卒業シーズンが近づくと、海外に友達がいる人は「卒業おめでとう!」というお祝いの言葉を述べるのも良いですよね。外国人の友達がいなくても、海外ドラマで学園ものを見ているなら登場するような言葉です。そもそも「卒業」は英語で何と言うのか、また、メッセージを贈るとしたらどんな言葉が良いのかについて見ていきましょう!

「卒業」は英語で何と言う?

「卒業」は英語でgraduationと言います。カタカナで表現するならグラジュエーションですね。学校に関することは英語でも早いうちから習っているので、こちらは一応中学英語となります。

学校でよく使う教科に関する英語や、学校行事である修学旅行などにまつわる単語は比較的中学校のうちに覚えてしまうことが多いです。今のうちに復習して思い返しておきましょう。

「卒業」に関連する英語表現

「卒業」に関連する英語表現

卒業という単語を覚えても、それ単体で使えるシチュエーションには限りがあります。単語だけで相手に自分の言いたいことが伝わればいいのですが、そうもいかない時もありますし、何より片言はカッコ悪いですよね。ということで、ここからは「卒業」に関連する英語表現を一気に見ていきます。どれもよく使うので覚えておいて損はありませんよ!

・卒業式:graduation ceremony

「graduation」で卒業式を意味する場合もありますが、基本的にはセレモニーを付けて式典であることを強調します。

・卒業生:graduate

こちらは何だか動詞のように思えるかもしれませんが、卒業生という名詞でも使えます。graduationと似た単語なのでセットで覚えましょう。

・卒業証書:diploma

大学の卒業証書ならdiplomaで、聞いたことだけならあるという方もいそうですね。ちなみにその他の卒業証書は「certificate」と言います。

・卒園する:finish preschool/finish kindergarten

幼稚園は、2~3歳くらいの小さな子どもたちのクラスをプリスクール、5~6歳の大きな子どもたちのクラスをキンダーガーテンと言うところもあります。ですから2つの表現どちらも間違ってはいません。

・小学校を卒業する:leave elementary school

小学校になってくると、graduateよりleave「去る」という単語を使う方が一般的です。ここの辺りはネイティブの感覚によるものでしょうね。

・~を卒業する:graduate from~

主に大学を卒業する時に使うのがこちらの表現。graduateは先ほど「卒業生」という名詞でも使うと言いましたが、この場合の意味だと前置詞とセットで使うので忘れないようにしてくださいね。ちなみに高校卒業は「graduated high school」と前置詞が付かないというちょっとややこしい表現になります。

学生を表す英語表現

 

小学生や中学生、高校生は英語で言えるという方も多いでしょけれど、では園児はどういうのでしょうか。また、同じ中学生でも言い方が複数あるので、代表的な単語以外もこの際覚えてしまいましょう!

・園児:kindergartener

kindegartenというのはドイツ語です。だから英語だと思っている人は、gartenをgardenと書いてミスをしがちです。ドイツ語では名詞の最初のアルファベットは大文字にするのですが、Kindは「子ども」という意味で、その複数形がKinderとなっていいます。

・小学生:elementary student/elementary school student

・中学生:junior high school student/middle school student/secondary school student

一般的なのはjunior high school studentですよね。その他にも、「中間」と言ったり「2番目の」と言ったりすることがあるのでどれも知っておくとわかりやすいです。

・高校生:high school student

・大学生:university student/undergraduate/college student

大学生の場合は、学年によって呼び名が決まっています。1年生は「freshman」、2年生は「sophomore」、3年生は「junior」、4年生は「senior」です。1年生だからfirstを使うと思いきや、すべて数字が入っていないのが特徴です。

・大学院生:graduate student

「卒業おめでとう!」を英語で言ってみよう!

「卒業おめでとう!」を英語で言ってみよう!

では、卒業する人たちに向かって「卒業おめでとう!」と良いたい時には、どのような英語表現を使えば良いのでしょうか。決まり文句的になっているので、以下の3つの代表的なメッセージを覚えておけば大丈夫です。

Aさん
Happy graduation day!
Aさん
Congratulations on your graduation.
Aさん
Best wishes on your graduation.

それも「卒業おめでとう!」という意味になります。直接「おめでとう」という訳に当たるCongratulationsを使っている表現もあれば、HappyやBestを使って良い意味に持って行っているものもありますね。前置詞に何を使うか迷いそうなので、ここではonを使うと暗記してみてください。ちなみに、Congratulationsは日本人の場合最後のsを付け忘れやすいので要注意ですよ!また、長いので省略してCongrats!と言うこともあります。

「卒業おめでとう!」に続けて言えるメッセージ

短く「卒業おめでとう!」と必要最低限のメッセージを伝えるのも良いですが、もう少し時間があったり、これから先の未来を応援したい時にはお祝いに続けて付け加えられるメッセージがあります。自分の言いたいことを添えればそれで良いのですが、なかなか良い言葉が思いつかない場合は以下を参考にしてみてください。

Aさん
Keep it up!
訳)努力を続けて!
Aさん
Reach your goals!
訳)目標を達成してね!
Aさん
I wish you luck in all your future endeavors.
訳)今後の成功を祈っています。
Aさん
Good luck to you.We wish you the very best!
訳)これからも頑張ってください。応援しています!

西洋では卒業シーズンと言えば5月や6月。日本とは年度の始まりが異なるので伝える時期もかなりズレますね。3月が卒業シーズンで4月始まりというのはかなり珍しい国ですから、大学などの留学する日本人は結構大変だったりします。自分たちの文化が当たり前だと思わず、視野を広げていきたいですね。

まとめ

「卒業」という英語、そして「卒業おめでとう!」というメッセージを英語でどのように表現するのかを見て来ました。実際に言う機会はなくとも、ドラマや映画などで出てきた時にきちんと聞けるようにしておきたいですよね。留学する予定があれば先輩たちに言うこともあるでしょうから、社会人留学を検討し始めたらこの辺りの表現も思い出してもらいたいです。この決まり文句に、自分の気持ちをアレンジして乗せられたら英語の表現力もかなりついてきたと言えるでしょう。