家計簿をつけたり、経費精算をしたり、お金の管理をするなかで「支出」や「出費」という言葉は欠かせませんね。英語表現を正しく使い分けられると、日常生活はもちろん、海外でのビジネスシーンでも一目置かれるでしょう。

日本語では「支出」と「出費」はほとんど同じように使われますが、英語では状況に応じて使い分けるべき単語があります。
そこで、今回は英単語の使い分けから、関連する表現まで紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

「収入」は英語でIncome/Salary / Wage/Revenue

「収入」は英語でIncome/Salary / Wage/Revenue

収入に関する英語は、性質によって使い分けが重要です。

Income

定期的に入ってくるお金全般を指す最も一般的な「収入」「所得」です。給与だけでなく、家賃収入、配当金など、個人の所得として広く使われます。

Aさん
What is your annual income?
あなたの年間の所得はいくらですか?

Salary / Wage

働いた対価として受け取る「給与」「賃金」を指します。

Salaryは月給や年俸など、定期的な固定給です 。

Aさん
She earns a good salary as a software engineer.
彼女はソフトウェアエンジニアとして良い給料をもらっている。

Wageは時給や日給など、労働時間や出来高に応じて支払われる賃金です。

Aさん
The minimum wage in this state is high.
この州の最低賃金は高い。

Revenue 

 企業や組織が事業活動を通じて得た「収益」や「売上高」を指します。個人の「収入 (Income)」とは区別されます。

Aさん
The company reported record-high quarterly revenue.
その会社は過去最高の四半期収益を報告した。

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expenditureとexpenseの違いは?

ExpenditureExpenseは、どちらも「支出」と訳されますが、文脈とニュアンスに大きな違いがあります。

項目 Expense Expenditure
ニュアンス 会計上の「費用」「経費」。特定の目的に必要なコスト 大規模な、または公的な「支出総額」「歳出」。お金が出ていく行為や総額
おもな用途 日常の出費、家計簿、ビジネスの経理精算、確定申告。 政府、自治体、大規模な組織の予算、アカデミックな文書。

 

個人的な出費会社の経費を話すなら、ExpenseまたはExpensesを使いましょう 。

Aさん
I need to submit my expenses.
経費を精算しなければならない。

国の予算大規模な投資額など、硬い話をするときはExpenditureを選びましょう 。

Aさん
The total expenditure for the project exceeded the budget.
そのプロジェクトの総支出は予算を超えた。

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「収支」は英語でBalance、またはIncome and Expenses

「収支」は英語でBalance、またはIncomings and Outgoings

「収入と支出」の関係や、差し引きを意味する「収支」に関する表現を覚えておきましょう。

Balance

収支の差額や、銀行口座の残高を指します。「均衡」という意味合いから、収入と支出の釣り合いを指すこともあります。

Aさん
We need to maintain a healthy balance between income and expenditure.
私たちは収入と支出の間に健全な均衡を保つ必要がある。

Income and Expenses

「入ってくるもの」と「出ていくもの」をそのまま表現する、日常会話で分かりやすい「収支」の表現です。

Aさん
I keep a record of all my income and expenses.
私は自分のすべての収支を記録している。

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「諸経費」は英語でMiscellaneous expenses/Overhead (costs)/Operating expenses

「諸経費」は、特定の製品やサービスに直接紐づかない、事業や生活を維持するためにかかる細々とした費用や間接費を指します。

Miscellaneous expenses

Miscellaneousは「雑多な」という意味で、「雑費」「諸雑費」を意味します。経理書類などで使われます。

Aさん
Please list all your miscellaneous expenses on the form.
用紙にすべての雑費を記入してください。

Overhead (costs)

事業を継続するために必要な間接的な費用、つまり「間接費」「固定費」を指します。家賃、光熱費、事務用品費などがこれにあたります。

Aさん
Reducing overhead costs is essential for increasing profit margins.
間接費の削減は、利益率を上げるために不可欠である。

Operating expenses (OpEx) 

事業の運営のために継続的にかかる費用、つまり「営業費用」「販管費」を指す、ビジネス会計で使われる表現です。

Aさん
OpEx includes salaries, utilities, and marketing costs.
営業費用には給与、光熱費、マーケティング費用が含まれる。

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「出費」は英語でSpending/Cost/Outlay

「出費」は、日本語では「支出」とほぼ同義ですが、より個人的な感覚や費用が発生した事実に焦点を当てた表現を覚えておきましょう。

Spending / Spend 

最も日常的な「出費」はSpendingです。また、動詞のSpendも「〜に出費する」として頻繁に使われます。

Aさん
You should curb your unnecessary spending.
あなたは不必要な出費を抑えるべきだ。
Aさん
I tend to spend too much money on clothes.
私は服に多くお金を出費する傾向がある。

Cost 

何かを得るために支払う金額という点で「出費」と訳せます。行為や物が持つ金額的な価値というニュアンスがあります。

Aさん
What is the total cost of this trip?
この旅行の総費用(出費)はいくらですか?

Outlay

まとまった金額の「支出」や「初期投資」を指すフォーマルな表現です。

Aさん
The initial outlay for the new restaurant was huge.
新しいレストランのための初期出費(初期投資)は莫大だった。

お金に関する英語の慣用表現

お金や出費に関する英語の慣用表現をいくつか紹介します。

Cost an arm and a leg

「腕と脚一本分の費用がかかる」という意味で、「非常に高価である」「法外な値段である」という意味です。

Tighten one’s belt

「ベルトを締める」=「節約する」「緊縮財政にする」という意味で、出費を抑える状況を指します。

Break the bank

「銀行を破産させる」=「全財産を使い果たすほど大金を使う」という意味で、通常は否定文で「それほど大金ではない」と使われることが多いです。

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まとめ

今回は、「支出」や「出費」を意味する英語表現とそれぞれのニュアンスの違いと使い分けを詳しく解説しました。

今回紹介した単語は、家計管理やビジネスの報告書作成、そして日常会話での節約の話など、幅広いシーンで役立ちます。

ぜひ、今日から積極的にこれらの英語表現を使ってみてくださいね。