しそは独特の風味があることから、苦手な食材に挙げられることが少なくありません。
しかし調べてみると、しそは縄文遺跡から種の化石が発見されるほど、遥か昔から日本で食されてきたハーブなのです。
さてこのしそ、英語ではなんていうのでしょうか。外国人のお友達から聞かれたらなんて答えますか?
今回はしそにまつわる単語やフレーズを色々紹介します。日本人でも即答できない人が多い「大葉との違い」なども併せて紹介しますのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。
しそって英語でなんていう?

しそは英語で「shiso leaf」といいます。でも「shiso」が分からない人が多いので「Japanese herb」といえば伝わるでしょう。
正式な英語名は「Parilla」なのですが、知っている人はあまり見かけません。
また「Japanese basil」という表現を使う方も多いです。
たしかに料理でバジルがないときに、しそを代用することをすすめるケースも多く見受けられますが、味わいはかなり違いますよね。
英語圏ではしそを食べる習慣が無いので「shiso leafはJapanese herbの一種」と説明するのがおすすめです。
訳)マグロにしそを巻いて食べると美味しいよね
訳)え?しそって飾りじゃないの?食べられるの?
訳)しそは健康にすごく良いんだよ!老化防止効果も高い、っていわれてるんだから。
訳)明日箱買いしてくる…いや、庭に紫蘇畑を作るわ!
過去に発酵食品に関する記事を紹介しています。健康について話したいときの参考になると思いますので、そちらもぜひ併せて読んでみてください。
大葉って英語でなんていう?
大葉は、英語で「shiso leaf」といいます。大葉はしそ、正確には青じその葉の部分を指します。たしかにスーパーなどで青じその葉の部分が大葉という名前で販売されていますね。
青じそが大葉と呼ばれるようになった理由は、同じく刺身のつまなどに使う芽じそや穂じそ、花穂と区別するためだそうです。
実はしそは茎まで食べられる野菜なんですよ。しかもビタミンやミネラル、カルシウムまで豊富に含まれていますから、色々な食べ方で楽しみたいですね。
農林水産省がしそを使った常備菜を紹介していますから、この機会にぜひ作ってみてはどうでしょうか。ご飯がすすむし、体力が落ちているときにおすすめですよ。
参考:農林水産省「達人レシピ(大葉のにんにく醤油漬け)」
ゆかりって英語でどう説明する?
ゆかりはしそから作られるふりかけの一種ですが、英語で説明する場合、「shiso rice seasoning」とか「dried red perilla seasoning」と表現されることが多いです。最近では「furikake」という単語の認知度も上がっているので「shiso furikake」で通じる可能性もあります。
少しくわしく説明するなら「seasoned dried shiso powder」や「It’s a type of powdered rice topping made from red shiso.」という表現もおすすめです。
ゆかりはお弁当にふりかけられていることも多いので、質問されたら答えられるようにしておくといいかもしれませんね。
訳)ご飯の上にかかってる紫色の粉は何なの?
訳)ゆかりだよ。乾燥させた赤じそから作るふりかけだよ。
訳)わあ、すごく良い香りがするね。
訳)そうなの。日本のふりかけだよ。持ってるからご飯にかけてあげようか?
訳)かけて、かけて!
青シソって英語でなんていう?
青シソの正式名称は「green perilla」ですが、そこまで認知度が高くないので「green shiso」と言った方が分かりやすいでしょう。
青シソの葉は大葉なので、青シソの葉っぱのことなら「green shiso leaf」や「shiso leaf」
シソには梅干しやゆかりなどに使われる赤シソと、刺身のつまなどに使われる青シソがあります。
青シソは「shiso leaf」で伝わりますが、赤シソと青シソがある、ということを伝えたり、使われ方の違いを説明する場合は「green shiso leaf」を使うのがおすすめです。
赤シソって英語でなんていう?

赤紫色の葉を持つ赤シソは、英語では「red shiso leaf」や「red perilla」といいます。
青シソは年中食べられますが、赤シソは6~7月の間しか販売されていません。地域によってはもう少し長く収穫できるところがあるようですが、それでも8月の頭頃まででしょう。
赤シソと青シソの違いは、見た目や販売時期だけではありません。赤シソは、主に梅干しや漬物、ジュースなどに使われます。
青シソより香りが強く加熱や加工に適しているため、料理や飲み物に色や香りを加える目的でも使われます。英語で紹介する際には「used for making pickled plums or shiso juice」などと、具体的な用途を添えると理解されやすくなります。
しそって外国でも食べるの?
しそは日本の食材として知られていますが、比較的育てやすい植物であることから世界のあちこちで購入できます。
ただ海外で手に入るシソは、日本のものと比べて香りが少ない、という意見が多いです。
一方、日本のシソやシソジュースはシンガポールや香港などのアジア諸国や欧米への輸出が増えています。
これはシソが健康に良い、という認識が広まっているから、ではなく、日本食ブームの高まりで寿司を食べる機会が増え、つまとして使われているようです。ただの飾りと思わず、もっとシソを食べてもらえると良いですね。
海外に住んでいる日本人は、いつでもシソが食べられるように種や苗を手に入れ、自宅で栽培するケースが多いですよ。
まとめ
シソは、ポリフェノールによる抗酸化作用やβカロテンによる美肌効果など、健康や美容を意識する人にとって魅力的な食材ですが、パセリのように飾りと捉えられている人が少なくありません。これは大変勿体ないことです。
せめて日本に来る外国人には、シソの美味しさや栄養について知ってもらいたいですね。そのためにも、今回紹介した単語やフレーズをどんどん使ってみてください。そうすることでボキャブラリーが増え、英会話の質も向上するでしょう。
今後も会話で使える表現や言い回しをたくさん紹介しますので、楽しみにしていてくださいね。See you next time!
