近年、アメリカでは「アボカドトースト」がセレブの間で「ヘルシーでおしゃれな朝食」として定着しており、SNSでも頻繁にシェアされています。そんなアボカドトーストは、近年日本でもその魅力が発信されることが増えています。なぜ、アボカドトーストはそんなに人気でヘルシーというイメージが定着しているのでしょうか？家ではどのように作ればよいのでしょうか？今回は、そんなアメリカで最近大人気の「アボカドトースト」について紹介していきます。
アメリカのセレブが火付け役のアボカドトースト
アボカドトーストは、トーストしたパンの上に熟したアボカドをのせたシンプルな料理で、アメリカを中心に人気を集めたメニューです。アボカドを潰して塩や胡椒、オリーブオイル、レモン汁などを加えるのが基本のスタイルで、そこに様々なトッピングを加えることで、自分好みにアレンジが楽しめます。
この料理がブームになった背景には、アメリカのセレブたちの影響が大きくあります。グウィネス・パルトローは自身のライフスタイルブランド「Goop」でアボカドトーストを紹介し、レシピを披露していたことがあります。
参考：goop
また、ハリウッドセレブのカイリー・ジェンナーはInstagramで頻繁に写真を投稿しました。また、女優のミランダ・カーやメーガン・マークルもお気に入りの朝食として取り上げたことから、健康的でおしゃれな朝食として注目を集めました。
なぜヘルシーと言われているのか？
では、なぜアボカドトーストはヘルシーと言われているのでしょうか？
アボカドトーストの人気の理由はさまざまです。アボカドには良質な脂肪や食物繊維、ビタミンB群・C・Eなどが豊富に含まれており、疲労回復やがん予防、美肌、老化防止など美容や健康に良いとされており、ダイエットだけでなく美肌を意識する人たちに支持されています。また、アボカドの鮮やかな緑色や、自由自在なトッピングのおかげで、見た目が美しく、写真映えすることも人気の大きな要因です。さらに、調理が簡単であるにもかかわらず、カフェのようなおしゃれな雰囲気を味わえる点も魅力です。
参考：美ST ONLINE
アボカドの味はもちろん、トッピングのチーズやオイル、野菜などと組み合わせも様々な方法があり、自分の身体に必要な栄養素を上手く組み合わせられるのが魅力です。また、パンの種類も様々応用可能で、白い食パンからマルチグレイン系、ドイツ系のハードパンなどにもぴったりです。
どんな食べ方がある？
アレンジとしては、ポーチドエッグや半熟卵をのせたり、フェタチーズやトマト、スプラウトを加えたりするスタイルが人気です。辛味を加えたい人は、チリフレークやシラチャーソースを使うこともありますし、スモークサーモンやナッツ、種子などをトッピングする人も多く見られます。また、ヴィーガン対応やグルテンフリーにもアレンジしやすく、幅広い食生活にフィットする点も評価されています。
筆者のおすすめは、ホールグレインのパンにカッテージチーズとアボカドを乗せた後に、ナッツや塩、ブラックペッパーを振りかけ、仕上げにハチミツをかけて食べることです。甘さとしょっぱさがなんともいえないコラボレーションを発揮します。
アボカドトーストは、特にミレニアル世代やZ世代のライフスタイルを象徴する食べ物とされており、「おしゃれなカフェに行ったらアボカドトーストを食べる」といった文化が、アメリカやオーストラリアを中心に広がりました。「アボカドトースト」は、もはやただの軽食ではなく、食を通して自己表現やライフスタイルを発信する手段にもなっています。
家で出来る基本レシピ
まずは、基本のアボカドトーストのレシピを覚えておきましょう。これが出来れば、あとは自分の好きなトッピングを加えてカスタマイズができます。
基本のアボカドトースト
【材料】（1人分）
- 食パン（お好みの厚さ）…1枚
- アボカド…1/2個
- レモン汁…小さじ1
- 塩…ひとつまみ
- 黒こしょう…少々
- オリーブオイル…適量（お好みで）
【作り方】
- アボカドの準備
アボカドを半分に切り、種を取り、スプーンで果肉をすくい出します。 - マッシュする
ボウルにアボカドを入れ、レモン汁、塩、こしょうを加えてフォークでよく潰しながら混ぜます。 - パンを焼く
トースターまたはフライパンで食パンを好みの焼き加減にトーストします。 - アボカドを塗る
焼いたトーストにマッシュしたアボカドを塗り、お好みでオリーブオイルをひと回しかけて完成です。
アボカドトーストを英語でオーダー
「アボカドトースト」は英語で”avocado toast”と言います。この単語を使って英語でオーダーできるよう、英会話例文を紹介していきます。
ちなみに、“avocado”はただカタカナの「アボカド」と言うのでは伝わりません。カタカナで近づけるとしたら「アヴァカァドウ」になります。英語の “v” の音は、日本語の「バ行」ではなく「下唇を軽く噛んで出す音」です。「アヴァカド」の「ヴァ」は、「バ」よりもやや軽く、息を出しながら言います。”ca”は、「カ」よりも口を大きく開けて、少し伸ばすイメージ（「カー」に近い）。アクセントは、「アヴァカァドウ」の「カ」に強くアクセントを置きます。
それでは、例文をチェックしてみましょう。
訳）アボカドトーストとその上にポーチとエッグを乗せたものをお願いします。
訳）かしこまりました！飲み物はいかがなさいますか？
メニュー注文の際には”the”か”a(an)”どちらを使う？
オーダーをする際、”the avocado toast”か、”an avocado toast”か迷いますよね。
食べ物のオーダーで”the”（ザ） を使うのは、メニューに載っている特定の料理を指すとき、名前のあるメニュー（定番メニュー）のときです。
例えば、
訳）アボカドトースト、エッグベネディクト、シーザーサラダをください。
と言います。
では、”an avocado toast”と言うシチュエーションはどんな時でしょうか？
例えば、お店で頼むのではなく一般的にそれを呼ぶとき、家で作ったり食べたりしたときに使います。
訳）昨日アボカドトーストを朝食に食べたよ。
また、お店でメニューには無いけど自分でアレンジして頼みたい時にも使います。
訳）チリフレークを多め乗せたアボカドトーストって頼むことができますか？
他のメニューにもこの”the”と”a”の違いは使えるので、レストランで注文するときに応用してみて下さい。
「アボカドトースト」は栄養満点の映え食
アボカドトーストは、近年アメリカで人気かつおしゃれな朝食メニューです。チーズやトッピングを加えて自分の好きなアレンジもできるので、飽きることなく食べることができます。近年では日本でもこのアボカドトーストを食べる人も増えています。パンの種類も選ばないので、お家にアボカドがある方はぜひ試してみて下さい。
