最近になってようやく本格的に在宅勤務ができるようになってきましたよね。大手企業に限った話かもしれませんが、それでも新型コロナウイルス拡大防止のために、家などから仕事ができるようになったという人は増えました。本来ならもっと早くに在宅勤務ができる技術はあったはずなのですが、どうしても対面が良かったのでしょうね。そんな在宅勤務ですが、これは英語でどう言えばいいのでしょうか。よく聞かれる言葉は3つあるので、これらに焦点を当てて解説をしていきましょう!
teleworkも英語としてある言葉!
在宅勤務は、他にもテレワークなんて言ったりしますよね。厳密には、テレワークは会社ではなく遠方からでも仕事ができるという意味なので、必ずしも家で仕事をしているとは言えませんが、おおよそ同義で使われています。
このテレワーク、和製英語だと思っている人もいますが、辞書で引いて見るときちんと英語として単語がありました。
【telework】to work at home, while communicating with your office by phone or email, or using the internet
Cambridge Dictionaryによると上記のような説明になっているので、「work at home」のところに着目すると一応家で仕事をすることが前提となっているようですね。ちなみに品詞は動詞で、名詞だとteleworkingとなります。
ただ、国や地域にもよるのかもしれませんが、ネイティブはTeleworkとはあまり言いません。それよりも言い慣れた、あるいは聞き慣れた言葉があるからです。それを以下でご紹介します。
よく使われるwork from home
在宅勤務と言いたいのであれば、Work from homeは鉄板です!日本語では在宅勤務もテレワークもどちらも同じ意味として使われるので、訳すならどちらでも構いません。
ただ、Work from homeは単語を見てわかる通り、家以外の場所で仕事をすることは含みませんから、厳密に訳したいなら在宅勤務とする方が良いでしょうね。
急に在宅勤務になったのではなく、もともと在宅でできる仕事をやっていると言いたい時に使うのは「work-from-home jobs」ですね。Work from homeのスペースをすべてハイフンで埋めて形容詞的に使います。
My boss doesn’t allow me to work from home.
訳)私の上司、在宅勤務を許してくれないんだよね
That’s a shame. Why?
訳)残念だね。なんで?
work remotelyも「テレワーク」
Work from homeは自宅で働くことが前提で場所が絞られていましたが、こちらのWork remotelyは、「遠くから働く」という意味なので、必ずしも自宅で働く必要はありません。カフェや図書館などで働くことも含みます。
ちなみにWork remotelyは動詞になるのですが、名詞にすると「remote working」がよく使われます。「working remotely」でも間違いではありませんが、ネイティブがどちらをよく使うかというと前者となります。
このように、使用方法や文法表現は正しいけれど、ネイティブ的によく使うか使わないかという使用頻度の問題で違和感を感じる単語は多くあります。文法の正しさだけにとらわれず、ネイティブらしさを求めた方がよりナチュラルな時もあることを覚えておきましょう。
I want to work remotely next year.
訳)来年はテレワークしたいなあ
Next year? Why not this year?
訳)来年?なんで今年じゃないの?
クラウドソーシングは英語で?
本業では在宅勤務ができないという方も、クラウドソーシングを副業で始めるなら在宅勤務ができるようになりますよ!クラウドソーシングとは、仕事をしたい受注者と、仕事をしてほしい発注者とを結び付けてくれる仲介サイトです。
このクラウドソーシングを英語で言うとそのままCrowdsourcingとなります。ネット上で仕事についてやりとりし、ネット上で納品して仕事を終えるので、世界中どこにいても仕事ができます。これぞ本当にWork remotely、あるいはWork from homeですよね。
テレワークを利用して海外へ移住!
海外に住みたいなら、このテレワークを利用する手もありますよ!テレワークができる仕事を探し、日本人と仕事をしてある程度安定して収入を得られるようになったら、そのまま海外へ移るんです。
こうすることによって、海外で仕事を見つけて最初から英語必須が条件というところで働くという手順がすべて省けます。英語圏に行ったのなら英語を使って働きたいと思うこともあるでしょうけれど、実際はそんなに甘くありません。
イギリスなんかは就労ビザを取得するのがとても難しいですし、その他の国であっても、英語が流暢でない人に優しいとは限りません。日本人なら日本語を頑張って話す外国人のことをほほえましいと思う人も多いようですが、海外ではイライラさせてしまうこともあり、そのことについて自分を責めがちになってしまいます。
ところが、テレワークを利用して稼げるのであれば、海外にいようと仕事は請け負えます。時差はあっても納期内に成果物を納品できれば問題はないので、フリーランスになって海外移住しようと思えばできちゃいます。
もちろん、フリーランスというとどこにも所属しないため確固たる安定は望めませんし、お給料も固定給ではないところが多いため月によって収入が変動する人が多いです。
ただ、先ほども述べたように、海外で働くというハードルをひとつ下げるためにはとても有効かつ手軽な方法になると思いますよ!
まとめ
最近テレビでよく聞く言葉となった在宅勤務やテレワークは、英語ではWork from homeやWork remotelyが使われるのでしたね。Teleworkも言葉としてはあるものの、ネイティブが使うことはあまりありません。ですから、上記のうちどちらかを使うようにしましょう。在宅勤務になっているのは今日本だけでなく世界中ですから、この話題はよく出ます。また、海外に住みたいけれど仕事探しが大変と渋っているなら、テレワークの仕事を手に入れて移住するという方法もあることを説明しました。もし興味があれば、ぜひ挑戦してみてくださいね!