ウォーキングやピクニックなど、自然に親しむために利用したいのが公園です。筆者が住むロンドンでは大小幾つもの公園があって、どれも美しいオープンスペースになっています。

海外に旅行したり留学や駐在で住むようになると、公園の存在は大きくなります。そこで、いろいろな場面を考え公園の英語を使えるようにしておきませんか?

今回の記事は誰もが利用する「公園」です。公園にある遊具や公園へ行くなどの英語表現、そしてロンドンのおすすめの公園などいろいろ紹介しましょう。

公園の英語はpark

公園の英語はpark

多くの皆さんがpark(パーク)は「公園」という意味の単語だとご存知ではないでしょうか?
parkは公園や庭園としてネイティブにもよく使われますが、それ以外にもテーマパークのように有料の遊園地のこと、駐車場としてのパーキングとして使われることなど、様々な使い道がある単語です。

Aさん
There is a big park in my area.
訳)私の地域に、大きな公園があります。
Aさん
My children love to go to any park.
訳)子どもたちはどんな公園でも行くのが大好きです。

名詞parkは可算名詞(数えられる名詞)です。そのため、例文のようにa park/the park, two parks/many parksなどのように単数と複数形をしっかり分けて使う必要があります。

「ジャングルジム」の英語

公園といえば、子どもが大好きな場所。体を使って遊ぶことのメリットは大きいですね。血流が促され、脳の発達も期待できるということで、英語を使って公園で遊べば最強ではないでしょうか?!

さて、金属のパイプやロープなどでできたジャングルジムが人気です。子ども達はぶら下がったり、よじ登ったりして遊ぶものですが、英語でジャングルジムはjungle gymになります。

jungle gymの使い方と例文を紹介

jungleはジャングル、gymはスポーツジムでもお馴染みですし体操や遊具のジムを表す名詞です。

Aさん
My son is climbing on the jungle gym in the park.
訳)息子は公園のジャングルジムに登っています。
Aさん
Three children are sitting down on the jungle gym and chatting.
訳)3人の子ども達がジャングルジムに座っておしゃべりしています。

ジャングルジムによじ登るはclimb、ぶら下がるはhang、座るはsit downです。

「うんてい」の英語

うんてい(雲梯)も公園によくある遊具です。ハシゴ状のパイプにぶら下がって、懸垂しながら移動するハードなものですが、子どもはスイスイとできてスゴいですね!

うんていは海外の公園にもあり、英語ではmonkey barsになります。確かに、バーを使ってお猿さんみたいな動きをする遊びですね。

monkey barsの使い方と例文を紹介

Aさん
Let’s count how many seconds it takes to cross to the end of the monkey bars!
訳)うんていの端まで渡るのに何秒かかるか数えてみよう!
Aさん
I hate to play on the monkey bars.
訳)うんていで遊ぶのって嫌い。

その他の遊具の英語表現

その他の遊具の英語表現

公園にはジャングルジムや雲梯の他、様々な遊具がありますね。総称の遊具は英語でplayground equipmentです。
それぞれの遊具の英語表現もみてみましょう。加えて、遊具が置いてあるエリアのフレーズも紹介します。

滑り台・シーソー・ブランコ・砂場の英語

滑り台・シーソー・ブランコ・砂場の英語を例文のなかで紹介します。

Aさん
We bought a small slide and put in our garden for the children.
訳)子どもたちのために小さな滑り台を買い、庭に置きました。
Aさん
My son and I played on the seesaw and had fun.
訳)息子と私はシーソーをして楽しみました。
Aさん
My favourite playground equipment is the swing.
訳)私の好きな遊具はブランコだよ。
Aさん
All of the children didn’t want to leave the sandpit.
訳)子どもたちは皆、砂場から出たがらなかったよ。

ちなみに、鉄棒は海外の公園で見ることはあまりありません。

遊具が置いてあるエリアはplayground

遊具の総称がplayground equipmentでしたが、遊具が置いてあるエリアのことを海外ではplaygroundと呼びます。

Aさん
Let’s go to a playground after school!
訳)放課後はプレイグランドに行こう!
Aさん
You are not allowed to play football in the playground.
訳)プレイグランドでフットボールをすることは許可されていません。

「国立公園」の英語

National Parks

その国が直接管轄する自然公園を国立公園と呼びます。
国立公園は”国立の”の意味を持つnationalがキーになることから、national parkというフレーズで表します。

national parkの使い方と例文を紹介

Aさん
We’ve visited 8 national parks in different countries.
訳)私たちは様々な国で8つの国立公園を訪れました。
Aさん
I want to work for a national park in the future so I’m taking a biology course at university.
訳)将来、国立公園で働きたいので、大学で生物学のコースを受講しています。

イギリスのナショナルパーク

イギリスに住む人達は自然が大好きです。湖水地方やニューフォレストといった国立公園でホリデーを過ごすこともよくあります。自然のなかでたくさんウォーキングをして、その後にパブ飯なんて最高です。

National Parks UKというウェブサイトがあります。イギリス各地にある15の国立公園の画像や情報を得ることができます。興味のある方はぜひご覧ください。

National Parks UK

「公園で」と言うときの英語

公園で友達と会った、公園でピクニックをしたなど”公園で”と言うことはよくありますね。
英語で「公園で」と言いたいとき、どのような表現になるのかはどの前置詞を使うのかがキーになってきます。

in the park or at the park?

英語を学ぶときに前置詞が苦手な人は多いでしょう。外国人が日本語を勉強するときに”てにをは”で悩むのと同じですね。

さて、「公園で」の表現には以下2つのフレーズがあります。どちらを使っても間違いになりません。

  • in the park
  • at the park

inは箱物の空間、または囲まれた空間を表します。このため、公園全体をイメージしてin the parkと使います。
一方、atは地点など点を表す前置詞です。ですので、公園内のある場所をさした場合に使うという使い分けができます。

Aさん
I saw some deer in Hampton court park.
訳)ハンプトンコートの公園で鹿を数頭見ました。
Aさん
Let’s meet at the park at around 1pm.
訳)午後1時くらいに公園で会おう。

ロンドン市内の美しい公園を紹介

St. Jame’s Park

最後に、ロンドン市内にある訪れたい公園を紹介しましょう。
サンドウィッチとコーヒーを買って、しばしリラックスするにはロンドンの公園は大変おすすめです。紹介する公園はどこも王道であり定番ですが、それでもやはりとても美しいです。

ロンドンおすすめの公園5選

  • The Green Park(グリーンパーク・バッキンガム宮殿隣り)
  • Richmond Park(リッチモンドパーク・ロンドン南西部)
  • The Regent’s Park(リージェンツパーク・ロンドン北部)
  • Hyde Park(ハイドパーク・ロンドン中央部)
  • St. Jame’s Park(セントジェームズパーク・ロンドン中央部)

どの公園も芝生のスペースや木々が多く、公園によっては乗馬ができます。ロンドナーが芝に座って公園で過ごす感じを体験してみてはいかがでしょう。

まとめ

公園を表すparkから、様々な遊具の英語表現を紹介しました。筆者もロンドン界隈の公園で過ごす時間が大好きです。海外へ行ったら有名な公園を訪れてみてはいかがでしょう!