人はどんなに完璧に見えても必ず失敗をしちゃいますよね。そんな時の「失敗」は、英語で何と言うのでしょうか。メジャーなものだとMistakeがありますが、これ以外にもたくさんの単語があります。また、今回はある接頭語を含んだ言い回しをいくつかご紹介しているので、ここで失敗に関する単語を一気に覚えてしまいましょう!どうせ覚えるなら効率良く、短時間で覚えたいものですからね。時間を有効に使って関連付けて英単語を増やしていくことが大事です。

ちょっとしたミスなら

さて、冒頭でもお話したMistakeは、失敗の中でもちょっとした間違いのことを言います。使う時には動詞のMakeを使って、「make a mistake」とし、「間違える」という熟語にすることが多いですね。この熟語は中学生の時に覚えているはずなので復習しておきましょう。

訳としては「失敗」でも良いですが、「ミス」の方がちょっとした間違いであるというニュアンスがつかめると思います。「失敗」だと、大きな間違いも含むのでなんだか大事のように聞こえることもあるからです。もちろん、その時のシチュエーションによりますけどね。

Bさん
Oops! I made a mistake again…
訳)うわっ、また失敗しちゃった・・・
Aさん
Don’t mind. You are doing well.
訳)気にするなよ。よくやってるって

間違いならwrong

間違いならwrong

Wrongは形容詞なのですが、「間違い」という意味でよく使われるのでご紹介させてください。正解ではない時に使うため、失敗して正解に辿り着けなかった時などに使います。

洋画などでは、ヒーローが悪役に向かって「君は間違っている!」と強く否定したりしますが、そんな時には「You are wrong!」と言っていたりしますね。一方で、それぞれがそれぞれの正義のために戦っていて、誰も悪くないストーリーだったりすると胸を打たれたりもします。

正しさの反対ならincorrect

Incorrectも「間違い」という意味です。これは否定を表す接頭語であるin-を使っているので、Correctは「正しい」という意味です。

何か知らない単語が出てきた時、単語の頭にin-とついて居れば否定語かもしれないと推測してみると良いでしょう。

Bさん
I can’t understand why this is incorrect.
訳)なんでこれが間違いなのかわからないよ
Aさん
Let me see…I think you made a mistake here.
訳)ちょっと見せて・・・ここでミスしてるんじゃない?

限定的なシチュエーションでのミスはerror

限定的なシチュエーションでのミスはerror

Errorはもうエラーと日本語になっていますよね。パソコンなどの機械を使っている時に表示されることが多い単語ですし、野球などのスポーツでも使われる用語です。

他には裁判の誤審に使われるなどしますが、このようにErrorは限定的なシチュエーションでのみ使われる単語であることを覚えておきましょう。

責任が伴う失敗はfault

できればしたくないのが責任を伴う失敗。これは英語でFaultと言います。単に「失敗」と訳されることが多いので、これが責任を伴うかどうかまでわからないという英語学習者も多いですね。

ただ、文脈によってはMistakeに置き換えられることもあるため、似たような意味を持つ単語の場合は暗記した意味の他にその場の空気や文脈を読む力が必要です。

Bさん
It’s not your fault. It’s my fault.
訳)これは君の失敗じゃない。私のミスだ
Aさん
Sir! No, I did it!
訳)先生!違います、これは私がしでかしたことです!

ちょっとした間違いはslip

こちらはMistakeと似ていますが、ちょっとした間違いをした時に使います。不注意によって間違ってしまった時などに使いますね。

普段の自分なら間違えないのに、何かの拍子に間違えてしまったというような小さなミス、皆さんも仕事などでやってしまったことはありませんか?

mis-を使った「失敗」にまつわる英語表現

mis-を使った「失敗」にまつわる英語表現

ではここからは、接頭語であるmis-を使った「失敗」にまつわる英語表現をたくさんご紹介していきましょう!単語の最初にmis-とつけば、失敗や間違いといった内容である可能性が高いです。それに続く単語を知っていたら意味を推測できるので、リーディングの時などに役立ってくれますよ!

misreadで「誤解する、読み違える」

Readは「読む」ですから、これを失敗すると「読み間違える」ですよね。それが転じて「誤解する」という意味にもなりました。

気ごころ知れた友達とのLINEならあまり誤解することもないと思いますが、初対面の相手と仕事をする際のメールなどでは、文面だけ読んだら誤解してしまったということもあります。まさにそういう時にはMisreadという動詞が使えますね。

miscalculationで「計算間違い」

計算ミスは、小学生や中学生の時によく先生に指摘されたという人もいるのではないでしょうか。その「計算間違い」は英語でMiscalculationと言います。Calculationが「計算」なので、この単語さえ知っていればどんな意味なのかすぐに推測できますね。

大人になると算数や数学の世界から遠ざかる人が大半ですが、簿記検定を受ける時や経理部署の人、銀行職員になるとまだまだよく使うかもしれません。まあ、今は計算ミスをしてしまうのは人間ではなくパソコンの方だったりしますけどね。

misjudgmentで「誤審、誤った判断」

Judgementが「判断」という意味ですから、Misjudgementは「間違った判断」という意味になります。裁判だけでなく、自分や相手が判断を誤った時などにも使えます。

ただ、得てして自分では判断が間違っているとは気づけず、他人から指摘されても納得できなかったりするので自分で自分を訂正するのは難しいですよね・・・。

まとめ

さて、今回は「失敗」にまつわる英語表現をたくさん見てきましたが、基本的にはMistakeが最も使われるのでこれさえ覚えておけばひとまずはOKです。このうち責任を伴う失敗ならFaultが使われます。そして、接頭語であるmis-があると、その単語は何かしら「失敗」に関連している単語である可能性が高いことも覚えましたね。他にも調べてみるとたくさん見つかるので、そのような単語に出くわしたら今日習ったことを思い出してみてください。