サカナ サカナ サカナ~♪懐かしい歌で始まりました。皆さん、魚は好きですか?
「肉より魚を食べる方が健康に良い」といわれますが、どうしてなんでしょう?
魚は英語では不可算名詞だから”fish”で複数でも”fish”と学びましたよね。”fish”は「単複同形」の名詞として学ぶ名詞のひとつですね。
でも水族館などでいろいろな種類の魚がたくさんいる場合などは”fishes”で表す場合もあるんです。
また小さな水槽に明らかに3匹の魚がいる場合に”three fishes” と言うこともあります。
面白いですよね。では、そんな魚にまつわるワードやフレーズを紹介していきましょう。
魚は健康に良い、って英語で何ていう?
「魚が健康に良い」とされるのは、生活習慣病の予防に効果があるといわれる「必須脂肪酸」が魚に含まれているためです。
例えば青魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)は、コレステロールや血圧を低下させる効果があるといわれており、サプリメントにもなっていますよね。
この必須脂肪酸は体内で作ることができないので、魚などから摂取する必要があります。
では、「魚は健康に良い」と英語で言いたいときはどう表現すれば良いでしょうか。
会話形式で確認してみましょう。
Eating fish is good for your health.
魚を食べるのは健康に良い
I prefer meat to fish. How about you?
訳)私は魚より肉の方が好きなんだけど、あなたは?
Well, I like both. But I try to eat fish for my health.
訳)ううん、両方好きだけど、健康のために魚を食べるようにしてる
They say that eating fish is good for your health.
訳)魚は健康に良い、って言うもんね。
That is because fish contains fatty acids that are good for our human health. Besides, fish is brain food.
訳)魚には、私たち人間の健康に良い脂肪酸が含まれているからね。それに魚は頭が良くなる(脳の栄養)んだよ。
Eating fish is good for your brain.
魚を食べると、頭に良い。
シンプルに”health”を”brain”に変えるだけで、「魚を食べると、頭に良い」という文章になります。
Eating fish is good for …という基本文を覚えておくと、「魚を食べると、健康に良い」「魚を食べると、頭に良い」という2つの文章が作れますね。
「魚を食べると、頭に良い」と言われる理由について、確認してみましょう。
魚には「必須脂肪酸」が含まれているため、頭に良いと言われています。「必須脂肪酸」の1種であるDHA(ドコサヘキサエン酸)は、記憶や学習といった脳の機能に重要な役割を果たしていると考えられています。
DHA と EPA を合計で1g/日以上摂取することが望ましいとされていますが、DHA と EPA の1gを摂取するためには、1日に魚をどれぐらい摂取すればいいのでしょうか?
さば 1 切れ 80g でω-3 系脂肪酸は 1.2g、いわしは一尾可食部65gでω-3 系脂肪酸が 2g 摂取できます。少量で摂取できることが分かりますが、毎日魚を食べることが、難しくなってきてはいますね。
Do you know why fish is good for your brain?
訳)なぜ魚が頭に良いか知ってる?
Because it contains essential fatty acids such as DHA and EPA which play an important role in your memorizing or learning something.
訳)うん。魚は何かを記憶したり学習したりする上で重要な役割を果たすDHAやEPAのような必須アミノ酸を含んでいるからだよ
深海魚って英語で何ていうの?
深海魚は英語で “deep-sea fish (deep sea fish)”とか “deep water fish”といいます。
最近では深海魚を食べさせるお店も増えてきたみたいですね。
特に静岡県の沼津市は「深海魚漁のメッカ」と呼ばれているそうで、深海魚を食べられる回転寿司もあるらしいです。
深海魚ってなかなか美味しいらしいので、一度は食べてみたいですね。
と言っても、あんこうなど私たちの食生活になじみ深い深海魚もいますけれど。
How about going to Shizuoka this weekend?
訳)週末は静岡に行こうか
That’s great! I’d love to try the deep-sea fish there. I hear it’s delicious.
訳)いいね!深海魚が食べてみたい。美味しいらしいよ
What? Deep-sea fish? Hmmm, it’s okay.
訳)ええっ?深海魚?まあ、良いけど
あんこうといえば、「あんこう」は英語で”anglerfish”、”monkfish”、”goosefish”などの単語で表します。
あんこうは16科300種ほどあり、日本で主に食べられるあんこうはキアンコウ(ホンアンコウ)やクツアンコウです。(どちらもアンコウ科)
Nothing beats the goosefish hot pot in winter.
訳)冬はあんこうは鍋に限るねえ
All I need is goosefish liver.
訳)僕はあんきもさえあれば良いよ
When longtooth groupers’ freshness is appropriately maintained with “ikejime,” a method to keep freshness by paralyzing it quickly, cross-sectional cuts made by kitchen knives look like ballooning.
訳)素早く麻痺させることでクエの鮮度を保つ「活〆」を適切に行うと、包丁で切った断面が風船のように見える。
Wow! They use “ikejime,” a method to keep its freshness by paralyzing it quickly.
訳)すごい! クエを素早く麻痺させて、その新鮮さを保つために、活〆を使うんだね。
「魚を捌く」を英語で言いたい!
魚が捌ける人ってかっこいいですよね。また、マグロの解体ショーは見ているだけでお腹が空いてしまいます。
「魚を捌く」を英語で表現する場合、”clean a fish” や “cleaning fish”を使います。
具体的には「うろこを取り、内臓を取り出して処理をする」ことですね。
会話形式で確認してみましょう。
I went fishing today with my friends and had a great catch. I want to share some with you.
訳)今日は友達と釣りに行って大漁だったんだ。これ、おすそ分け
Wow, thank you so much. They’re already cleaned. That’s so helpful because I can’t clean a fish at all.
