「ご教授ください」という表現は、ビジネスメールや正式な場面でよく使われます。

「詳しく教えてほしい」という丁寧な依頼の言葉ですが、英語ではどのように表現すればよいのでしょうか。

英語でも、相手に敬意を払って教えを請う表現がたくさんあります。

本記事では、「ご教授ください」や似た表現の英語フレーズをわかりやすく解説します。

日本語訳をつけた例文もたくさん紹介するので、英語に自信がなくても、安心して読めます。

ビジネスでもプライベートでも使える丁寧な英語表現をぜひ覚えて、メールや会話で活用してみましょう。

「ご教授ください」の日本語の意味・類語との違い

「ご教授ください」の日本語の意味・類語との違い

英語表現を解説する前に「ご教授ください」の日本語の意味を整理しておきましょう。

「ご教授ください」の意味

これは、「専門的な知識や技術について教えてほしい」という意味の敬語表現です。

特に、相手がその分野の専門家であるときによく使われます。

ご教示ください

「ご教授ください」には、似た言葉がいくつかあります。違いを見てみましょう。

まず「ご教示ください」です。

これは「やり方などを教えてください」という意味で、比較的実務的な内容に使います。

ご指導ください

「ご指導ください」は、長期的に指導や助言を求めるときに使います。

このように「ご教授ください」は、特に専門的・学術的な知識についてお願いするときの丁寧な表現です。

Bさん

英語にするときも、このニュアンスを意識しましょう!

「ご教授ください」を英語で何て言う?

「専門的な知識や技術について教えてほしい」という意味の「ご教授ください」。

これにぴったりの英語表現は、以下のようなものがあります。

表現1

Aさん

Could you kindly provide me with your expertise?

(ご専門の知識をお教えいただけますでしょうか。)

この表現はとても丁寧で、ビジネスシーンでもよく使われます。

“expertise”(専門知識)という単語を使うことで、「ご教授」のニュアンスを正確に伝えられます。

表現2

次の表現はこちらです。

Aさん

I would appreciate it if you could share your knowledge with me.

(あなたの知識を共有していただけると幸いです。)

“appreciate”(感謝する)を使うことで、より柔らかく、丁寧な印象になります。

表現3

さらに、このような表現もあります。

Aさん

May I ask for your guidance on this matter?

(この件についてご指導いただけますか。)

「ご教授」よりも「ご指導」に近いですが、場面によっては代用可能です。

「ご教示ください」を英語で何て言う?

「ご教示ください」は「やり方」や「方法」を教えてほしいときの表現です。

英語では以下のフレーズが適しています。

表現1

Aさん

Could you please let me know how to proceed?

(どのように進めればよいかご教示いただけますか。)

「進め方」を教えてほしいときに便利な英語表現です。

表現2

Aさん

I would be grateful if you could instruct me on this process.

(この手順についてご教示いただけると幸いです。)

“instruct”(指示する、教える)は、ややフォーマルな英語です。

表現3

Aさん

Please advise me on the correct procedure.

(正しい手順をご教示ください。)

“advise”(助言する)を使うと、ややソフトな印象になります。

「ご教示いただけますと幸いです」をビジネス英語で何て言う?

「ご教示いただけますと幸いです」をビジネス英語で何て言う?

「ご教示いただけますと幸いです」は、先に紹介した「ご教示ください」と比べても非常に丁寧な表現です。

英語でも、同じく丁寧さを意識した表現が使えます。

表現1

Aさん

I would greatly appreciate your guidance on this.

(この件についてご教示いただけますと大変ありがたく存じます。)

“greatly appreciate” で、より強い感謝の気持ちを表せます。

表現2

Aさん

Your assistance on this matter would be highly appreciated.

(この件に関するご助力を賜れましたら幸いです。)

「助力」となりますが、「教えてほしい」という依頼にも使える表現です。

表現3

Aさん

It would be appreciated if you could share your expertise.

(ご専門の知識を共有していただけますと幸いです。)

フォーマルなビジネス英語のメールでよく見られる言い回しです。

「教えていただけると嬉しいです」を英語で何て言う?

「教えていただけると嬉しいです」は、よりカジュアルで柔らかい表現です。

英語でも親しみのあるフレーズがあります。

表現1

Aさん

I’d be happy if you could tell me.

(教えていただけたら嬉しいです。)

とてもシンプルで使いやすい英語表現です。

表現2

Aさん

It would be great if you could explain it to me.

(説明していただけたらありがたいです。)

“explain”(説明する)を使って、わかりやすくお願いする言い方です。

表現3

Aさん

I’d appreciate it if you could give me some information.

(情報を教えていただけるとありがたいです。)

「情報をもらいたい」ときの定番フレーズです。

「ご指示お待ちしております」を英語で何て言う?

「ご指示お待ちしております」は、英語のビジネスメールでよく使う表現です。

表現1

Aさん

I look forward to your instructions.

(ご指示をお待ちしております。)

“look forward to”は定番のビジネス英語フレーズです。

表現2

Aさん

Awaiting your further instructions.

(追加のご指示をお待ちしております。)

これはやや形式的な英語ですが、メールの結びなどでよく使われます。

表現3

Aさん

Please let me know how you’d like me to proceed.

(どのように進めればよいかご指示ください。)

カジュアルすぎず、使いやすい表現です。

まとめ

「ご教授ください」や「ご教示ください」は、ビジネスシーンでよく使う丁寧な日本語表現です。

英語でも、状況に応じて適切な表現を選ぶことが大切です。

  • ご教授ください:”provide me with your expertise” や “share your knowledge”など
  • ご教示ください:”let me know how to proceed” や “advise me”など
  • ご教示いただけますと幸いです:”I would greatly appreciate your guidance.”など
  • 教えていただけると嬉しいです:”I’d be happy if you could tell me.”など
  • ご指示お待ちしております:I look forward to your instructions.”など

英語を学び直している人でも、こうした表現を一つずつ覚えれば、ビジネスメールも安心して書けます。

今回紹介した英語のフレーズを、ぜひ練習して使ってみてくださいね。

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