「細胞」とは生物の基本単位であり、すべての生き物は細胞からできています。

理科で習ったことがある「細胞」についてですが、大人になると「細胞」について考える機会がない方も多いでしょう。

しかし、最近では、体の働きを簡単かつ楽しく学べる、マンガ「はたらく細胞」が人気となっています。

また、「はたらく細胞」は人気の高まりから、英語版のアニメや漫画もあるのです。

そこで、今回は「細胞」の英語表現をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

細胞を英語で何ていう?

そもそも細胞とは、生物の基本単位のことを指します。もっと簡単に表現すると、すべての生物は細胞からできているのです。

日本語の「細胞」は英語ではcellと表現します。
Cellはギリシャ語が語源となっており、ギリシャ語では「小さな部屋」「小区画」を意味します。

パソコンソフトのExcelでは、各マス目のことを「セル(cell)」と言いますよね。
つまり、cellは「細胞」という意味の他に、ギリシャ語の語源をいかした「個室」「穴」「独房」といった意味があるのです。

また、すべての生物は細胞からできていますが、
一つの細胞からできている生物を「単細胞生物」、二つ以上の細胞からできている生物を「多細胞生物」と言います。

理科で習ったことがあるような、という方も多いかと思いますが、
英語では「単細胞生物:single celled organism」「多細胞生物:Multicellular organism
」と表現します。

一つという意味を持つsingleと多くのという意味を持つmultiにcellを組み合わせて表現できるので、覚えておくと良いでしょう。

細胞にまつわる英語表現を紹介!

細胞にまつわる英語表現を紹介!

「細胞」は英語でcellと表現できることが分かりましたね。

では、「赤血球」や「白血球」、「がん細胞」などは何と表現されるのでしょうか?

たとえば、「白血球」は white blood cell であり、「赤血球」は red blood cell という言葉で表現されます。また、ガン細胞はcancer cellと表現されます。

つまり、日本語の「〇〇細胞」は、基本的に〇〇+cellという英語で表現できると覚えておくと使いやすいでしょう。

・免疫細胞:immune cell
・真皮細胞:dermal cells
・内皮細胞:endothelial cell
・細胞分裂:cell-cleavage
・新生細胞:neoplastic cells
・分泌細胞:a secretory cell
・IPS細胞:Induced pluripotent stem cells

細胞を含む例文を紹介

細胞を含む例文を紹介

英語では細胞をcellと表現しますが、「売る」という意味のsellと発音が同じです。
そのため、会話でcellまたはsellが使われる際は、会話の流れで判断するようにしましょう。

ここでは、cellを使った例文をいくつか紹介していきます。

Aさん
Humans are made of many cells.
訳)人間はたくさんの細胞でできています。
Aさん
Cells are the building blocks of life.
訳)細胞は生命の基本形です。
Aさん
These are cancer cells.
訳)これらはがん細胞です。
Aさん
Scientists are looking for the medicine that can fight cancer cells.
訳)科学者はがん細胞と戦うことができる薬を探しています。
Aさん
The white blood cell have been infected by a virus.
訳)白血球がウイルスに感染している。
Aさん
This test will determine your white blood cells count.
訳)この検査であなたの赤血球の数がわかります。

「細胞」という意味のcellは、医療関係の会話に出てくるケースが多いです。一方、sellは「売る」という意味であり、日常会話で頻繁に出てくるでしょう。

会話の流れや単語がきちんと聞き取れれば、間違って意味を解釈してしまう可能性が少なくなりますよ。

マンガ「はたらく細胞」を英語版とは?

マンガ「はたらく細胞」を英語版とは?

近年大ヒットしている「はたらく細胞」というマンガを知っている方も多いのではないでしょうか。

月刊少年シリウスで連載されていたマンガで、単行本は全6巻あります。

人間の体は細菌が入り込んで病気になることもあれば、ウイルスと免疫細胞が戦って病気を防いでくれていることもあります。

また、体内でがん細胞が発生したり、アレルギー症状がでたりするのも細胞が関わっています。

そこで、「はたらく細胞」では、体内の細胞を擬人化し、体内の様子を街に例えるなどして、人間の体の様子をコミカルに描いたマンガ作品なのです。

むずかしく感じられがちな体の仕組みや細胞のはたらきを分かりやすく表現しており、マンガからアニメ化もされています。
また、人気の高さから、英語版のアニメやマンガもあるため、細胞にまつわる英語を楽しく学べますよ。

「はたらく細胞」は英語で「Cells at Work」と表現されています。
Cellは「細胞」、at workは「仕事をする、仕事に出る」という意味です。
つまり、「Cells at Work」で「仕事をする細胞」という意味になり、「はたらく細胞」と表現できるのです。

「はたらく細胞」の主要キャラクターには、赤血球や白血球、キラーT細胞などが登場します。

赤血球:Red Blood Cell
白血球:White Blood Cell (U-1146)
キラーT細胞:Killer T Cell
マクロファージ:Macrophage
血小板:Platelet
がん細胞:Cancer Cell

「はたらく細胞」の英語版を見ると、体の仕組みや細胞の働きについて学習できることはもちろん、英語の知識も習得できます。

他にも病名や菌、身体の部位に関するさまざまな英語が登場するので、医療関係の英語に詳しくなれますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「細胞」はcellという英単語で表現できることが分かりましたね。

日本語の「〇〇細胞」は英語で〇〇+cellという英語で表現できると覚えておくと使いやすいでしょう。

また、「はたらく細胞」というマンガ・アニメには英語版があります。
細胞に関するさまざまな英語表現が出てくることはもちろん、病名や菌、身体の部位に関するさまざまな英語が登場します。

体の仕組みを学びつつ、英語学習にも繋がるのでぜひチェックしてみてくださいね。