「領収証」と「領収書」。どちらが正しいのか考えたことありませんか?どちらも正しいのだとしたら英語ではそれぞれどのように表現するのでしょう。

会社勤めをしている方や自営業をしている人と食事に行くと「領収証ください」と言っているのをよく聞きますが、英語ではどのように言えば良いのでしょうか。

特にビジネスシーンには欠かせない「領収証」にまつわる英語表現をいろいろ紹介します。

「領収書」と「領収証」はどちらが正しいの?

「領収証」と「領収書」、どちらもよく見かける言葉ですがいったいどちらが正しいのでしょうか?

調べてみると「領収書」と「領収証」には大きな違いはありませんでした。どちらも商品やサービスの対価として金銭を受け取ったことを示すために発行された書類です。

領収書

商品、金銭の受け取りの事実を記した「書類」元は民間が発行していた物

領収証

商品、金銭の受け取りの事実を証明する「証券」元は役所が発行していた物

ちなみに印鑑が押してあるかどうかは違いにならないみたいで、そもそも押印の必要もないそうですよ。

どちらも英語では「receipt」を使います。

「レシート下さい」って英語で何ていうの?

「レシート下さい」って英語で何ていうの?

「レシート下さい」って英語で何というのでしょうか。

海外で領収証をもらう必要がある場合もあるかもしれませんし、海外からの観光客に領収証を求められることもあるかもしれません。是非覚えておきましょう。

Aさん
Could I have a receipt?
訳)領収証を頂けますか?
Bさん
Certainly. Just a moment, please. How would you like the customer’s name on it?
訳)承知致しました。少々お待ちください。あて名書きは何とお書きしましょうか?

「領収証を頂けますか?」というフレーズにはべつの表現もあります。

  1. Can I have a receipt?
  2. May I have a receipt?

1の方はカジュアルな表現、2や上の表現は丁寧なものになります。

また、お店の人から「レシートはご入用ですか?」と聞かれた場合の会話も確認してみましょう。

Aさん
Would you like a receipt?
訳)レシートはご入用ですか?
Bさん
Yes, please.
訳)はい、お願いします

「レシートはご入用ですか?」は「Do you need a receipt?」と言うこともできますよ。

「受領する」や「受け取る」を英語で表現するには?

「受領する」や「受け取る」を英語で表現するには?

「領収証」と「受領書」の違いって何でしょうか。

受領書 商品、金銭の受け渡しの際に交付する書類(物品の受け渡しを含む)
領収書 金銭の受け渡しの際に交付する書類(物品の受け渡しを含まない)

このように受領書は物品の受け渡しを含め、広い意味で「何かを受け取った時に交付する書類」に使え、英単語にすると受領書も領収書も同じ「receipt」になります。

また、「受け取る」は英語では「pick up」や「get」、や「receive」「accept」で表現できます。例文を参考にして使い方を確認してみましょう。

pick up

「pick up」は預けていたものを「引き取る」あるいは「受け取る」場合に使います。

Aさん
I picked up my dry cleaning on the way home.
訳)私は帰り道にドライクリーニングを受けとった

get

「get」は「受け取る」を表す時に最も一般的に、日常的に使われる単語です。

Aさん
I’ve got a long letter from my friend.
訳)友人から長い手紙を受け取った

receive

「receive」も「受け取る」を表す場合によく使われますが、どちらかというと「受動的に受け取る」「渡されたものを受けとる」イメージです。

Aさん
I received your message this morning.
訳)今朝あなたからのメッセージを受け取りました

accept

「accept」は③とは逆に「能動的に受け取る」「自主的、好意的に受け取る」という意味合いになります。渡されたものを「受け入れる」イメージなので、「提案」や「招待」などの受け取りを表現する場合に使います。

Aさん
I accepted his invitation.
訳)私は彼の誘いを受けた

「invoice」(インボイス)ってなあに?

「invoice」(インボイス)ってなあに?

「invoice」は英語で「請求書」を指します。会社間の取引で使われることが多いかもしれません。

外食した場合など、「お勘定」「勘定書き」にあたる「伝票」は英語では「bill」を使って表します。「bill」にも「請求書」という意味はあるのですが、「請求書」に「bill」と書かれているのは見たことないです。

ただ「電気代」の請求書に「Billing Statement」と書かれているのはよく見ました。この場合は「請求明細書」といった意味合いになります。

また、「invoice」は請求書以外に「送り状」や「納品書」として使われることも多いです。海外に物品を送る際には必ずこの「invoice」をつけます。

ビジネスシーンで「invoice」をもらうには?

ビジネスシーンで「invoice」をもらうには?

取引先から請求書を送ってほしい時、英語ではどのように表現すれば良いでしょうか。

電話で「Invoice」を依頼する場合には下記のように言えばOKです。

Aさん
Could you send me an invoice?
訳)請求書を送って頂けますか?

