旅行や出張で飛行機に乗るとき、必ず耳にするのが「スマートフォンは機内モードに設定するか、電源をお切りください」という案内です。

「機内モードに設定してください」と言われても、そもそも機内モードがどんな機能なのか、なぜ設定が必要なのか、よく分かっていない人も多いのではないでしょうか。

  • 設定し忘れたらどうなるのか
  • 英語ではどう表現するのか

など、気になる疑問も多いはずです。

この記事では、機内モードの意味や役割、飛行機での正しい設定方法について、分かりやすく解説します。

記事を読めば、空の上でも安心してスマホを使いこなせるようになりますよ。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • 機内モードはスマホの電波をすべて止める機能:電話・4G/5G通信・SMSが使えなくなります。英語では“Airplane mode”と呼びます。
  • 設定する最大の理由は飛行機の安全確保:計器や管制塔との通信へのノイズを防ぐためです。設定しないと、罰金やバッテリー消耗のリスクもあります。
  • 機内モード中もWi-FiやBluetoothは使える場合が多い:個別にオンにすれば、機内Wi-Fiやワイヤレスイヤホンを利用できます。

機内モードの意味とは?スマホの通信を止める仕組み

機内モードの意味とは?スマホの通信を止める仕組み

スマホの「機内モード」とは、一言でいうと「スマホから出る電波をすべてオフにする機能」のことです。

通常、スマホは常に基地局(電波を飛ばす塔)と通信をして、電話やインターネットができる状態を保っています。

しかし、機内モードを「オン」にすると、この目に見えない電波のやり取りを一瞬でストップさせることができます。

機内モードにするとできなくなること

機内モードをオンにすると、以下の機能が使えなくなります。

  • 電話の受発信:誰かに電話をかけたり、かかってきた電話を受けたりすることができません。
  • キャリア通信(4G/5G)を使ったネット利用:契約している携帯会社(ドコモ、au、ソフトバンクなど)の電波を使ったWebサイトの閲覧や動画視聴ができなくなります。
  • SMS(ショートメッセージ)の送受信:電話番号を使ったメッセージのやり取りができなくなります。
Aさん

つまり、スマホが「外の世界とつながるための電波」を遮断した状態になるのです。

英語“airplane mode”の意味と「通信オフ」の表現

機内モードは英語で“Airplane mode”(エアプレーン・モード)と呼びます。直訳すると「飛行機モード」ですね。

海外の航空会社を利用する際、画面にこの文字が表示されていたら「機内モード」のことだと判断して間違いありません。

また、海外で「通信をオフにしてください」と言われたり、こちらから伝えたりする場合は、以下のような表現が使われます。

  • 通信オフ:Turn off mobile data / Disable cellular data
  • 機内モードにする:Turn on airplane mode / Enable airplane mode

海外旅行中に現地のスタッフから“Airplane mode, please”と言われたら、すぐに設定を切り替えられるようにしておきましょう。

なぜ飛行機でスマホの設定を「機内モード」にする必要があるのか

「飛行機の中でネットを使いたいのに、どうして制限されるの?」と思う人もいるかもしれません。

飛行機でスマホの設定を機内モードにする最大の理由は、「飛行機の安全を守るため」です。

飛行機の精密機器への影響を抑える

飛行機は、地上にある管制塔と電波を使ってやり取りをしたり、精密な計器を使って高度や位置を確認したりしています。

スマホが発する強い電波は、これらの飛行機の機器にノイズ(雑音)を混ぜてしまう可能性があるのです。

もし重要な通信にノイズが入ってしまうと、着陸や離陸の際に正確な判断ができなくなる恐れがあります。

Aさん

みんなが安全に空を飛ぶための、大切なルールなのです。

飛行機で機内モードにしないとどうなる?

もし機内モードに設定せず、電波を発したままにしているとどうなるのでしょうか。

主なリスクは3つあります。

  1. 法律で罰せられる可能性がある:
    機内での電波使用は航空法で制限されており、機長の禁止命令に従わず電波を発し続けた悪質な場合、50万円以下の罰金が科せられることがあります(参考)。
  2. バッテリーの消耗が激しくなる:
    スマホは電波が届かない場所(圏外)にいると、一生懸命に電波を探そうとしてフルパワーで動きます。飛行機の上は基地局から遠いため、機内モードにしていないと、降りる頃には充電がゼロになってしまうことがあります。
  3. 機内のアナウンスにノイズが入る:
    スマホの電波が、客室乗務員が使うスピーカーやヘッドホンにノイズを発生させることがあります。

ローミングオフとは

ここでよく混同されるのが「ローミング」という言葉です。

ローミングオフとは、海外で現地の通信会社の電波を借りて通信する機能を止めることを指します。

機内モードは「すべての通信を止める」のに対し、ローミングオフは「海外での高額な通信だけを止める」という違いがあります。

Aさん

飛行機の中ではローミングオフだけでは不十分で、必ず「機内モード」にしましょう。

機内モード中でもWi-FiやBluetoothは使える?

