最近のニュースや天気予報でよく耳にする「線状降水帯」。
短時間に大量の雨を降らせ、大きな被害をもたらすことがあります。
しかし、この「線状降水帯」を英語でどう表現するか、意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、「線状降水帯」をはじめとした関連の気象用語をわかりやすく解説し、英語での表現や例文を紹介します。
英語を学び直している人にも役立つ内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
「線状降水帯(せんじょうこうすいたい)」を英語で何て言う?
「線状降水帯(せんじょうこうすいたい)」とは、発達した強い雨雲(積乱雲)が列になって、まるで整列したように同じ場所を何時間も通過したり、じっと留まったりすることでできる、細長くて強い雨のエリアのことです。
このエリアは、長さが50~300km、幅が20~50kmほどで、たくさんの雨を降らせます。
この「線状降水帯」は、英語で何と表現するのでしょうか?
英語では”linear rainband”または”stationary linear precipitation system”と表現されます。
ニュースや研究記事では”linear rainband”がシンプルでよく使われます。
英語の例文
A linear rainband caused heavy rainfall in western Japan.
(線状降水帯が西日本で大雨を引き起こしました。)
Meteorologists warned of a stationary linear precipitation system.
(気象学者たちは停滞する線状降水帯に警戒を呼びかけました。)
The government issued an alert due to a linear rainband.
(政府は線状降水帯のため警報を発表しました。)
「集中豪雨」を英語で何て言う?

「集中豪雨」は短時間で狭い範囲に大雨が降ることを指します。
英語では”torrential rain”や”localized downpour”と表現されます。
英語の例文
The city was hit by torrential rain last night.
(昨夜、その都市は集中豪雨に見舞われました。)
A localized downpour caused flooding in the area.
(局地的な豪雨が地域で洪水を引き起こしました。)
Residents were warned about torrential rainfall.
(住民は集中豪雨について警告を受けました。)
「大雨特別警報」を英語で何て言う?
「大雨特別警報」は「数十年に一度の大雨となる恐れが大きいとき」に発表される日本独自の用語です。
英語では”Emergency Warning for Heavy Rain”や”Heavy Rain Emergency Warning”と訳されます。
英語の例文
The Japan Meteorological Agency issued an Emergency Warning for Heavy Rain.
(気象庁は大雨特別警報を発表しました。)
People must evacuate immediately after the Emergency Warning for Heavy Rain.
(大雨特別警報が出たらすぐに避難しなければなりません。)
The Emergency Warning for Heavy Rain is the highest alert level.
(大雨特別警報は最も高い警戒レベルです。)
「豪雨」を英語で何て言う?
![[/speech_bubble] 「豪雨」を英語で何て言う?](https://kimini.online/blog/wp-content/uploads/2025/08/water-drops-275938_1280.jpg)
「豪雨」は非常に強い雨が短時間にたくさん降ることを指します。
洪水や土砂災害を引き起こすこともあるレベルの雨です。
英語ではどう表現できるでしょうか?
英語では”heavy rain”や”downpour”が一般的です。
英語の例文
We had heavy rain all day yesterday.
(昨日は一日中豪雨でした。)
The sudden downpour surprised everyone.
(突然の豪雨にみんな驚きました。)
Heavy rainfall caused traffic delays.
(豪雨が交通の遅れを引き起こしました。)
「土砂災害」を英語で何て言う?
「土砂災害」は、大雨や地震などが原因で、山や崖の土や岩が崩れたり、流れ出したりして、人や建物に被害を及ぼす災害のことです。
英語ではどう表現できるでしょうか?
「土砂災害」は”landslide disaster”や”mudslide disaster”と言います。
文脈によっては単に”landslide”や”mudslide”でも通じます。
英語の例文
The village suffered a landslide disaster after heavy rain.
(その村は豪雨の後、土砂災害に見舞われました。)
Mudslides blocked the main road.
(土砂崩れが主要道路を塞ぎました。)
Authorities warned of possible landslides in the mountains.
(当局は山での土砂災害の可能性を警告しました。)
「気象用語」を英語で何て言う?

ここまで「線状降水帯」や「集中豪雨」など、さまざまな英語の「気象用語」を紹介してきました。
最後に「気象用語」自体は英語でどう表現できるか、解説します。
「気象用語」は英語で”meteorological terms”や”weather terms”と言います。
日常会話では”weather terms”の方が簡単です。
英語の例文
Students are learning basic weather terms in class.
(生徒たちは授業で基本的な気象用語を学んでいます。)
This dictionary includes many meteorological terms.
(この辞書には多くの気象用語が含まれています。)
Knowing weather terms helps us understand forecasts.
(気象用語を知ると天気予報を理解しやすくなります。)
まとめ
今回の記事では、「線状降水帯」や「集中豪雨」など、災害に関わる重要な気象用語を英語でどう表現するかを解説しました。
最後に今回紹介した英語表現を表にまとめます。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 線状降水帯 | linear rainband / stationary linear precipitation system |
| 集中豪雨 | torrential rain / localized downpour |
| 大雨特別警報 | Emergency Warning for Heavy Rain |
| 豪雨 | heavy rain / downpour |
| 土砂災害 | landslide disaster / mudslide disaster |
| 気象用語 | meteorological terms / weather terms |
英語での表現を知っておくと、海外のニュースや気象情報を理解するのに役立ちます。
英語の学び直しをしている人は、ぜひ日常生活の中で少しずつ使ってみてください。
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