また逆に請求書を送ったのに支払いが確認できない場合には下記のような内容でメールを送ると良いですね。

Aさん
We’re yet to receive payment for the invoice #000012 for (Product), which was due on March 15th.
訳)3月15日がお支払期限となっている請求書番号 000012 のお支払いがまだ確認できておりません
Aさん
Please let us know when we could expect to receive payment.
訳)お支払いの予定時期をお知らせください
Aさん
If you have already paid, please ignore this message as the payment is probably being processed.
訳)すでにお支払いいただいている場合は、決済処理中と思われますので、このメッセージは無視してください

invoiceの内容

海外に荷物を発送するとき、「invoice」の役割は「明細書(価格や数量などを明記したもの)」や「納品書」「請求書」を兼ねています。

「invoice」は通関に必ず必要な書類になります。内容として明記されるものは下記のとおりです。

最近では個人輸入をされる方や、海外に日本の荷物を送る方も増えていますので「Invoice」の書き方を覚えておくとトラブルを避けられるので安心です。

以下の項目はInvoice上に明記されている必要がありますから、Invoice作成時にはぜひ参考にされて下さい。

①発行者(sender) Invoiceの発行者社名、住所、TEL、部署名などを記載
②Invoice No. どのInvoiceのことか分かるよう、1つのInvoiceには1つのInvoice No.をつける
③Invoice発行日(Date) 売買契約の条件では荷物を発送した日から〇日以内に支払う、というものや、発行日から〇日以内に支払うなど様々。発行日をベースにする場合はこの発行日が重要になる
④輸入者(取引先) 荷物を受け取る側の情報。会社名、住所、連絡先、担当者名などを記載
⑤送り先(届け先)④と異なる場合 送り先の連絡先、住所等

通関Invoiceでは必要な情報。請求のみ行うInvoiceでは不要。

送り先が別なのに、ここに記載がないと荷物が止まってしまうので注意が必要。

⑥シッピングマーク(C/No.)(ケースマーク) 紛失を避けるために荷物の梱包に記載する表示のこと。これを見れば中身がわかるようになっている。

「C/No.1-up」とは「No.1から連番」という意味。「C/No.1/10」のように全体の個数のうち何番目の荷物、とわかるようにしておく

⑦船便情報(Shipped per) 発送に利用する船便の名前や出航予定日などを記載。(出航予定日はずれることもあるので大体で構わない)
⑧積込港、荷卸港 積み込まれた荷物が出航する港、経由港、荷卸港を記載
⑨L/C (Letter of Credit)信用状 銀行が輸出者に対して代金の支払いを保証する信用状 ※1
⑩品名(Discription) 輸出する製品名
⑪数量(Quantity) 発送する数量
⑫単位(Unit Price)(Currency) 数量単位と通貨単位は非常に重要。

「unit単位」なのか「set単位」なのか、「ドル建て」なのか「円建て」なのかにより金額が大きく異なるので十分注意する。

⑬正味重量(Net Weight) 梱包前の商品1個の重量
⑭金額(Total Amount) 金額も間違えるとトラブルになるので不明な点は取引先に確認しましょう。
⑮貿易条件(インコタームズ)

(Term of Payment)

保険費用や輸送費用をどちらがどこまで負担するのかを明記する。

荷物の危険負担をどこで移転するのかなどを取り決める世界共通のルール。

⑯原産国(Country of Origin) 関税率を決定するために必要。国によっては証明書の添付も必要。
⑰総重量(Gross Weight) 梱包後の総重量
⑱署名(Signature) Invoiceにはサインが必要。国によっては直筆サインが必要なこともある。

※1 貿易の支払い条件のうち、L/Cは銀行が代金の支払いを確約してくれるため、輸入者は前払いをする必要がなく、輸出者も代金を踏み倒される心配がない、というメリットがある。

「Invoice」は送り状の役割だけでなく、価格の明細書、請求書、納品書なども兼ねており、港で通関を行う上で必ず必要なものなのです。

「Invoice」の項目には、貨物に関する品名、数量、単価、合計金額、そして輸送に関する本船名、仕向地、船積地、輸入・輸出者の名称や氏名・電話番号などの連絡先、他にも送り状番号、インボイスの作成日、貿易条件、支払い条件などが必須になります。

貿易に関してのあらゆる情報が記載されており、契約を交わした通りにしたがって、荷物が納品されているかどうかを確認する書類です。

「Invoice」はとても重要な書類であり、正確に記載することがとても大切になります。

輸出側は正確に書く必要があり、輸入側は受け取った「Invoice」が税金に関わることでもあるため、しっかりと確認することが重要です。

まとめ

「領収証」、または「領収書」とそれにまつわる単語やフレーズをいろいろ紹介しました。

近頃では海外からのお客様も増え、英語でのやり取りの頻度も増えている気がします。

コロナ過で海外旅行に行く機会が減ってはいますが、また海外にいつでも行ける日が来た時のために、この記事で紹介したフレーズを是非覚えて使って頂きたいです。

個人輸入をされる方には「Invoice」の内容が参考になればうれしいです。

覚えたフレーズは使うことで定着するもの。インプットとアウトプット、頑張りましょう!