という意味があるため、このフレーズに使用されています。
エラーになる原因は、ユーザー名・パスワードまたはメールアドレスに入力間違いがあることが多くなります。invalid credentialsと出てしまったら、ユーザー名の大文字・小文字が正しくなっていなかったなど、入力情報の再チェックをする必要があります。
訳)提供された認証情報が正しくないためにプラットフォームのいずれかに接続できない場合、”Invalid Credentials”というエラーメッセージが表示されます。
訳)”Invalid Credentials”というエラーメッセージが表示されないようにするには、プラットフォームのログインに認証情報をコピペしてみてください。
私たちがコピペと使っているものを英語にするとcopy and pasteです。その度に入力するよりも間違いを避けられます。
bad credentialsの意味
続けて、bad credentialsを紹介します。これもエラーの一つであり、サーバーに送信したリクエストの形式が不正であることを示します。
ステータスコードの400 bad credentials
サーバーがリクエストを処理できなかったとき、ページが正しく表示されず”400 bad credentials”というHTTPステータスコードが示されます。例えば、無効なURLであったり、不正な構文であるときに起こります。日本語では「不正な認証情報エラー」です。
訳)不正な認証情報エラーコードを解決するもっとも簡単な方法は、ブラウザとcookieをクリアすることです。
missing credentialsの意味
ここではさらに、missing credentialsをみていきましょう。このフレーズもシステムを利用する際のエラーを表現します。
missing credentialsで「認証情報が見つかりません」
そもそもmissingは「見つからない・見当たらない」という意味の形容詞です。行方不明という意味でも使用されます。そこで、missing credentialsはアカウントが見つからないときなどに表示される「認証情報が見つかりません」というエラーメッセージになります。
訳)「認証情報が見つかりません」という問題は、すべてのファイルでメールアドレスをユーザー名に置き換えることで解決されました。
login credentialsの意味
次に紹介するのはlogin credentialsです。ここまでお読みになった方には、このフレーズの意味がイメージできますね。
login credentialsで「ログイン認証情報」
credentialsの「認証」の意味のところで紹介したとおり、ログイン認証情報はインターネット上のサービスを利用するときに必要なユーザー名とパスワードを指します。皆さんもオンライン英会話、SNSやオンラインショッピングなど様々なサイトを使用するためにアカウントを作成し、自分のログイン認証情報を設定していますね。
訳)ログイン認証情報がなくても、多くのウェブサイトに自動的にログインできます。
these credentials do not match our records.の意味
ここから2つは、典型的な英文パターンとその意味を紹介します。
these credentials do not match our records.
ここまでもエラーに関する様々なフレーズを紹介しましたが、”these credentials do not match our records.”も同様です。login failureと言われるこのエラーメッセージが表示されたら以下の意味になります。
訳)これらの認証情報は、当社の記録と一致いたしません。
このメッセージになってしまった場合、入力情報が正しくない、パスワードが要件を満たしていないなどの原因が考えられますので、再確認する必要があります。
your login credentials don’t match an account in our systemの意味
最後にもう一つの英文を紹介します。それがyour login credentials don’t match an account in our system.です。
your login credentials don’t match an account in our system.
あなたのログイン情報が利用したいシステムのアカウントにない、一致しない場合に次の英文が表示されます。一つ上のThese credentials do not match our records.と同様に、タイプしたログイン情報が有効でないために起こりえるエラーです。
訳)ログイン認証情報が当社のシステム内のアカウントと一致いたしません。
まとめ
「信頼性の証明」として、資格を有していることを証明する書類として使用されるcredentials。私たちが毎日のように利用するインターネットで必須のログイン認証情報にも頻繁に使われていることが分かりました。少し難しい表現ですが、本記事のように身の回りでどう使用されているかが分かるとみじかに感じられるのではないでしょうか?
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