「じゃあ」って英語にすると何なのか、簡単な様で悩みませんか。
「じゃあ、そうしよう」と同意したり、「じゃあ、どうしたいの?」と意見を求めたり。
もしくは、「じゃあ、またね」「じゃあ、今日はこれで」と別れの挨拶のクッションとしても使えます。
「じゃあ!」とだけ言って立ち去ることも。
今回は、微妙に違う「じゃあ」を集めて、それぞれ英語ではどういうかをお伝えします。
「じゃあ、それなら~」の「じゃあ」は英語で?
「じゃあ」の意味としてまず考えられるのが、会話のつなぎ目に使われる場合ですね。
相手の言葉を受けて何かを提案していて、「それなら、〇〇はどう?」というニュアンスで使われます。
また、相手の言葉を受けて意図を確認するなら、「ってことは、〇〇ってこと?」という言葉で置き換えることができます。
英語では色々な言い方が考えられますが、ここでは自然な表現を4つピックアップしました。
Then
“Then”は、出来事の順番をはっきりさせることが基本的な使い方です。
“I ate my breakfast then brushed my teeth.”
(訳)朝ごはんを食べて、歯を磨いた。
の様に、「その後で」という意味合いで使われます。
または、思考の順番をはっきりさせるのにも使われていますね。
“I really like travelling overseas. Then I guess I should learn English.”
(訳)海外旅行が好きだ。じゃあ、英語を習わなきゃ。
つまり”Then”は「前述の内容を受けて、次の主張につなげる」という役割を果たしており、日本語の「じゃあ」と同じ使い方です。
I don’t really feel like eating rice for dinner today.
訳)今日の夕飯はお米って感じじゃないな。
Then, what about noodles?
訳)じゃあ、麺はどう?
I am a little tired today.
訳)今日はちょっと疲れてるわ。
Then, I assume you are not going to the party tonight?
訳)じゃあ、今夜のパーティーは行かないの?
Well then
もしくは、”Well”をつけて、 “Well then”としても会話内で非常によく使われます。
ほとんど”then”と同じ温度感で使われますが、強いて言えば、「じゃあ、これで決まり」というニュアンスが含まれます。
「そういうことなら、じゃあ」といったところでしょうか。
I don’t really feel comfortable talking about it.
訳)その話するのはあまり気がすすまないな。
Well then, let us talk about something else.
訳)ふーん、じゃあ別の話しようよ。
I passed the exam!
訳)テスト合格したよ!
訳)おー、じゃあ今晩はお祝いだな!
In that case / If that’s the case
“in that case”や“if that’s the case”も「それならば」という意味です。
“then”と同様に、”well, in that case”と言っても良いです。
I will be home late tonight.
訳)今日は帰るの遅くなるね。
In that case, I won’t cook dinner ok?
訳)そういうことなら、今夜は夕飯つくらないよ?
I tried the solution you gave me yesterday but it didn’t work.
訳)昨日教えてもらった解決策やってみたんだけど、ダメだったよ。
Well, if that’s the case, how about this option instead?
訳)ふむ、そういうことなら、こっちの選択肢はどう?
If that’s so
“if that’s so”も「それならば」という意味で使われますが、 “in that case”よりは使われる頻度は少ないです。
Did you break my favorite necklace?
訳)私のお気に入りのネックレス壊したのあなた?
If that’s so, it must have been an accident.
訳)そうだったんなら、ワザとではなかったよ。
I think I found the solution.
訳)解決策見つけたかも。
If that’s so, you must be a genius.
訳)そうなら、君って天才だよ。
「じゃあ、まずは~」「それでは~」の「じゃあ」
「じゃあ」を使うシーンでもう一つ、本題に入るとき、何かを始めるときがあります。
「じゃあ、最初のページを開いてください」とか「じゃあ、今からやり方を実際にお見せします」など。
「まずは~」「さて、それでは~」といった言葉で置き換えられる場合です。
“Then, let’s begin”の様に、”then”でも十分ではありますが、下記の様な表現も便利ですよ。
Now
Did you understand the rules of this game?
訳)ゲームのルールは分かりましたか?
Absolutely! Now let’s get started.
訳)もちろん!じゃあ、始めよう。
Please don’t do that ever again.
訳)もうあんなことは二度としないでよ。
Got it. Now can we move on?
訳)分かったよ。じゃあ、次いこう。
All right
Table is set and everyone is here.
訳)テーブルの準部はできたし、みんな揃ったよ。
All right, let’s start eating.
訳)じゃあ、頂くとしよう。
Do you have time to sit and talk? I need to tell you something important.
訳)ゆっくり話す時間ある?大事なことがあるんだけど。
All right, how about tomorrow night?
訳)じゃあ、明日の夜はどう?
「じゃあ、またね!」「じゃあね!」の「じゃあ」は英語で?
ところで、そろそろ帰らなきゃってときに、前触れもなく”see you tomorrow”では突拍子がないですよね。
日本語では「じゃあ」が便利ですが、英語では下記の様なクッション言葉が便利です。
- Okay, then. I’ll see you tomorrow.
- All right, then. I’ll see you tomorrow.
- Well, see you again tomorrow.
- Well then, see you again tomorrow.
- See you again tomorrow then.
「じゃあね!」より丁寧に「では。」「それでは。」は英語で?
去り際をより丁寧にするには、下記の様な一文を加えるとスマートな印象ですね。
相手も、加えた一文の意味はあまり深く考えずに、「それでは」くらいに受け止めることでしょう。
- Thank you for your time. I’ll see you tomorrow.
- I appreciate your help. I’ll see you tomorrow.
- You’ve been very kind. I’ll see you tomorrow.
まとめ
「じゃあ」に相当する英単語をいくつかご紹介しました。
それぞれのシーン毎に正解は無いと思いますが、使っていると自然にしっくり感じる表現というのが出てくると思います。
“all right”や”now”などもどんどん使って、生き生きとした表現を楽しんでみてくださいね。