毎日の生活につきものの「怪我」。
すり傷から骨折まで様々で、状態によっては手術や入院ということもあります。
さて、この怪我の英語をどう表現するのか知っていますか?
記事では、英語「怪我」について取りあげます。基本の表現から”怪我をした”など、英会話で使えるフレーズを紹介します。
万が一、海外で怪我をしたときのためにもぜひ一緒に学びましょう。
怪我の基本英語を紹介
さっそく、怪我に当たる英語をみていきます。
怪我と言うときには、以下2つが定番の表現になります。
- injury
- hurt
injury
名詞「injury(インジュリィ・インジャリィ)」には、怪我・負傷という意味があります。事故または攻撃によって起こる身体的な損傷や危害という意味が含まれます。
例えば、スポーツによって膝を痛めてしまったり、交通事故に遭ってしまったときの自然発生的な怪我などをinjuryで表します。
common injuries for athletes(スポーツ選手によくある怪我)、minor injuries(軽い怪我)、またはmajor injuries(大怪我)のように使うことができます。
hurt
hurt(ハート)には名詞・動詞・形容詞の意味があります。そのうち、名詞として「傷・けが」があり、怪我だけでなく病気による痛みにも使われます。そしてこのキズとは、身体的なものと心の痛みの両方を含みます。
hurtは動詞の「痛む・心が痛む・傷つける・苦痛を与える・害を及ぼす」、また形容詞「ケガをした」で使うことがよくあります。例えば、My leg hurts.で”足が痛い”のような感じです。
それぞれの怪我の英語表現を紹介
ケガにも色々ありますので、それらの英語表現を紹介します。ご自身が怪我してしまったときに周りの人や医師に伝えられることが大切です。言葉自体が少し難しいですが、病気の英語表現と合わせてぜひ覚えたいですね。
けがの英語リスト
- 傷・外傷 wounds
- 切り傷 cuts
- 刺し傷 punctures
- 捻挫 sprains
- 挫傷 strains
- 骨折 fractures
- 脱臼 dislocation of joint
- 腱炎 tendinitis
- 打撲傷 contusions
- やけど burns
- 脳震盪 concussions
「怪我をする」と言うときの英語
それでは、ここからは英会話に使えるフレーズを紹介しましょう。
まず「怪我をする」と英語で言いたいときです。
「怪我をする」のフレーズ
例えば、お母さんやお父さんが公園で遊んでいる子どもに「気をつけないと怪我するよ」なんて声がけすることがあります。怪我をさせないように注意をする親心ですね。
injuryとinjureを使って表現
ここで、ひとつ例文をみてみましょう。
Be careful! Or you’ll get an injury!
訳)気をつけて!でないと、怪我しちゃうよ!
この例文は名詞injuryを使った形です。
しかし、ネイティブの言い方は少し別になるのです。次で紹介しましょう。英文の意味は上の例文と同じです。
Be careful! Or you’ll get injured!
この2つの例文の違いは、文末の「get an injury」と「get injured」ですね。
ポイントはinjure(インジュア・インジャ)という動詞です。injureには怪我をさせるという意味があり、怪我をすると言うこの例文ではinjuredと過去分詞の形にしています。
hurtを使って表現
さて、hurtでも「怪我をする」と表現することができるのでしょうか?答えはイエス、例文を紹介します。
I have to warm up enough or I’ll get hurt.
訳)十分なウォーミングアップをしなければ怪我をします。
このように「get injured」または「get hurt」で”怪我をする”を表し、この後の”怪我をした”などにも応用できるフレーズですので、ぜひここでしっかり覚えましょう。
「怪我をした」と言うときの英語
「get injured」または「get hurt」を変化させることで”怪我をした”と伝えることができます。変化とは動詞getをgotやgottenにするということです。
injureとhurtは類義語と言えます。しかし、hurtには心の傷が含まれることを述べましたので、ここではget injuredを使った英文のみをみてみましょう。
「怪我をした」のフレーズ
遊び中、仕事中、家のなかや屋外、自然災害や事故など、様々な状況で怪我をしてしまう可能性があります。
I heard you got injured by riding a bicycle. Are you ok?
訳)自転車に乗ってて怪我をしたって聞いたの。大丈夫なの?
So many people were injured in India by the earthquake.
訳)インドでは地震により、多くの人が負傷しました。
各地で起こる大きな地震については、その負傷者数などについてもニュースになります。
2つの例文のように、怪我をした原因はby ◯◯のパターンで説明できます。
We are so relieved to know that everyone didn’t get injured.
訳)全員に怪我がなかったことを知って、とっても安心しました。
「怪我をさせる」と言うときの英語
自分が怪我をしたのではなく、相手に怪我をさせてしまうこともありますね。そんな場合のフレーズも押さえておきましょう。
「怪我をさせる」のフレーズ
ケガをさせる、ケガをさせた、という時にもすでに出てきている単語injureが使えます。
injureは、他動詞として人や動物などの体の一部を「怪我させる・痛める・傷つける」の意味があります。
A friend at a primary school injured my daughter’s finger but it wasn’t on purpose.
訳)小学校のお友達が娘の指を怪我をさせましたが、わざとではありませんでした。
怪我をさせた、させられたというとき、それが故意であったかどうかもポイントになります。この例文に出てくる”on purpose(わざと・故意に)”も合わせて覚えることをおすすめします。
「傷害」の英語表現
人やモノを傷つけたり、怪我をさせることを傷害と言います。傷害事件や傷害罪という言葉もあります。
「傷害」のフレーズ
英語で傷害は「injury/hurt/damage/harm」などで表します。また、傷害事件はinjury incidentやinjury case、傷害罪はcrime of injuryまたはcriminal injuryで表現します。
There was an injury incident at the station this evening and it’s said 3 people were involved and got injuries.
訳)今晩、駅で傷害事件が起こり、3人が巻き込まれ傷害を負ったそうだ。
The young person defended his father from harm by a stranger.
訳)その若者は見知らぬ人による危害から父親を守った。
「怪我人」の英語と声かけフレーズ
怪我をした人のことを怪我人と呼びますが、英語では「an injured person/injured people」と表現します。injuredに”傷・ケガを負った”という意味があるからです。
An injured person has been sent to hospital.
訳)怪我人は病院に送られた。
The injured child was crying a lot.
訳)怪我をした子どもは大泣きしていました。
怪我人にかけるフレーズを紹介
最後に、怪我人にかける言葉の例を紹介しましょう。
Are you ok?
– 大丈夫?Do you want me to call an ambulance?
– 救急車を呼んで欲しいですか?Hope you recover quickly.
– 早く回復することを願っています。Wish you a quick recovery.
– 早いご回復をお祈りします。Get well soon.
– 早く元気になってね。Tell me anything I can do for you.
– 私にできること何でも言ってね。I’m thinking of you.
– あなたのこと考えているよ。
まとめ
injuryやhurt、get injuredまたはget hurt、そしてinjureを覚えればケガに関する英語を表現することができます。
怪我をしないに越したことはありませんが、万が一のときのためにも本記事をお役立てください。