英語圏で外を歩いていると、犬を連れてお散歩している方が多いのが目につきます。自分好みでかわいらしい犬がこちらに寄ってくると、犬好きの方は、「犬種」「犬の性別」「犬の名前」を聞きだしたいときもありますよね。また、その犬をちょっと触ってかわいがったり、そのかわいさを褒めたりしたいとき、言葉を選んで飼い主に話しかけます。英語圏でも初対面の飼い主と英語でさらっと会話できたら、きっとすてきなお散歩英会話が実現するはず。ここでは、マスターしたら散歩が楽しくなる、犬の散歩で使える英語表現を紹介していきます。
「犬の散歩する」は英語で何という?

「犬の散歩をする」を英語で言いたい場合は”walk the dog”と言います。
例えば、「毎朝犬の散歩をする」は “I walk the dog every morning.”、「犬の散歩に行こう!」は“Let’s go walk the dog!” または “Let’s take the dog for a walk!”などと言います。
どちらの表現も自然でよく使われますが、どちらかというと「take the dog for a walk」の方が少し丁寧で説明的な感じになります。
相手の犬を「かわいい」などと褒める英会話表現
散歩をしていると、自分好みのかわいい犬に出会うことがありますよね。そんなときに、相手の犬と飼い主に「かわいいね」と褒める英会話表現を紹介します。
シンプルに「かわいいね」と褒める表現
まずは、シンプルに「かわいい!」と褒める表現です。「とってもかわいいね」と”So cute!”とすれ違いざまにさらっと言えば、相手の飼い主も”Thank you”と言ってくれるでしょう。
すこしアレンジして、”What a cute dog!”「なんて可愛い犬!」と言うのも良いでしょう。また、「可愛らしい」という意味の”adorable”を使って“Your dog is adorable!”「あなたの犬、とっても可愛いですね!」と言うのもおすすめです。
訳)あらーおたくの犬はとっても可愛いですね!
訳)ありがとう!あなたの犬もね!
犬の性別を聞くときは”it”を使う?”she/he”?

犬などの動物に対して”it”を使うか、”he/she”を使うかは、英語でもよく話題になります。
そんな背景から、”it” “he/she”を使わないで”Is your dog a boy or a girl?”「あなたの犬は男の子?女の子?」と聞くのがベストな方法だとされています。これは最もカジュアルで自然、かつ丁寧な聞き方です。
技術的には「it」も文法的に正しいですが、ペット(特に犬や猫)にはあまり使いません。
英語圏では、犬は「家族の一員」として扱われることが多いため、”it”だと感情がこもっていない印象になってしまうことがあります。そんな理由から“What’s their name?” または “What’s his/her name?” が自然だとされています。この “they” は単数として使われており、性別不明の人や動物に使うことができます。
訳)あなたの犬は男の子ですか、女の子ですか?
訳)私の犬は女の子です。聞いてくれてありがとう。
性別を説明する際は”My dog is female/male. (私の犬の性別は女/男です。)”と言うこともできます。ただ、どちらかと言えば”a boy” “a girl”という方が一般的です。
英語で犬の犬種を聞く方法

外で見かけた犬の犬種を聞いてみたい際、どのように聞けばよいでしょうか。ここでは、犬の犬種を聞く方法を説明していきます。
「犬の種類(犬種)」は”breed”です。この単語を使う場合、”What breed is your dog?”と聞くことができます。
また、”breed”という単語を使わずに「どんな種類の犬か」を問う場合は”What kind of dog do you have?”と聞くことができます。
状況に応じて「he」や「she」を使い分けると、より自然になります。
訳)この子とってもかわいいね!どんな犬種なの?
丁寧に聞く場合は”May I”などを使います。
訳)あなたの犬の犬種を教えていただけますか。
犬を触ってみたいときに英語で聞く方法

かわいらしい犬を見たときは、ちょっと頭を撫でたり触りたくなってしまいますよね。そんな時、英語で相手の犬を撫でてよいか、触って良いかを聞く方法を紹介します。
犬などを「触る」の動詞は英語で”pet”と言います。カジュアルに相手の犬を触りたい場合は”Can I pet your dog?”を聞きます。
訳)とってもかわいい犬ですね!あなたの犬を触ってもよいでしょうか?
訳)いいですよ!この子は注目されるのが好きなの。
“pet”と”pat”の違いは?
実は、英語で”pet”と”pat”はどちらも「なでる」という意味があります。しかし、これらの単語のニュアンスや使い方には違いがあります。
“pet”は、動物などを愛情を込めてゆっくりと撫でるという意味で使われます。例えば、犬や猫をリラックスさせるように優しく繰り返しなでるときに使います。この単語は特に動物に対してよく使われ、”Can I pet your dog?(あなたの犬を撫でてもいいですか?)”のようなフレーズが日常会話では一般的です。動作としては継続的で、安心感や愛情を伝えるイメージです。
一方、”pat”は、軽くポンと叩くように触れるという意味で使われます。たとえば、子どもの頭を褒めるように軽くたたいたり、誰かの背中を励ますようにポンとたたいたりする場面でよく使われます。また、犬や猫などの動物にも使えますが、その場合は「頭をポンポンと軽く叩くようになでる」という感じになります。”She patted the dog on the head.(彼女は犬の頭を軽くたたいた)”というように使います。
訳)母親は息子を寝かしつけるためにぽんぽんと体をたたいた。
犬の年齢を英語で聞く方法

犬の年齢を英語で聞く方法は、人間に対して聞くのと同様で、”How old is your dog?”などと聞きます。
訳)あなたの犬は何歳ですか?
訳)私の犬は2歳の柴犬です。
犬の散歩は英会話の絶好の機会
犬の散歩をしていると、他人の犬の飼い主とのコミュニケーションをすることが良くあります。自分の犬を相手の犬の共通点を探り合ったり、相手の犬を褒めたりと、さくっと会話をして素敵なひと時を過ごすことができます。英語圏で他人と英語で会話をしてみたい方は、ぜひお散歩をして犬についての会話を楽しんでみてください。
