タイの首都バンコクの正式名称やタイ語での呼び方、バンコクで英語は通じるのか、さらにバンコク留学の魅力まで徹底解説。本記事では旅行・留学前に知っておきたいタイの言語事情と英語環境をわかりやすく紹介します。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- バンコクの正式名称は非常に長く、「クルンテープ」と略称で呼ばれる世界的に有名な都市名である。
- タイの正式名称は「タイ王国」で、旧国名は「シャム」。タイ語は公用語でありながら英語も観光地では広く通じる。
- バンコクは語学学校や大学など留学先としても人気があり、費用を抑えながら英語学習できる環境が整っている。
バンコクの正式名称はとても長い

タイの首都「バンコク」の正式名称は、非常に長いことをご存じですか?「バンコク」の正式名称は「クルンテープ・マハーナコーン アモーンラッタナコーシン マヒンタラーユッタヤー マハーディロックポップ ノッパラットラーチャターニーブリーロム ウドムラーチャニウェートマハーサターン アモーンピマーンアワターンサティット サッカタッティヤウィサヌカムプラシット」と言い、世界一長い都市名として知られています。覚えられないくらい長いですね。意味は「天使の都、偉大な都、不滅の宝石の都、インドラの堅固な都、九つの宝石を持つ幸福な都、王宮のある偉大な住まい、神々の住む宮殿、ヴィシュヌカルマによって創られた都」です。タイの人たちは、バンコクのことを「バンコク」とは言わず、普段は「クルンテープ」と呼んでいます。「クルンテープ」は「神々の都」の意味です。
タイの正式名称は「タイ王国」
タイの国名の正式名称はタイ語で「ラーチャ・アーナーチャック・タイ」と言います。「ラーチャ」は「王」「王の」、「アーナーチャック」は「王国」「国」の意味ですので、全体で「王の国タイ」という意味になります。「タイ」にはタイ語で「自由な」という意味もあるため、「自由な人々の国」といったニュアンスもあります。英語では”Kingdom of Thailand“、日本語では「タイ王国」が正式名称です。
タイのもともとの国名は「シャム」で、英語で”Siam“(読み方は「サイアム」または「シャム」)と呼ばれていました。1939年に国名が Thailand(タイ)に変更され、1945年に一時的に”Siam”に戻りましたが、1949年に正式に Thailand(タイ王国) になり、現在に至ります。現在は、タイ人も自国のことを「プラテート・タイ」(タイ王国)と呼びます。「シャム」という言葉は昔からタイに生息していた猫である「シャム猫」の名前などに残っています。
タイの公用語はタイ語
タイの公用語、標準語はタイ語です。タイは多民族国家なので、イサーン語、北タイ語、南タイ語、マレー語などを母語とする人たちもいますが、ほとんどの人がタイ語を理解し、話すことができます。
タイ語は中国語と同じように声調(トーン)のある言語で、5つの声調があります。同じ発音でも、声のトーンの上げ下げによって意味が変わります。
タイ語では、クメール文字から影響を受けて13世紀に作られた独自の文字を使います。くるんとした丸みのある形が特徴です。
タイ語の中の英語
タイ語には歴史的にさまざまな言語からの外来語があります。仏教の経典や宗教用語を通じて取り入れられたサンスクリット語、古代タイ王朝がカンボジア文化の影響を受けた時期に導入されたクメール語、貿易や宣教師の影響で食べ物や日用品の名前に多いポルトガル語やスペイン語、華人商人や移民から取り入れられた中国語などがあります。また、英語からは科学・教育・IT・交通・メディア関連の語彙が多く取り入れられています。「インターネット」「テレビ」「コンピューター」などは英語の発音のまま使われています。ブランド名や商品名にも英語がよく使われています。
バンコクで英語は通じる?

旅行に行く際、行き先で英語がどのくらい通じるか、気になる方も多いでしょう。バンコクは東南アジア有数の観光都市でもあり、空港、ホテル、大型ショッピングモールやワット・プラケオ、ワット・ポーなどの観光地では、問題なく英語が通じます。
タイでは、小学校から英語を学ぶのが一般的で、中学校、高校でも英語は必須科目となっていますが、授業内容は文法が中心で、会話するスキルはあまり強化されていません。また、年配の方よりも若者のほうが英語を話せる傾向にあります。
屋台や市場など、地元の人が日常的に通うような場所では英語はあまり通じません。スマホの翻訳アプリなどを使えば観光で困ることはありませんが、「こんにちは」「ありがとう」などの簡単なあいさつだけでもタイ語で言えるといいでしょう。
「こんにちは」は男性が言う場合は「サワディーカップ」、女性が言う場合は「サワディカー」、「ありがとう」は男性が言う場合は「コップンカップ」、女性が言う場合は「コップンカー」です。また、タクシーに乗る場合、運転手さんがあまり英語が得意でない場合もあります。「まっすぐ」「左」「右」など基本的な単語はタイ語で伝えると、運転手さんにダイレクトに伝わるので、目的地と違う場所で降ろされるなどのトラブルを防ぐことができます。
バンコクでの英語留学

英語を学ぶなら英語圏に留学しなくてはいけないと考える人も多いでしょう。でも、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどの英語圏は総じて留学費用が高くつきます。アジア圏に英語留学すると、費用が抑えられるメリットがあります。バンコクに英語の語学留学をする場合の選択肢として、以下の3つが挙げられます。
語学学校
バンコクで語学学校に入って学ぶ方法です。初心者から上級者までさまざまなコースがあり、日常会話、ビジネス英語、TOEIC、TOEFLなどの試験対策もできます。
インターナショナルスクール
学生ビザを取得すれば、長期滞在してインターナショナルスクールに通うという選択肢もあります。インターナショナルスクールでは、英語「を」学ぶというよりも英語「で」学ぶことになります。つまり、全教科の授業が英語で行われます。授業料は高めですが、英語力は間違いなくアップします。
大学の英語コース
タイの大学で開講される短期または長期の英語プログラムを受けることもできます。この場合も、学生ビザが必要となります。
留学で成果をあげるのにいちばん大事なのは、日本人同士でかたまらないことです。できれば、日本人のあまりいない学校を選び、英語を使わないと生活できない環境に身を置くのがベストです。慣れるまで大変ですが、日本語を使わないで生活をすると、数か月間の留学でも確実に英語力はアップします。
英語ネイティブと触れ合わないと英語力の強化にならないのではないか?と思う方もいるでしょう。でも、非ネイティブの人と英語を使ってコミュニケーションをとるのもとても勉強になります。通じ合える言語が英語しかない場合、お互いに完璧ではない英語を駆使して話をしようとします。ネイティブが相手だと「間違えないようにしないといけない」という意識が出てしまいますが、非ネイティブ同士の場合は英語が完璧でないのはお互いさまなので、楽な気持ちで話せるメリットがあります。
まとめ
バンコクの正式名称は世界一長い都市名として知られ、タイでは「クルンテープ」と呼ばれています。タイの正式名称は「タイ王国」で、公用語はタイ語ですが観光地では英語も広く通じます。費用を抑えた英語留学先としても注目されており、語学学校や大学など多様な学び方があります。タイの言語事情を知れば、旅行や留学がより充実したものになるでしょう。

