ヨーロッパを旅すると、必ず「広場」に出会います。ベルギーの首都ブリュッセルには、「世界で最も美しい広場」と称される グラン=プラス(La Grand-Place) があります。この広場は、世界文化遺産に登録されています。

本記事では、このグラン=プラスの魅力を、歴史から見どころまで紹介します。英語フレーズや単語をチェックしながら、楽しんで学んでいきましょう!

ブリュッセルのグラン=プラスとは?

ブリュッセルのグラン=プラスとは?

グラン=プラス」とは、フランス語で「大広場」という意味。石畳に囲まれた広場の大きさは 縦110m × 横70m と意外にコンパクトですが、その空間に漂う歴史と美しさに引き込まれます。

フランスの詩人 ジャン・コクトー「豊穣なる劇場」と称賛し、『レ・ミゼラブル』の著者 ヴィクトル・ユゴー「世界で最も豪華な広場」と語っています。

ブリュッセルとはどんな街?

ブリュッセルはベルギーの首都であり、EUの主要機関(欧州委員会や欧州連合理事会など)が集まる国際都市です。
街の名前は「湿地(bruoc/broek)」と「家(sella/zele)」から来ています。

観光名所として有名なのが、グラン=プラスの近くにある 「小便小僧(Manneken Pis)」 と 「小便少女(Jeanneke Pis)」。ユーモアあふれる観光スポットです。

また、街の中心部には「イロ・サクレ(聖なる小路)」と呼ばれるグルメ街があり、ムール貝などベルギー料理を楽しめるレストランが集まっています。

チョコレートの街

ブリュッセルは「チョコレートの街」とも言われます。ゴディバ(Godiva)、ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)、レオニダス(Leonidas) など、日本でもおなじみの名店は、ブリュッセルが本拠地です。

さらに、ワッフルの本場でもあり、街角では焼きたてのベルギーワッフルを片手に歩く観光客の姿が見られます。

グラン=プラスの歴史

13~14世紀、広場の周囲には 市庁舎ギルドハウス が建設されました。ギルドとは職人や商人の組合で、それぞれの職業ごとに建物を構えました。パン職人、肉屋、船乗り、仕立て屋など、中世の経済と生活の中心地です。

しかし、1695年の「大同盟戦争」では、フランス軍による砲撃でほとんどの建物が焼失します。奇跡的に市庁舎の塔は残りましたが、その他はその後石造りで再建されました。現在の建物は、その時代以降に復興されたものです。

Wikipedia-グラン=プラス (ブリュッセル)

世界遺産としての価値

ブリュッセルのグラン=プラスは、1998年にユネスコの世界遺産に登録されました。正式な登録名は「La Grand-Place, Brussels」です。

登録された理由は?

世界遺産に登録されたのは、主に次のような点が評価されたからです。

  • 各時代の建築様式が融合し、歴史的価値と美しさを持っている
  • 建築の発展を示し、市庁舎やギルドハウスは美しい装飾で知られている

UNESCO World Heritage Convention:La Grand-Place, Brussels

覚えておきたい英語

覚えておきたい英語

グラン=プラスを楽しむときに役立つ英単語をピックアップしました。観光の場面でよく出てくる言葉ばかりなので、覚えておくと旅の感動を英語で伝えやすくなります。

square(広場)
The Grand Place is the most beautiful square in the world.
グラン=プラスは世界で最も美しい広場です。

guild(ギルド、同業者組合)
The guild houses show the wealth of Brussels merchants.
ギルドハウスはブリュッセル商人たちの富を示しています。

town hall(市庁舎)
The Town Hall was built in the 15th century.
市庁舎は15世紀に建てられました。

carpet(じゅうたん)
The flower carpet covers the whole square every two years.
花のカーペットは2年に1度、広場全体を覆います。

fountain(噴水)
The Manneken Pis fountain is a symbol of Brussels.
小便小僧の噴水はブリュッセルの象徴です。

旅先で使える英会話フレーズ

旅の感動を共有するなら、英語で伝えるのがいいですね。グラン=プラス観光で役立つ会話フレーズを紹介します。

Aさん
Wow, this square is breathtaking!
訳)わあ、この広場、息をのむほどきれいね!
Bさん
I agree. No wonder Victor Hugo called it the most beautiful square in the world.
訳)本当だね。ヴィクトル・ユゴーが「世界で最も美しい広場」って言ったのも納得だね。
Aさん
Look at those guild houses. Each one is so unique.
訳)あのギルドハウスを見て。それぞれ個性的ね。
Bさん
Yes, they really show the history of the merchants and craftsmen here.
訳)うん、当時の商人や職人たちの歴史を映し出しているんだね。
Aさん
Shall we try some Belgian waffles after this?
訳)このあとベルギーワッフルを食べに行かない?
Bさん
Great idea! And we should buy some chocolates too.
訳)いいね!それにチョコレートも買わなきゃ。

おすすめ見どころ

おすすめ見どころ

ブリュッセルのグラン=プラスは、美しい建物に囲まれた広場そのものが見どころですが、周囲には、市庁舎や博物館、ギルドハウスなど見どころがたくさん。おすすめスポットをご紹介します。

市庁舎

1402~1455年に建造されたゴシック様式の市庁舎。96mの塔の頂上には、守護天使「聖ミシェル像」が輝いています。

ブリュッセル市立博物館(王の家)

16世紀にカール5世によって建てられ、その後、スペイン政庁となり、新教徒を監禁する牢獄としても使われるという歴史があります。現在は市立博物館として、オリジナルの小便小僧が展示されています。

ベルギービール博物館

ギルドハウスを利用した博物館。18世紀の醸造道具や、現代のベルギービール文化が紹介されています。

セルクラースの像

「星の館」の外壁にある英雄セルクラース像。像の左手に触れると幸運が訪れると言われています。

フラワーカーペット

グラン=プラスの最大のイベントのひとつが フラワーカーペット。2年に1度、8月中旬に広場一面に色とりどりの花が広場を覆います。 フランドル地方の造園家たちが小さなフラワーカーペットを作っていたところから始まりました。

ライトアップ

冬のクリスマスシーズンや夏の夜、音と光のショーやプロジェクションマッピングが開催されます。クリスマスマーケットではたくさんの店が並び、家族連れや観光客でにぎわいます。

おわりに:英語で世界遺産を旅しよう!

世界遺産を訪れると、その美しさや歴史に心を奪われます。その感動を英語で表現できれば、旅の思い出はさらに特別なものになります。簡単なフレーズでも、「すごい!」「美しい!」と気持ちを伝えるだけで、旅先での会話が楽しくなります。次の旅では、ぜひ目の前の景色や体験を英語で言葉にしてみましょう。