海外で生活し、英語を学ぶ際に、一度は利用してみたい「Library(図書館)」ですが、

「図書館で使う英語表現がわからないし、不安」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

図書館では、日常でもよく登場する表現で会話できる部分もある一方で、日常生活では登場しない英単語も必要になります。

この記事では、そんな “図書館英語” をまとめてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

Libraryの発音

Libraryの発音

「Library(ライブラリー)」は、日本人が苦手と言われる “L” と “R” の発音が入っています。

“L” は、舌を上の歯の裏に当て、口を横広に開くイメージ。

“R”は、舌を口の中のどの部分にもつけず、口周りの力を抜いて発音するイメージです。

図書館で使える英語表現

図書館で使える英語表現

次に、「Library(図書館)で使える英語表現を学習してみましょう。

本を借りる

Aさん
I would like to borrow this book please.
この本を借りたいです。
Bさん
Sure.
分かりました。

「本を借りる」は「borrow a book (ボロー・ア・ブック)です。
「借りる」の表現には「rent(レント)」もありますが、rentは「(料金が発生するものを)借りる」意味なので、図書館で本を借りる場合には当てはまりません。

本を返す(期限の確認)

Aさん
When should I return this book?
この本は、いつ返せばよいですか?

「本を返す」は「return a book(リターン・ア・ブック)」です。

Bさん
This book’s due date is May 30th.
この本の返却期限は、5月30日です。
Aさん
Ok.
わかりました。

「(返却の)期限」は「due date」と言います。
due date は、「締め切り」の意味もあり、日常生活でも使う表現です。

利用者証を作る&見せる

Aさん
How can I get a library card?
図書館の利用者証の作り方を教えていただけますか?
Bさん
Certainly. Please wait.
承知しました。お待ち下さい。

「(図書館の)利用者証」は「library card」です。

Aさん
Here is my library card.
(これが)私の利用者証です。
Bさん
Thank you.
ありがとうございます。

「Here is ~(ヒア・イズ〜)」で「これが〜です」の意味になります。
「This is〜(ディス・イズ〜)」も同じ意味で使用できます。

本の貸出を延長する

Aさん
Can I renew this book?
この本の貸出を延長することはできますか?
Bさん
I’ll check. Please show me your library card.
(できるか)確認しますね。利用者証をご提示ください。

「renew」は、「書き換える・更新する」の意味です。

図書館では「(本の貸出期間を)延長する」の意味で使用します。

返却期限を過ぎてしまった

Aさん
My books are overdue by 5 days. I am sorry.
返却期限を5日間過ぎてしまいました。すみません。
Bさん
Then, you cannot borrow books for 5 days.
その場合、5日間は本が借りられなくなります。

「overdue(オーバーデュー」は「(返却)期限を過ぎている」を表す形容詞です。

「期限を〜日過ぎている」と言いたい場合には「overdue by 〜days」と表現します。

本を探す

Aさん
I am looking for a book titled “Harry Potter”
「ハリー・ポッター」というタイトルの本を探しています。
Bさん
Here it is.
(それなら)ここです。

「look for 〜」で「探す」の意味です。

「今〜を探している」の意味にしたいときには「be動詞 + looking for 〜」としましょう。

Aさん
I found it! Thank you.
見つかりました!ありがとうございます。
Bさん
Your welcome.
どういたしまして。

「I found it!(アイ・ファウン・ディット)」は「見つかりました!見つけたぞ!」を表します。

探しものを見つけた際によく使う表現です。

なぜ”the library”なの?

図書館は、地域に特定の図書館が限られた数ある場合がほとんどです。そのため、「図書館に行ってくるね」の「図書館」は「(自分が住んでいる地域にある特定の)図書館に行ってくるね」の意味になるため「I’m going to a library」ではなく、「I’m going to the library」となります。

 

その他の単語・表現

図書館に関連するその他の表現もご紹介します。

日本語 英語
図書館司書 librarian(ライブラリアン)
蔵書 a collection of books(ア・コレクション・オブ・ブックス)、library※「蔵書」の意味もある
図書室 reading room(リーディング・ルーム)
売り出し本
※図書館の本から外れ、売りに出されたり、個人に寄付される本のこと。図書館からのリサイクル本。
library discards(ライブラリー・ディスカーズ)
本を予約する reserve a book(リザーブ・ア・ブック)
図書館長 the chief librarian(ザ・チーフ・ライブラリアン)
貸出中 on loan (オン・ローン)
移動図書館 mobile library (モバイル・ライブラリー)
静かにしてください
Silence please (サイレンス・プリーズ)

一度は訪れたい!英語で楽しめる世界の図書館

一度は訪れたい!英語で楽しめる世界の図書館

最後に、英語を使う国を訪れる際には一度は訪ねてみたい魅力的な図書館や古本屋さんをご紹介します。

【ハリーポッターに登場】ボドリアン図書館

『ハリーポッター・シリーズ』の図書室シーンの撮影現場となったのは「Bodleian Library(ボドリアン図書館)」です。

イギリス・オックスフォード大学にあり、古風な雰囲気がハリ−・ポッターの世界観にぴったりです。

【スタイリッシュな内装が魅力】グリーン・スクエア図書館

オーストラリアのシドニーにある「Green Square Library (グリーン・スクエア図書館)」は、おしゃれな外装や、カラフルな本棚が魅力です。

【おしゃれな古本屋さん】The Last Bookstore

最後は、図書館ではありませんが 「The Last Bookstore(ザ・ラスト・ブックストア)」をご紹介します。

The Last Bookstoreは、アメリカ合衆国のカリフォルニア州・ロサンゼルスにある古本屋さんです。

Book Tunnel(本のトンネル)が有名で、インターネット検索するとおしゃれな本や、内装の写真をたくさん見つけることができます。

まとめ:図書館で使う表現を組み合わせて覚えよう!

図書館では「借りる」「返却期限」「探す」の日常生活でも使う表現が登場する一方で、「利用者証」や「(本の貸出を)延長する」の普段は利用しない英語も使います。

例文や表現が登場するシチュエーションと一緒に覚えると、いざというときに役立ちます。

図書館の英語を使うことは日本では少ないかもしれません。
記事でも紹介した英語圏の図書館に訪問する際には、ぜひ英会話に挑戦してみてください。