今回の記事では、“rest”(レスト)の意味と使い方を解説します。

restは動詞や名詞として使われる単語です。

基本の意味だけでなく、スラング表現”RIP”や、restを使った頻出の熟語についても紹介するので、ぜひ覚えていってくださいね。

restの意味:休む

restの意味:休む

“rest”には、最も基本的な意味として「休む」「休息をとる」という意味があります。

この意味は知っている人も多いのではないでしょうか?

例文はこちらです。

Aさん

You should rest after a long day at work.
(仕事で長い一日を過ごした後は休んだほうがいい。)

Aさん

She rested on the sofa and listened to music.
(彼女はソファで休みながら音楽を聴いた。)

Aさん

I need to take a rest before continuing my studies.
(勉強を続ける前に休憩が必要だ。)

このように、restは疲れた体や心を癒やすために使われることが多い単語です。

restの意味:残り

また、”rest”には「残り」「残されたもの」という意味もあります。

例文はこちらです。

Aさん

I ate half of the cake, and the rest is in the fridge.
(ケーキの半分を食べて、残りは冷蔵庫に入っている。)

Aさん

He finished his work and spent the rest of the day relaxing.
(彼は仕事を終え、残りの時間をリラックスして過ごした。)

Aさん

We have finished most of the project, but the rest needs to be done by tomorrow.
(プロジェクトのほとんどは終わったが、残りは明日までに終わらせる必要がある。)

restの意味:スラング

restにはスラングとしての使い方もあります。

特にRIP(Rest in Peace)はよく使われるので解説します。

基本の意味

“RIP”は元々ラテン語の”Requiescat in Pace”(英語で “Rest in Peace”、「安らかに眠れ」)の略で、亡くなった人に対する祈りや追悼の言葉です。

お墓の碑文や葬儀などで伝統的に見られる表現ですね。

例文はこちらです。

Aさん

RIP, my dear friend.

(安らかに眠れ、親愛なる友よ。)

死者に敬意を表し、穏やかな永遠の休息を願う意味合いがあります。

本気の追悼(ネット上での)

この表現は、有名人や知人が亡くなったときに使われますが、スラングというよりは簡潔な追悼の形として定着しています。

Aさん

RIP David Bowie, legend.

(デヴィッド・ボウイ、安らかに。伝説だよ。)

この場合、感情を込めた短いメッセージとして機能します。

皮肉やジョークとしてのRIP

何か大事なもの(物理的なものや抽象的なもの)が「終わった」「ダメになった」ときに、死んだことに例えて使われます。

Aさん

Dropped my phone in the toilet, RIP my savings.

(トイレにスマホを落としちゃって、私の貯金が死んだ。)

ここではRIPが大げさに使われ、ユーモアや自虐を込めたニュアンスになります。

ゲームやネット文化でのRIP

RIPは、オンラインゲームや配信などで、プレイヤーが失敗したり負けたりしたときに「死んだ」ことを表現します。

Aさん

Got sniped from across the map, RIP me.

(マップの向こうから狙撃されて、私死にました。)

軽いノリで使われ、実際の死ではなく「状況の終わり」を表します。

何かが時代遅れになったとき

流行が終わりを迎えたり、使えなくなったものに対して”RIP”を使うこともあります。

Aさん

Flash Player is officially gone, RIP.

(フラッシュプレイヤーが正式に終了、さよなら。)

ノスタルジーや終わりを惜しむ気持ちが込められることが多いです。

Take a good restの意味

Take a good restの意味

“Take a good rest”は「しっかり休んで」という意味の熟語です。

例文はこちらです。

Aさん

You should take a good rest before your big exam.
(大事な試験の前にしっかり休んだほうがいい。)

Aさん

After a long trip, take a good rest and recover your energy.
(長旅の後は、しっかり休んでエネルギーを回復しよう。)

Aさん

Take a good rest and see you tomorrow!
(しっかり休んで、また明日!)

似た表現

“Take a good rest”と似た表現として、以下のようなフレーズもあります。

Get some rest(少し休んでね)

例文はこちらです。

Aさん

You should get some rest before your trip.
(旅行の前に少し休んだほうがいいよ。)

Have a rest(休憩する・休む)

これは、主にイギリスで話される表現です。

例文はこちらです。

Aさん

Why don’t you have a rest for a while?
(少し休んだらどう?)

Take it easy(無理せずゆっくりしてね)

例文はこちらです。

Aさん

Take it easy and don’t stress too much.
(無理しないで、あまりストレスを感じないようにね。)

Get a good night’s sleep(ぐっすり寝る)

例文はこちらです。

Aさん

Make sure to get a good night’s sleep before the exam.
(試験の前にしっかり寝るようにしてね。)

Rest of the Worldの意味

“Rest of the World”は、「世界の他の地域」や「その他の国々」という意味で使われる表現です。

例文はこちらです。

Aさん

This product is available in the US and the rest of the world.
(この商品はアメリカとその他の国々で販売されています。)

Aさん

The champion team will compete against the rest of the world.
(チャンピオンチームは世界の他のチームと対戦する。)

Aさん

His influence extends beyond Europe to the rest of the world.
(彼の影響力はヨーロッパだけでなく、世界の他の地域にも及ぶ。)

まとめ

今回は、定番の英単語”rest”の意味や、スラング、熟語表現などを解説しました。

それぞれの意味をもう一度確認しておきましょう。

  • restの基本の意味は「休む」「残り」
  • RIPはスラングとして、誰かを追悼する際や、何かがダメになった際などに使う
  • “Take a good rest”は「しっかり休んで」という意味
  • “Rest of the World”は、「世界の他の地域」や「その他の国々」という意味

restは単に「休む」だけじゃなく、幅広い表現ができる英語なんですね。

しっかり復習して、使いこなせるようにしておきましょう!