“make up”という英語フレーズをご存知ですか?”make”も”up”も両方よく使う単語ですが、これらが組み合わさった”make up”には様々な意味があります。もちろん、「化粧」というい意味の「メイクアップ」という意味もあります。ただ、その他の意味も知っておくと、より英会話もスムーズになるでしょう。
今回は、そんな”make up”のフレーズについて学んでいきます。
“make up”はどういう意味?
“make up”は、動詞の”make”と「上」という意味の”up”を組み合わせた英語表現ですが、一体どのような意味がありどのように使用することができるのでしょうか?
ここでは、6通りの使い方と、それぞれの会話やライティングの中での具体的な使用方法を例文とともに学習していきます。
基本的に、”make up”の表現には会話やライティングの中で動詞として用いられることが多いですが、名詞として使用する場合もあるので注意しましょう。
ここで紹介するのは、5つの動詞として使用する場合と、1うの名詞として使用する場合です。
「作り話をする」の”make up”
まず、一番よく使われる「make up」という英語表現の動詞の意味、「作り話をする」を紹介します。
例えば、日常会話の中で友達や家族との間で作り話の話題をすることがあるでしょう。具体的には、「〇〇さんはボスに怒られたので焦って作り話をしたんだ。」「あなたのあの素敵な話は全部作り話だったってこと!?」のような文章に使えます。
訳)彼はボスに怒られたので、話を作り上げた。
“make things up”で、「話を作る」という意味になります。
訳)今日出かける気分じゃないんだよね。彼女たちの事よく知らないし。
訳)行かなくていいよ。適当に言い訳をして、話を作り上げればいいんだよ。
「埋め合わせする」という意味の”make up”
次に、よく使う表現として「埋め合わせをする」という意味の”make up”を紹介します。
例えば、前から友達と旅行に出かける予定だったのに当日キャンセルしてしまった場合、「前のドタキャンの埋め合わせをさせてね。」と言う場合に使います。
訳)昨日は直前でキャンセルしてごめんなさい。埋め合わせできますか?
“make up for 〇〇”で「〇〇の埋め合わせをする」という意味となります。
訳)1時間も待たせてごめんね。いつか埋め合わせさせてね。
訳)気にしないで。待っている間に本を読めたから。
「仲直りする」という意味の”make up”
次に、「仲直りする」という意味の”make up”を紹介します。「喧嘩をした友達と仲直りをする」と言いたい時に”make up”という表現が便利です。「仲直りする」という意味で”make up”を用いる機会はそこそこあります。
訳)君たちは仲直りしたの?先週君はお兄さんとすごい喧嘩をしたって聞いたんだけど。
訳)うん、今朝やっと仲直りしたよ。聞いてくれてありがとう。
“make up”は「仲直りをする」という意味ですが、”make up with 人”で、「〇〇と仲直りする」という使い方もできます。
訳)ついに昨夜夫と仲直りしたわ。
「決心をする」という意味の”make up”
“make up”には「決心をする」という意味もあります。多くの場合は、”make up one’s mind”のように”one’s mind”を後ろにつけて使用します。「one’s」の部分には決心をした人を表す「his」「her」「my」「your」などをいれます。
訳)決心したかい?1週間まっているんだけど。
訳)ついに決心しよう!ハワイへの空港チケットを買っちゃおう!
気持ちを固めた時に使える表現です。
訳)それで、禁煙することに決めたんだ!
「作成する」という意味の”make up”
「作成する・用意する」という意味の”make up”もあります。この表現も職場や学校などで頻繁に使用することがあります。例えば「新しい書類を作成しておきますね。」と言ったり、「机の上のファイルをまとめてください。」などという際に使用できます。
訳)アニバーサリーパーティに必要なもののリストを作ってくれませんか?
「化粧」という意味の”make up”
最後に、日本語でもカタカナとして使われている言葉”make up”を紹介します。この”make up”は、名詞としての意味になります。名詞として”make up”を使用する際は「お化粧」という意味になります。「お化粧」として「make up」を用いる場合は、「make」と「up」の間にスペースを入れずに「makeup」や「make-up」のように一つの単語として使います。
訳)私は毎日化粧をします。
また、「お化粧をする」と言いたい場合は”put on”を使います。「お化粧を落とす」と言う場合は”take off”を使います。合わせて覚えておきましょう。
“make up”は「化粧から」「話を作る」、まで広く使えるフレーズ
“make up”には、動詞的使い方から名詞まで広く意味があります。動詞は「話を作る」「仲直りをるす」など、日常的に自然に使えるとこなれて聞こえるフレーズです。もちろん、「化粧」という意味も名詞として使えるので自然に使えるように例文をみて参考にしてみて下さい。
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