英語上級者でも、覚えるのが面倒くさいからと放置しがちになってしまうのが、英語圏で使われている「単位」です。日本で使われている重さや長さを表す単位が、英語圏では違ったりするのでそれを計算し直すのが面倒なんですよね。実際に海外に住んでいたら嫌でも覚えないと不便な生活になりますが、日本に住んでいたら単位を表す単語さえ知っていれば英検やTOEICではあまり困りません。しかし!逃げてばかりではネイティブ級にはなれませんので、今回を機に主だった英語圏の単位を覚えていきましょう。

重さの単位を英語で言うと?

重さの単位を英語で言うと?

まずは重さの単位からいきましょうか。日本で私たちが普段使っているのは「g(グラム)」や「kg(キログラム)」ですが、アメリカでは「ounce(オンス)」、「pound(ポンド)」が使われます。それぞれ1単位がどれくらいの重さなのか見ていくので、ざっくりと想像しながら覚えていってくださいね。

ounceについて

特にアメリカで使う最少重量単位は「ounce」です。日本で言うところのグラムですね。1 ounce≒ 28.35gなので、大体30gと覚えておきましょう。

また、オンスは重さだけでなく容量としても使われることも覚えておきましょう。

pondについて

オンスよりももう少し思いものを計る時に使うのは、「pound」です。pound」の省略記号は「lb」と、どうしてそうなった感が強いので注意しましょう。豆知識ですが、このような省略になったのは古代ローマで使われていたLibera「天秤」という意味から来ています。また、料理で使われる場合には「#」と書かれたりするので知らないととっても厄介です・・・!

ポンドはしっているのに、省略記号を知らなくて旅行中にわからなかったということも大いに起こりうるため、ポンドに関しては記号に要注意ですね。

1 pound ≒0.45kgなので、大体1ポンドは500gくらいですね。ペットボトルなどを想像するとわかりやすくなるでしょう。また、1 kg≒ 2.2 poundという目安も覚えておくと便利です。

今まで習った単位をまとめるとこんな感じ。

1ounce=28.35g

16 ounce=1 pound=453.59g

大体の数字で覚えてみてください。

長さの単位を英語で言うと?

長さの単位を英語で言うと?

重さがわかったので、次に長さの単位を英語でどう言うのかを見ていきましょう。日本でよく使われているのは「mm(ミリメートル)」、「cm(センチメートル)」、「m(メートル)」、「km(キロメートル)」ですよね。これがアメリカになると、inch(インチ)、foot(フット)/feet(フィート)、yard(ヤード)、mile(マイル)となります。重さの単位よりも単位の数が多くなりますが、頑張って覚えていきましょう!

inchについて

インチはセンチメートルに近い、小さな単位を表す時に使う単語です。1inch≒2.54cmなので、約2.5cmくらいだなと覚えておけばOK。ちょっと小さな一寸法師くらい・・・?

単位を覚える時は、自分の身体を使うと覚えやすいですよ!例えば、自分の指の第一関節が1インチくらいだなと覚えておくと、海外に行った時にメジャーでいちいちはからなくても簡単に長さが想像できます。

footについて

「foot」は単数形で、複数形が「feet」になることに気を付けましょう。お気づきの通り、「足」という意味ですね。

1foot≒30.48cmなのですが、これは一般的な成人男性の足のサイズということです。日本人だと大分大きい気がしますが、欧米サイズだとこれが一般的になるのかもしれませんね。センチメートルを使っている日本人としては、約30cmとかなり覚えやすい数字になるのでありがたいです。

yardについて

「yard」は長さの中でも距離を表す時に使われる表現ですから、少し大きな単位です。日本だと、ゴルフ用語として馴染みがありますかね。

1yard= 91cmなので、ざっくりと1mくらいだろうと覚えておけばいいですね。例えば海外で人に道を聞いたら当然その国で使われている単位で返ってきますから、例えば「駅までほんの40ヤードだよ」と言われたら、そのまま40メートルくらいだと判断すれば合っているわけです。

mileについて

「mile」も地図を見たり、道を聞いたりした時に出て来る長さの大きな単位です。場合によっては、観光ならバスや電車を使った方が良い距離になる時もありますし、飛行機を使う際にも使われる単位です。

1mile≒1.61kmですから、計算が苦手な人は1マイルは大体1.5キロと覚えておき、計算が得意な人は1マイルは1.6キロくらいと覚えておくと良いでしょう。1.6だと、掛け算をする時に少し大変なので、暗算が苦手なら1.5の方がわかりやすいです。計算をして出た数字よりもう少し長いと意識していれば大体の長さはわかりますからね。

今まで習った長さに関する英語の単位と日本語の単位をまとめると、以下のようになります。

1inch≒2.54cm

1foot=12inches≒30.48cm

1 yard=3feet≒91.4cm


1mile=1760yard ≒1.61km

覚えにくいかもしれませんが、海外に行けば現地の人々の生活に根付いた単位となるので、海外旅行や留学をしたいなと思っているなら暗記しておくべきでしょう。

まとめ

英語圏でよく使われる単位は、必ずしも日本で使われている単位と同じではありません。願わくば国際的に統一してほしいなんて思ったりもするものですが、そうするとマイナーな方がメジャーな方に合わせなくてはならなくなるので、特定の国からは非難があがりそうですよね。今回は日常生活でよく使う重さと長さの英語圏での単位をご紹介したので、日本の単位に置き換えると大体どれくらいなのかなと想像できるようにしましょう。スマホを開くより、自分の頭に頼った方が早いですからね。海外の通販サイトで服を買う時などにも役立つ知識です。ちなみに、まだまだ容量の単位など覚えておきたいものはあるので、余裕ができたらぜひ調べてみてください。