「またマウント取ってきた!」
SNSや職場、友人関係などでマウント”という言葉はよく使われますよね。
日本語では「相手より自分を上に見せようとする言動」を意味しますが、英語では“mount”という単語をそのまま使うことはありません。
英語では、状況やトーンによって「one-up」「show off」「look down on」「condescending」など、異なる単語を使い分けます。
この記事では、“マウント”の意味に近い英語表現をリアルな会話例とともに解説します。
“マウンティング”は英語で何て言う?

日本語の“マウンティング”は、もともと動物の“mount(上に乗る)”という単語から派生した俗語です。
しかし英語圏では、この言葉を人間関係の文脈で使うことはほとんどありません。
ネイティブが同じような状況を表すときには、次のような言葉を使います。
- to show off:自慢する、見せびらかす
- to act superior:偉そうに振る舞う
- to brag:誇張して話す、自分を持ち上げる
- to look down on someone:人を見下す
例文
彼女はいつもインスタでブランドバッグを見せびらかしている。
彼は会議のたびに偉そうにしている。
ポイント
「マウンティング」=「自慢+優越感+比較意識」が混ざった行動です。
英語では一語で表すよりも、「どういう態度を取っているか」で表現します。
“マウントを取る”を英語で言うと?
日本語の「マウントを取る」は、相手より上に立とうとする心理を表します。
英語ではこの動きを、おもに次のような動詞で表現します。
| 英語表現 | 意味 | ニュアンス |
| to one-up someone | 相手より上に立とうとする | カジュアル・冗談混じり |
| to put someone down | 人を下げて自分を上げる | 批判的・攻撃的 |
| to act superior | 偉そうにする | 態度全体を表す |
| to make someone feel small | 相手を小さく感じさせる | 感情的でリアルな表現 |
例文
彼はいつも職場で他の人にマウントを取ろうとしている。
彼女は自分をよく見せるために私をけなした。
ポイント
SNSなどでも “one-up” は非常によく使われる表現です。
なんで人ってすぐマウント取りたがるの?
「マウントを取る」は英語で直訳せず、“one-up”が最も自然で軽い響きになります。
批判的に言いたいときは put someone down、中立的に言いたいときは act superior が使えます。
“優越感”は英語で?
「優越感」は英語で a sense of superiority または feeling superior to others と言います。
特に、他人と自分を比べる意識を示す表現です。
例文
彼は同僚に対して優越感を持っている。
彼女は自分の出身に誇りを持っていて、優越感を感じている。
ポイント
ネイティブ感覚では、“superiority” はフォーマルで硬い単語ですが、心理学的な意味で “superiority complex(優越コンプレックス)” としてもよく使われます。
彼は優越感が強いから、いつも仕事の話を自慢するんだ。
“見下す”は英語で?

「人を見下す」は英語で look down on someone と言います。
このフレーズは非常に一般的で、会話・SNS・ニュース記事などあらゆる場面で使われます。
例文
成功したからって人を見下さないで。
彼は収入の低い人を見下す傾向がある。
ポイント
“look down on someone” の on を忘れないようにしましょう。
「誰を見下しているのか」を示す重要な前置詞です。
“look down on” は比較的強い言葉です。
相手の態度を批判するときに使われることが多く、やや道徳的な響きを持ちます。
“self-importance” の意味と使い方
“self-importance” は「自分を特別だと思っていること」「自己重要感」を意味します。
マウントを取る人の内面にある「自分は他人より価値がある」という感情を表す英単語です。
「英ナビ」
例文
彼は自分を偉いと思っているから、人の話を聞けない。
彼女は偉そうな態度で話していた。
ポイント
名詞形 “self-importance” のほかに、形容詞 self-important(偉そうな) もよく使われます。
彼は本当に偉そうだ。
ネイティブが “self-important” を使うときは、皮肉を込めて言うことが多いです。
日本語でいう「上から目線」「自己中っぽい」に近い感覚です。
“上から目線”は英語で何て言う?
「上から目線」は英語で condescending, patronizing, talk down to someone などで表現できます。
それぞれ微妙にニュアンスが違うため、使い分けがポイントです。
| 英語表現 | 意味 | トーン |
| condescending | 見下すような態度・話し方 | ややフォーマル、批判的 |
| patronizing | 上から目線で親切にする(皮肉) | 皮肉っぽい・冷たい印象 |
| talk down to someone | 上から話す・見下して話す | カジュアルな会話表現 |
例文
そんな上から目線で言わないで!
彼はまるで上司みたいにみんなに上から話す。
ポイント
- “condescending” → 態度や言葉全体が見下しているとき。
- “patronizing” → 表面上は優しいが、内心ではバカにしている。
- “talk down to” → 実際の会話での口調や話し方を指す。
たとえば、上司が部下に「これくらいのことはわかるよね?」と言うような口ぶりは、
That sounded pretty condescending.
という表現がぴったりです。
まとめ
“マウントを取る”は英語では一語では言い表せません。
そのため、文脈に応じて「どういう態度か」「何を目的にしているか」で使い分けるのがポイントです。
| シーン | 英語表現 | ニュアンス |
| SNSで自慢する | show off / brag | 自慢する |
| 職場で張り合う | one-up someone | マウントを取る |
| 人をけなす | put someone down | 自分を上げるために他人を下げる |
| 偉そうに話す | talk down to someone | 上から目線 |
| 優越感を持つ | feel superior / self-importance | 優越感を抱く |
英語でも“マウント的な態度”を表す言葉は多くあります。
ただし、ネイティブは直接的な批判よりも皮肉や軽いユーモアを交えて使うことが多いです。
トーン次第で印象が変わるため、場面に合わせて自然に使い分けましょう。

