オンライン英会話は格安で良質な英会話レッスンを受けられることから人気の英語学習サービスです。

手軽に良質なレッスンを受けられる反面、オンライン英会話を勉強法として確立していないと、挫折してしまうリスクもあります。

この記事では、そんなオンライン英会話を上手に使うための勉強法を紹介します。

オンライン英会話を使った成功する勉強法

オンライン英会話を使った英語学習を成功させるために、以下の勉強法が効果的です。

目標や目的をハッキリさせる

オンライン英会話を使って英語学習を成功させるには、「目標や目的をハッキリさせる」ことが大切です。

なぜなら、オンライン英会話を含んだ英語学習では、モチベーション(やる気)を維持するのが難しいからです。

スマートフォンやタブレット、パソコンなどを使った通信に関する市場調査を扱う「MMD研究所」によると、オンライン英会話の挫折率は、3ヶ月未満で辞める人が25.6%、半年以内に辞める人は約70%にも登ります。

オンライン英会話に挫折しがちな要因として、「成果を感じにくい」ことが挙げられ、成果を感じにくい要因として「惰性でレッスンを受けてしまいがち」なことが挙げられます。

惰性でレッスンを受けている状態というのは、簡単に言えば「なんとなくレッスンを受けちゃっている状態」ですね。

オンライン英会話は格安で英会話を気軽に練習できる分、「レッスンを受けていれば上手になるっしょ」といった感じで、ぼんやりとレッスンを受けてしまい、その結果「成長を感じないなあ〜」と感じて、挫折してしまう流れですね。

対して目標や目的をハッキリとさせておくことで、「なんとなくでレッスンを受けている状態」を回避して、モチベーション(やる気)を維持しやすくなるわけです。

オンライン英会話のレッスンを勉強の「メインにしない」

オンライン英会話を使って英語学習を成功させるには、オンライン英会話のレッスンを勉強の「メインにしない」ことが大切です。

英語学習では「インプット9割、アウトプット1割」の比率で勉強するのが効果的だというのが通説です。

インプットとは英語を「読む、聞く」などして英語から情報を「取り入れる」ことを、アウトプットとは英語を「書く、話す」などして英語で情報を「出力する」ことを指します。

「日本では英会話をする機会がない!日本人はもっと英会話を勉強すべきだ!」という論調がある日本では意外に思うかもしれませんね。

しかし英語学習に代表される「第二言語習得論」という研究では、インプットなしで英会話の練習ばかりをしていると、文法のミスや不自然な表現がなかなか改善されないことがわかっています。

さらに第二言語習得論では、「外国語をインプット(読み聞き)しているときに、アウトプット(英会話や英作文)のリハーサルを頭の中で行うことが、外国語を習得するのに重要」だと考えられています。

つまり、オンライン英会話のレッスンを「1割のアウトプット」の場として利用し、その予習でレッスンを想定した脳内リハーサルを行うことが大切だということです。

予習をメインの学習方法にする。

レッスンに向けての予習を学習のメインにすることが、オンライン英会話を成功に導くのに大切だと言えます。

前述の通り、オンライン英会話でのレッスンを想定した「脳内リハーサル」こそが、英語や英会話の習得に大きく関わるからです。

また予習をメインの学習方法にすることで、「なんとなくレッスンを受けてしまう」状態を回避しやすくなります。

オンライン英会話を使って勉強するコツ

オンライン英会話を使って勉強するコツ

オンライン英会話を使った勉強のコツには以下のものが挙げられます。

「どうなりたいか」を具体的にする

オンライン英会話のレッスンを受けて、「どうなりたいか」といった目標を具体的にすることで、「なんとなくレッスンを受ける」状態を回避しやすくなります。

英会話ができるようになって、「仕事で英語を使える」ようになりたいのか、「外国人と楽しくおしゃべりしたい」のかで、学ぶべき英語は大きく違います。

お仕事で英語を使えるようになりたいなら、「英語を使ってどんな仕事をしたいのか」を分析する必要がありますし、外国人と楽しくおしゃべりしたいのなら、そもそも「自分は外国人とどんなお話で盛り上がりたいのか」を分析すると良いでしょう。

焦点を絞ったほうが勉強もしやすいですし、成果も感じやすいです。

自分が「英語を使ってどうなりたいのか」を明確にすることで、「どんな英語を学ぶべきか」が明確になり、「どうなったらゴールなのか」が明確になることで、モチベーション(やる気)も維持しやすくなるわけです。

予習中にレッスンの「脳内リハーサル」を意識する

オンライン英会話で成果を出すコツとして、予習中にレッスンの「脳内リハーサル」を意識することが挙げられます。

英会話を意識した「脳内リハーサル」の効果は、前項「オンライン英会話のレッスンを勉強の『メインにしない』」でお伝えした通りです。

日本に住んでいるとなかなか得られない「英会話をする機会」をオンライン英会話で得ているからこそ、貴重なオンライン英会話のレッスンに向けて、予習中に「オンライン英会話のレッスンで使うことを意識して」学習することが重要なわけですね。

オンライン英会話の初心者・中級者・上級者むけ勉強法

オンライン英会話を使った勉強法で、英語の初心者向け、中上級者向けの勉強法をそれぞれ紹介します。

初心者向けの勉強法

英語初心者は、「その日のレッスンの予習をしていく」のがおすすめです。

英語初心者は、フリートークのレッスンよりも、英会話をしながら文法項目などを学ぶレッスン形式を受講される方が多いでしょう。

そこで、その日のレッスン項目である文法事項などを予習して、「こんなところを疑問に思うだろうな」とか、「こんなことを話すだろうな」と予測を立てることで、自然と「脳内リハーサル」が行われます。

予習をしていくことで、次のレッスンの項目を学びながら、脳内リハーサルも出来て一石二鳥です。

中上級者向けの勉強法

英語の中上級者は、「フリートークのトピックについて、”英語で”情報収集をする」のがおすすめです。

英会話に慣れてくると、英語の習得以上に「英会話をすること自体」が楽しくなってくるでしょう。

ゆえにフリートークのレッスンで英会話を実践しながら練習するのが効果的だと言えるでしょう。

そこで、フリートークのトピックについて「英語で」情報収集するのがおすすめなわけです。

「英語で」情報収集をすることで、そのトピックの関連語を自然と取り入れることが出来ますし、情報収集の過程で見たフレーズをそのまま真似する機会も得られます。

そうして「英語で」情報収集をすることで、自然とオンライン英会話レッスンの「脳内リハーサル」ができ、また話すであろうトピックについて英語のボキャブラリー(語彙力)がつくので一石二鳥だというわけですね。

まとめ

この記事では、オンライン英会話を上手に使うための勉強法について、以下の点からお伝えしました。

  • オンライン英会話で成果を出すには、やる気の維持と予習が要
  • オンライン英会話を「メイン」ではなく、「アウトプットの機会」と捉えるのが大事
  • 「予習」をすることで、英会話の「脳内リハーサル」をするのが成果を出す鉄則

ここまでお読みのあなたは、オンライン英会話に挫折する大きな要因である「成果を実感しづらいこと」を回避して、上手にレッスンを受けて成果を出す方法を十分にご存知でしょう。

この記事でお伝えした内容が、あなたの英語学習をより充実したものにできれば幸いです。