皆さんこんにちは。今回は”balance“について解説していきます。
英単語”balance“は、日本語でも「バランスを取る」といった形で使われることが多いですが、実はさまざまな意味を持つ単語です。本記事では、”balance“の意味を深掘りし、具体的な使い方や類義語まで徹底解説します。
それでは見ていきましょう。
“balance”の意味 「釣り合い」

まずは一番メジャーな意味です。「バランスを取る」とよく表現しますが、「バランス」は言い換えると「釣り合い」という意味です。
つまり、”balance“は「釣り合い」や「均衡」といった意味を持ちます。物理的なバランスだけでなく、心のバランスや無形のもののバランスなど、さまざまな文脈で使用されます。
“balance”の名詞の意味
さらに深堀して”balance“の意味を見ていきましょう。
“balance“は名詞の意味を持つことが多く、「バランス」「均衡」「残高」「釣り合い」など、さまざまな意味を持つ名詞です。名詞としての”balance”は、以下のように使われます。
(例文)
He lost his balance and fell off the bike.
訳)彼は”バランス”を崩して自転車から転んだ。
You need to find a balance between work and personal life.
訳)仕事と私生活の”バランス”を見つける必要がある。
“balance”の動詞の意味
また、”balance“は意外にも動詞の意味を持つこともあり、意味は「釣り合いを取る」「帳尻を合わせる」といった意味になります。
(例文)
She tried to balance the stack of books on her head.
訳)彼女は頭の上に本の山を”バランス”よく乗せようとした。
He managed to balance his expenses with his income.
訳)彼は収入と支出の”バランス”を取ることができた。
“balance”の意味「残り」
続いては”balance“のもう一つの代表的な意味について見ていきましょう。
“balance“には「残り」や「差額」という意味もあります。特に、金融やビジネスの文脈でよく使われます。
中でも、”balance sheet“(バランスシート)は日本でもよく使われている単語で、貸借対照表のことです。貸借対照表は、企業の財務状況を表す決算書の一つです。複式簿記の概念に基づき、資産と負債をバランスさせることが求められます。
“balance sheet“は”BS“と訳されることもあり、金融や経理領域ではよく見かける単語ですので、この機会に覚えておきましょう。
なぜ、”balance“という概念は、「残り」や「差額」を意味するかというと、複式簿記で左右(貸方・借方)の金額を一致させて財源のバランスをとるために生まれたとされています。
簿記の貸方・借方は、常に一致させる必要があり、どちらかに差分がある状態は貸借対照表は未完成となります。
そのため、”balance“という意味が派生して「残り」や「差額」を直接的に意味することになりました。
(例文)
The company published its annual balance sheet.
訳)その会社は年間の”貸借対照表”を公開した。
“Insufficient balance on payment”の意味
また、この意味の関連でよく使う表現があります。それが、”Insufficient balance on payment“です。
オンライン決済や銀行口座の残高が不足している場合に、”Insufficient balance on payment“と表現されます。”balance“という意味が理解できていないと読み解くことができない表現ですので、この機会に覚えておきましょう。
(例文)
The transaction was declined due to an insufficient balance.
訳)”残高不足”のため、取引が拒否されました。
“balance”の 類義語

続いては”balance“の類義語をご紹介します。
“balance“と似た意味を持つ単語として、以下のようなものがあります。
1. “equilibrium”(均衡、バランス)
“equilibrium” は、物理的・精神的なバランスが取れている状態を指します。科学や経済の分野でもよく使われます。
(例文)
The gymnast maintained perfect equilibrium on the beam.
訳)その体操選手はビームの上で完璧な均衡を保った。
The economy is struggling to reach a new state of equilibrium after the financial crisis.
訳)経済は金融危機の後、新たな均衡状態に達しようとしている。
Meditation helps restore inner equilibrium.
訳)瞑想は内面的な均衡を取り戻すのに役立つ。
2. “stability”(安定性)
“stability” は、変化しにくい安定した状態を意味します。物理的な構造の強度や、社会・感情の安定性について話す際によく使われます。
(例文)
The structure has excellent stability against earthquakes.
訳)その建物は地震に対して優れた安定性を持っている。
The new government aims to ensure economic stability.
訳)新政府は経済の安定を確保することを目指している。
Regular exercise contributes to emotional stability.
訳)定期的な運動は感情の安定に貢献する。
3. “harmony”(調和)
“harmony” は、異なる要素が調和し、心地よいバランスを生み出している状態を指します。芸術や人間関係、音楽の分野でよく使われます。
(例文)
The colors in the painting create a sense of harmony.
訳)その絵の色合いは調和を生み出している。
The team members worked in perfect harmony to complete the project.
訳)チームのメンバーは完璧な調和のもとでプロジェクトを完了させた。
The melody and lyrics of the song are in beautiful harmony.
訳)その曲のメロディーと歌詞は美しい調和をなしている。
まとめ
この記事では、”balance“の意味や使い方を詳しく解説しました。
“balance“は日常からビジネスまで幅広く使われる単語です。ぜひこの記事を参考に、正しい使い方をマスターしてみましょう。
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