皆さんは英語で「エッホエッホ」をどう表現するかご存じでしょうか。
また、エッホエッホを外国人に説明する際や、元ネタなどの周辺情報はどうでしょう。
こちらの記事では2025年度の新語・流行語大賞 ノミネート語30に選ばれたエッホエッホについて、日本語と英語の両方から掘り下げていきます。
エッホエッホを英語でどう言う?

まずは「エッホエッホ」の英語表現から学んでいきましょう。
Ehho Ehhoと表現することが多い
「エッホエッホ」は結論からいうと、英語で”Ehho Ehho”と表現します。こちらは日本発祥のミームであり、日本語の「エッホエッホ」がそのままローマ字表記になっているのです。
そもそもネットミームとは?
ネットミームがそもそも何なのかというと、インターネット上で画像や動画、フレーズなどが短期間でバズる・広がるようなことを指します。英語だと”MEME”と表現し、元々はギリシャ語の「mimëma」から来ているようです。
meme : derived from the Greek mimëma, ‘something imitated’, by Richard Dawkins in 1976
Urbandictionaryより引用
ちなみにこちらの和訳は【「meme(ミーム)」は、ギリシャ語の mimēma(ミメーマ)「模倣されたもの」に由来し、1976年にRichard Dawkinsによって作られた言葉です。】となります。
元ネタは「メンフクロウ」のヒナの画像
日本でこの「エッホエッホ」が流行ったのには、ちょっとした歴史があります。まずエッホエッホの最初のきっかけとなったのはこちらの「メンフクロウ」のヒナの画像です。
最初はかわいらしいその姿がXを通じて話題となり、多くの反響を得ました。
「エッホエッホのうた」で更に拡散が加速
動画クリエイターの「うたじまい」さんが今回の「メンフクロウ」のミームを使って、「エッホエッホのうた」をアップロードしました。
動画そのものの人気はもちろんですが、こちらを音源としたショート動画(TikTokなども)が増え、ミーム性がさらに強化されたのです。
エッホエッホを外国人に説明する

次はこのミーム文化を訪日外国人や海外在住の友達などに伝えるために、この「エッホエッホ」が何なのか、なぜ話題になっているのかを説明できるようにしていきます。
まずこの一連を伝えたい場合、以下の順番で教えてあげると親切です。
- エッホエッホの意味
- なぜ流行ったのか
- どうやって使えるのか
そもそもミーム文化は流行った国の文化的背景なども含めて理解していないとスーッと入ってこない可能性が高く、しっかりと順を追って教えてあげましょう。
①エッホエッホの意味から伝える
まずは「エッホエッホ」がそもそも何なのかを教えていきます。いったん「エッホエッホ」を英語にそのまま変換してみましょう。
- エッホエッホ → Ehho Ehho
そして次に「どんな意味があるのか」を教えていきます。ミームは直訳が存在しないので、似ている意味を伝えてあげるのが親切です。
“huff and puff”は「ぜーぜーする」と訳せる英語表現であり、まさに運動が苦手そうなメンフクロウが頑張って走っている姿を表現するのにはもってこいです。
②なぜ流行ったのかを伝える
ざっくり「エッホエッホ」が伝わったら次に気になってくるのは「なぜ流行ったのか」です。今回は色々な要因がありますが、先に説明した2つの要素を説明してみましょう。
②-1:元ネタは「メンフクロウ」のヒナの画像
全てを伝えるのがなかなか難しいので、シンプルな英語で伝えてみます。
こちらは『「エッホエッホ」は地面を歩くメンフクロウのヒナの写真がきっかけです。』という意味です。手元に画像がある場合は、シンプルに「“Ehho Ehho” started from this photo」とかでも良いでしょう。
②-2:「エッホエッホのうた」で更に拡散が加速
次は歌の方です。こちらもシンプルに「この歌がキッカケで人気が加速した」ということを伝えたいです。
こちらは『のちにとあるクリエイターが「エッホエッホのうた」を作りました』『そしてその音源を使ったショート動画が増え、更に拡散された』という意味です。
若干長いので1文ずつ丁寧に伝えるか、慣れている方は2文合わせて説明してあげるとより理解しやすくなります。
③どうやって使えるのかを伝える
最後にどうやって使えるのかを伝えてあげましょう。今回は「ミーム」となるので、あくまでもミームとして楽しむのが最適です。
もしかすると海外の方は「MEME」と伝えてあげれば、使い方も何となくイメージできる方が多いと思うので、ここではあまり説明はする必要ありません。
エッホエッホが流行語大賞に?

『2025 新語・流行語大賞』のノミネート語30に選定
年末に近づくにつれ多くの方が気になるであろう「流行語大賞」というイベントが今年も実施予定です。詳細は以下の通りとなります。
自由国民社がその年1年間に発生した「ことば」のなかから選考し、その「ことば」に関わった人物、団体を顕彰するとされている賞。2004年(平成16年)からは「『現代用語の基礎知識』選 ユーキャン新語・流行語大賞」に、2025年からは「『現代用語の基礎知識』選 T&D保険グループ新語・流行語大賞」に改称している。
ウィキペディアより引用
2025年度からは引用の通り名称が変わり「『現代用語の基礎知識』選 T&D保険グループ新語・流行語大賞」という名前になりました。
「エッホエッホ」も候補入り
今回記事で取り上げている「エッホエッホ」についても、この新語・流行語大賞の候補に取り上げられました。候補は30個存在し、エッホエッホはその中でも「No.1」に分類されています。
※まだ一位と決まったわけではありません
「ミャクミャク」や「トランプ関税」なども候補に
「エッホエッホ」の他にも色々な言葉が候補になっていますが、大阪万博で話題となった「ミャクミャク」はもちろん、トランプ大統領による「トランプ関税」。また、「ビジュイイじゃん」などカジュアルな用語も候補に入っています。
現在候補に挙がっている30個はまさにサラダボウルのような状態です。
まとめ
こちらの記事では「エッホエッホ」の意味から元ネタ。そして英語で外国人に伝える方法と、最後に2025年度の新語・流行語大賞ノミネート語30にランクインした話をご紹介しました。
これから「流行語大賞」や、トップ10など最終選考も行われることになるので、ぜひ一緒に情報を追いかけていきましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
