ファッションには特定のルールがなく、個人が自分に楽しめるものです。
しかし、海外のファッション雑誌をチェックしてみたり、海外に行ったりしてみると、日本人と海外の方とのファッションの違いに驚く方も多いのではないでしょうか。
ファッションは自由である反面、国ごとの文化や感覚の違いが出やすい部分でもあるのです。
そこで今回は海外のファッションの特徴や海外のファッションの流行をチェックする方法を紹介します。
また、ファッションに関する英語表現も紹介するのでぜひ参考にしてみてくださいね!
「海外ファッションの特徴! 日本との違いって?
ファッションは人によって重要視している部分が異なります。
トレンドを重要視している方もいれば、着心地を大切にしている方もいるでしょう。
また、ファッションはお国柄が出やすい部分でもあります。
国によって気候や文化、考え方が異なるため、自然とファッションに対する捉え方も終わってくるのです。
そこで、今回は日本のファッションとアメリカのファッションに絞ってファッションに対する考え方や特徴の違いを紹介していきます!
【誰のために着るか】
アメリカのファッションは自分が快適に感じられるかを重要視してコーディネートを決める傾向にあります。
アメリカではカジュアルな服装をしている人が多く、会社にスウェットで出勤することはもちろん、女性が普段着としてヒールを履くことはほとんどありません。
アメリカではファッションに快適性が重要視されているからなのです。
一方、日本では誰かに見られているという意識を持って服装を決めています。
たとえば、日本の会社ではスーツやビジネスライクな服装をしている方がほとんどですよね。
また、「おしゃれは我慢」という言葉に表されるように、女性は普段からヒールを履いたり、寒くてもおしゃれを優先して着こなしを決めたりすることが多いのです。
【流行に対する意識】
日本人は流行に左右されやすいと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
実際、ファッションに関しても日本は流行に敏感で、モデルやファッション雑誌をチェックしてコーディネートを決める方が多いです。
他人と違うのが恥ずかしい、同調意識が強い日本人だからこそトレンドに敏感だといえるでしょう。
一方、アメリカではトレンドを気にせず、着たい服を選びます。
アメリカは日本とは異なり、さまざまな人種の人が生活する多国籍国家です。
そのため、人と違って当然という考え方が根強く、トレンドに左右されずにファッションを楽しむ人が多いのです。
【美意識】
日本の女性のファッションは、「かわいい」という点を重要視している傾向にあります。フレアスカートやパステルカラーの服が流行になるのは「かわいい」を表現したいという意識からでしょう。
メイクでも垂れ目がトレンドになったり、髪型では前髪のあるヘアスタイルが流行したりとかわいさを強調するのが主流です。
一方、アメリカの女性は、「クール、かっこいい」印象を与えるファッションを好みます。
アメリカの女性で前髪のある人が少ないのは、かっこよさを表現したいという意識があるからでしょう。
そしてファッションに関しても同様に、アメリカの女性はかっこよさを意識しています。シンプルでボディラインがでるファッションを好むのは、かっこよさを強調したいということが考えられます。
つまり、日本とアメリカではファッションに対する意識が大きく違うのです。
日本では普通であることがアメリカでは当たり前ではないのですね。
海外ファッションチェックにおすすめのアプリ
日本と海外では、ファッションに対する認識が全く違うのが分かりましたね。
海外の方がスタイリッシュに着こなしているファッションを、日本で真似したいという方もいるでしょう。
そこで、海外のファッションチェックにおすすめのアプリを紹介します。
■WEAR アメリカ版アプリ
日本で大人気のファッションアプリWEAR、実は海外版があるのです。
海外版のものでも操作方法はほとんど同じで、アメリカ版のWEARであれば世界中のユーザーのファッションをチェックできますよ。
好きなユーザーがいればフォローしたり、見たいコーディネートのカラーやワードを検索するとピンポイントでコーディネートの検索ができたりします。
■Smart Closet
日本ではユーザーの少ないSmart Closetですが、アメリカでは非常に人気のファッションアプリです。
ユーザーがコーディネート撮影して載せている件数は少ないですが、アイテムを組み合わせたパターン写真が多く掲載されています。
手持ちアイテムと合う組み合わせを探せば、海外トレンドに沿ったコーディネートを完成さえられますよ。
■Tumblr
Tumblrも日本ではユーザーの少ないファッションアプリです。
インスタグラムと似たようなアプリとなっており、プロが撮影したファッション写真が多く掲載されています。
プロのスタイリストが考えたコーディネートや、モデルの着こなしをチェックしたい方におすすめのアプリです。
ファッションに関する英語表現
海外に行ったら現地で服を購入したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ファッションに関する英語表現を紹介します。
実はファッション関係の言葉は英語がそのまま日本語として利用されていることが多いのです。「スカート」は「skirt」、「ベスト」は「vest」としてそのまま表現すると意味が伝わりますよ。
ただし、日本語として使いやすいように英語から少し変化しているものもあります。
たとえば、「ジーパン」は正しくは「jeans」です。「ジーパン」と言っても意味が通じないのです。他にも日本語をそのまま使ってしまうと誤解されてしまう、もしくは意味の通じない単語があるのでいくつか紹介します。
トレーナー:sweatshirt
英語で「trainer」と言うと、「ジムのトレーナー」や「調教師」という意味になります。
パーカー:hoody、hoodie
トレーナーにフードがついた服を日本語では「パーカー」といいますよね。しかし、英語で「parka」は「レインコート」のことを指します。一方、「パーカー」は「hoody」といいます。
ワンピース:dress
「ワンピース」は英語では「dress」といいます。「ドレス」と聞くとパーティーに着用するものという印象がありますが、英語では普段着の「ワンピース」もパーティー用の「ドレス」も総称して「dress」と表現します。
スパッツ:leggings
運動する場合や防寒着として着用する「スパッツ」は英語では「leggings」と表現します。なお、「spats」は英語では泥よけの靴カバーのことを指すので注意が必要です。
パンツ(下着):under wear
下着の「パンツ」は「under wear」と表現します。「pants」というとズボンを指すことが多いです。
英語を使ってファッションを褒めてみよう
海外ドラマなどで相手のファッションを褒めているシーンを見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
実際に、海外では日常的に相手のファッションを褒めます。
ここでは、英語で相手のファッションを褒める英語を紹介していきます。
I love your jacket!
訳)私はあなたのジャケットがとても好きです
I love your style today.
訳)私はあなたの今日のスタイルがとても好きです
I like the color combination.
訳)色の組み合わせがいいよね
This is such a pretty skirt.
訳)とてもキレイなスカートですね
This coat is perfect for this season.
訳)このコートは今の季節にぴったりですね
その他にもさまざまな英語表現でファッションを褒めることができます。
海外では相手を褒めることで会話が始まることが多く、表現を知っておくと会話のきっかけになりますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アメリカと日本ではファッションに対する考え方が違うことが分かりましたね。
海外のかっこいいファッションを真似してみたいという方は、海外のファッションアプリを活用してみてください。
また、「ファッション」に関する英語表現では、英語がそのまま日本語になっているものもあれば、和製英語になっているものもあります。
英語だと思って使った表現でも誤解されたり、意味が伝わらなかったりすることがあるので注意しましょう。
ぜひ、今回の記事を参考に「ファッション」に関する表現を覚えてみてくださいね。