TwitterやInstagramなどのSNSの普及により、「アカウント」という言葉が広く浸透しています。

「英語でもアカウントって言うんじゃないの?」と思われた方も多いでしょう。

そこで、今回は「アカウント」を英語でどのように表現するのか、さらにシーン別の使い方を紹介していきます。

ぜひ、英語学習の参考にしてくださいね。

アカウントとは?

アカウントというのはさまざまなところで使用されていますが、SNSなどのインターネット界隈で使用されることが多いでしょう。

たとえば、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSでもアカウントという言葉に聞き馴染みがありますよね。

 

そのほか、GoogleアカウントやYahoo!アカウント、さらにdアカウントなど、さまざまなところで「アカウント」という言葉が使用されています。

そもそも、アカウントというのは「権利」という意味を持っています

 

つまり、あるサービスにログインするための「権利」ということ

私たちがSNSやGoogleサービスを利用できるのは、ログインするための「権利」(=アカウント)を持っているからなのです。

アカウントって英語でなんていう?

アカウントって英語でなんていう?

私たちが普段から使っている「アカウント」は英語のaccountからきており、英語でもaccountといいます。

しかし、英語のaccountには「アカウント」の他にもたくさんの意味があり、使用する場面において少し意味合いが変わってきます。

そもそも、accountは計算、会計、勘定、口座というのがもともとの意味

英語では、日本語のアカウントよりも「口座」や「会計」という意味を想像することのほうが多いでしょう。

ただ、日本語で使っているアカウントも英語でaccountと表現できます。

つまり、英語のaccountにはたくさんの意味があり、シーン別に使い分ける必要があるのです。

シーン別のアカウントの使い方を紹介!

シーン別のアカウントの使い方を紹介!

たくさんの意味を持つaccountですが、ここではシーン別に使い方を紹介していきます。

使う場面によって使い方や意味合いが変わるので、ぜひ参考にしてください。

SNS

TwitterやInstagramなどのSNSでもaccountという言葉を使用します。

Aさん
This is my account.
訳)これが私のアカウントです
Aさん
Can you tell me your Twitter account?
訳)あなたのTwitterのアカウントを教えてください
Aさん
How can I tell you my Instagram account?
訳)どうやって私のInstagramのアカウントを教えれば良いですか

英語でもaccountを使って表現できるので、簡単ですよね。

ただ、accountのほかにもIDを使うことも可能です。

Aさん
Here is my Twitter ID.
訳)これが私のTwitterアカウントです
Aさん
Could you tell me your Instagram ID?
訳)インスタグラムのアカウントを教えてくれませんか
Aさん
Fill in your Twitter ID into the following field.
訳)次の欄にTwitterのIDを入力してください

accountを使う場合は「アカウントを教えてよ」というようにざっくりとしたイメージが強いです。
一方、IDの場合はより具体的に「アカウント(@〇〇〇〇〇)を教えてよ」というイメージが強くなるでしょう。

accountとID、どちらも使用できるのでそれぞれの特徴を理解して使い分けましょう。

【使い分けイメージ】
account:広い意味でのアカウント
ID:@〇〇〇〇など、より具体的な意味合いが強い

会員

AccountはSNSアカウント以外に会員という意味があります。

たとえば、食べログやホットペッパーなどの「会員」もaccountで表すことができます。

インターネットサービスの中で「会員」を表したいときはaccountを使えば問題ありません。

 

ただし、「会員」の場合、accountよりもmembershipを使うことが多いかもしれません。

特にインターネットではなく、ジムやカラオケ、アミューズメント施設などの会員の場合はaccountではなくmembershipを使うほうが一般的でしょう。

※インターネットの会員であってもaccountではなくmembershipを使っても問題ありません。

 

そのほか、club memberやfellow memberという表現することも可能ですが、使うシーンによって使い分けなければなりません。

色々紹介すると混乱してしまうかもしれないので、今回はaccountとmembershipの違いだけを理解しておきましょう。

【使い分けイメージ】

  • Account:インターネットでの会員
  • Membership:インターネット以外の会員(インターネット会員でも使用可)

口座・会計

accountは銀行口座などを表すときにも使用します。

Aさん
Do I have to tell you my bank account?
訳)私の銀行口座を教えなければなりませんか
Aさん
Please give me your bank account.
訳)銀行口座を教えてください
Aさん
Do you have knowledge about account entry?
訳)帳簿記入に関する知識はありますか
Aさん
I would like to apply for a new bank account.
訳)新しい銀行口座を開設したいです

もともと「口座」や「会計」という意味のaccountは銀行口座という意味として使うことが一般的です。

ちなみに、accountから派生したaccountantは会計士という意味です。

accountは日本語のアカウントという意味を持っていますが、英語ではどちらかというと口座や会計のイメージの方が強いでしょう。

【accountの単語集】

  • account activity 入出金
  • account application 口座開設
  • account closing 決算
  • account conversion 口座振替
    account balance 勘定残高(※残高はbalanceだけでOK)

まとめ

TwitterやInstagramなどのSNSやGoogleやYahooなど、さまざまなところでアカウントという言葉が使われています。

アカウントというのは英語のaccountからきているので、すでに知っている方も多いでしょう。

ただ、使うシーンごとに使い分けられると、より高度なコミュニケーションが取れます。

今回はaccountをシーン別に紹介してきました。

SNSではaccountの代わりにIDを使ったり、インターネットサービス以外ではaccountではなくmembershipを使ったりするのが一般的です。

また、accountにはアカウントという意味以外に口座や会計という意味があるため、bank account(銀行口座)という使い方もできます。

今回紹介した「アカウント」と「account」をぜひ英語学習の参考にしてください。