機内モード中でもWi-FiやBluetoothは使える?

「機内モードにしたら、音楽も聴けないし動画も見られないの?」と心配になるかもしれませんが、安心してください。

最近の飛行機では、ルールを守れば一部の通信が可能です。

機内Wi-Fiの活用

機内モードをオンにした後、手動で“Wi-Fi”だけをオンにすることは許可されている場合が多いです。

最近は、航空会社が独自のWi-Fiサービス(機内Wi-Fi)を提供しており、これを使えば空の上でもSNSを見たり、メールを送ったりできます。

ただし、離着陸時など「すべての電波を発する機器の使用が禁止」されている時間は使えないので、客室乗務員の案内をよく聞きましょう。

Aさん

機内Wi-Fiは有料の場合があります。

ワイヤレスイヤホンの使用(Bluetooth)

ワイヤレスイヤホンで使う“Bluetooth”も、機内モード中に個別にオンにして使うことができます。

以前は厳しく制限されていましたが、現在は多くの航空会社で、離着陸時を含めてBluetooth機器の使用が認められています。

お気に入りの音楽を聴きながら空の旅を楽しむのは、今や一般的な過ごし方です。

海外旅行で役立つ!通信設定の比較表

海外旅行に行く際、機内モードとデータローミングの設定をどうすればいいか迷う初心者のために、違いをまとめました。

設定項目 止まる通信の種類 主なメリット いつ使う?
機内モード 電話、ネット、Bluetoothなど全ての電波 飛行機の安全確保、電池の節約 飛行機に乗っている間
ローミングオフ 海外提携会社のネットワーク利用のみ 高額請求の防止 海外に到着した後、現地のWi-Fiだけ使いたい時
Wi-Fiのみオン キャリアの通信(4G/5G)以外は使える 機内やホテルでネットができる 機内Wi-Fiやホテルの無料Wi-Fiを使う時

海外に到着した後、「うっかり高額な通信料金を請求されたくない」という場合は、機内モードをオンにしたまま、必要な時だけWi-Fiをオンにするのが、初心者にとって最も安全な方法です。

初心者でも迷わない!機内モードの設定・解除手順

最後に、実際のスマホ操作手順を確認しておきましょう。

とても簡単なので、一度覚えてしまえば次からは迷いません。

iPhoneでの設定方法

  1. 画面の右上から下にスワイプ(または下から上にスワイプ)して「コントロールセンター」を出します。
  2. 「飛行機マーク」のアイコンをタップします。
  3. アイコンがオレンジ色(または青色)に点灯し、画面上部に飛行機マークが出れば設定完了です。

Androidでの設定方法

  1. 画面の上から下に2回スワイプして「クイック設定パネル」を出します。
  2. 「機内モード」という項目(または飛行機マーク)を探してタップします。
  3. アイコンの色が変わり、「機内モード」と表示されれば完了です。

設定を戻すとき(解除)

目的地に到着し、飛行機のドアが開いて「電波を発する機器の使用が可能です」と案内されたら、同じ操作をして飛行機マークをオフにします。

数秒待つと、元の通りに電話やネットが使えるようになります。

よくある質問

FAQ

飛行機で機内モードにしないとどうなりますか?

飛行機の計器や通信にノイズが入るおそれがあります。機長の禁止命令に従わずに電波を発し続けた場合は、航空法により50万円以下の罰金が科せられることもあります。また、スマホが電波を探し続けるため、バッテリーの消耗も激しくなります。

機内モード中でもWi-FiやBluetoothは使えますか?

多くの航空会社では、機内モードをオンにした後に、Wi-FiやBluetoothを個別にオンにして使うことが認められています。ただし、使えるタイミングは航空会社や状況によって異なるため、客室乗務員の案内に従いましょう。

機内モードとローミングオフの違いは何ですか?

機内モードは、スマホから出るすべての電波を止める機能です。ローミングオフは、海外で現地の通信会社の電波を借りる通信だけを止める機能です。飛行機の中ではローミングオフだけでは不十分なので、必ず機内モードに設定しましょう。

まとめ

機内モードは、飛行機の安全な運行を守り、同時にスマホのバッテリーを守るための大切な機能です。

  • 機内モードは、スマホから出るすべての電波を遮断する機能。
  • 飛行機の精密機器に影響を与えないために、離着陸時は必ずオンにする。
  • 機内モード中でも、Wi-FiやBluetoothは個別にオンにして使える場合が多い。
  • 海外での高額請求を防ぐには、機内モードやローミングオフを賢く使う。

これらを知っておくだけで、初めての飛行機旅行でも焦らずにスマホを使いこなせるはずです。

ルールを守って、楽しい空の旅に出かけましょう!

投稿者アバター
Megumi 英語学習ライター / English Learning Writer
TOEIC950点・英検準1級・IELTS6.5を独学で取得。留学経験や講師・英文事務の実務経験を活かし、英語学習や資格対策に関する情報を発信している。