訳)わあ、どうもありがとう。もう捌いてくれてあるの。僕、全然お魚は捌けないから助かる
他にも「魚をどの段階まで仕上げるのか」によって下記のような表現もありますよ。
海外でお魚を買う場合に役に立つかも知れませんから是非覚えておきましょう。
scale a fish(うろこを取る)
Could you scale this fish? Because I don’t have a scale remover at home.
訳)この魚のうろこを取ってもらえませんか?家にうろこ取りがないので
No problem.
訳)いいですよ
Fillet a fish(魚を三枚に下ろす)
Fillet a fish into three pieces. Season with salt and pepper.
訳)魚を三枚に下ろし、塩・コショウで下味をつけます
How much?
訳)どれぐらい(かけたら良いの)?
As needed.
訳)適量で
I love the guy who can fillet a fish into three pieces.
訳)魚を三枚に下ろせる男性って大好き。
Really? I often go fishing, so I learned how to fillet a fish.
訳)本当? 僕はよく釣りに行くんだ。だから、魚の下ろし方を学んだよ。
魚卵は英語で何という?
私たちがよく食べる「魚卵」といえばたらこや明太子、いくらなどでしょうか。
魚卵といっても私たちが食べているのは卵として産まれる前の「卵巣」であったり、卵巣をほぐして一粒一粒の状態にしたものです。
どちらにしても食感や味が独特で独特で美味しいですよね。
英語では「魚卵」を “fish roe” といいます。もともと “roe”は産まれる前の卵(腹子)といい、魚の場合は “fish”を前につけて表す、というわけです。
ただ、「魚卵」は魚の卵(正確には卵巣ですが)全体を指すので、「いくら」や「からすみ」などは
どの魚の卵なのか、で表します。よく使われるものを表にまとめてみました。
たらこ | cod roe | ”cod”は「たら」 |
とびこ | flying fish roe | ”flying fish”は「トビウオ」 |
かずのこ | herring roe | ”herring”は「ニシン」 |
いくら | salmon roe | ”salmon”は「サケ」 |
からすみ | mullet roe | ”mellet”は「ボラ」 |
上記の表の補足ですが、「たらこ」は「タラ」の魚卵のことですが、実際に市場に出ているたらこは「スケトウダラ」の卵巣ですので”pollack egg”ともいいます。
たらこから作られる「明太子」も、”spicy pollack roe”か”spicy cod roe”と表現することができます。
「魚を釣る」は英語で何という?
「魚を釣る」と英語で言いたいとき、どのように表現すれば良いでしょうか?
“fish” には「魚を釣る」という他動詞としての意味もありますので “fish”を使うこともできますし、”catch a fish”も「魚を獲る(釣る)」という意味になります。
でも「魚を釣る」を”fish fish”とは言わずに、”catch a fish”と言います。
また、”angle for fish”も「魚を釣る」を表すことができます。
”fish”、”catch (a) fish”、”angle for (a) fish”の違いは?
では、”fish”、”catch (a) fish”、”angle for(a) fish”はどのような違いがあるでしょうか。
カンタンにまとめてみました。
”fish” ➡手段を問わず広い意味で「釣り」を表す場合に使います ”catch (a) fish” ➡魚を獲るという意味もあります ”angle for (a) fish”➡釣り針を使って釣る場合に使います
釣り人は”fisherman”ではない?
「釣り人」って英語では何というのでしょう? ”fisherman”かな?と思いますが、実際は “angler”が正解です。
“angler” は趣味で釣りをする人のことで、”fisherman”は魚を獲ることを職業とする「漁師」を表す単語です。
魚料理を英語で表す
魚料理は色々ありますが、英語ではどのように表現するのでしょうか。「魚料理」は英語にすると “fish dish(es)”です。
同様に「肉料理」は “meat dish” になりますね。
魚料理は和食、中華、フレンチ、イタリアンなど様々な種類がありますが、「この魚といえばこの料理」という「定番」のメニューもあります。英語ではどう言えば良いでしょうか。
個々の料理名は下記のとおり。どれも美味しくて健康に良いものばかりです。
外国人のお友達とも魚料理の会話を楽しめますね。
◆鯖(サバ)
- marinade mackerel(しめ鯖)
“soused mackerel” や “vinegared mackerel” ということもできます。 - grilled mackerel with salt(鯖の塩焼き)
“grill salted mackerel” といっても良いですね。 - mackerel simmered with miso(鯖の味噌煮)
“simmered mackerel in miso” でも同じ意味です。
◆鰯(イワシ)
- oiled sardine(オイルサーディン)
- sardine meat balls(イワシのつみれ)
- dried sardine sheet(たたみイワシ)
たたみイワシはイワシの稚魚(シラス)を干して薄い板状に加工したものです。
◆鯵(アジ)
- minced horse mackerel(アジのたたき)
- deep fried horse mackerel marinated in spicy vinegar sauce(アジの南蛮漬け)
- finely chopped horse mackerel with Miso(鯵のなめろう)
なめろうは「たたき」の一種で房総の郷土料理です。
英語で、鯖(サバ)は”mackerel”、鯵(アジ)は”horse mackerel”となります。
◆鮪(マグロ)
- marinated fresh tuna bowl(鮪の漬け丼)
- tuna tartare(まぐろタルタル)
- tuna yukhoe (Korean dish of seasoned raw tuna)(まぐろユッケ)
まとめ
魚にまつわる単語やフレーズを色々と紹介しましたが、いかがでしたか?
最近では刺身やお寿司を好んで食べる外国人もたくさんいますし、海外でお魚を食べる機会もあるでしょう。
今日紹介したフレーズを覚えて是非会話で使ってみて下さいね。
「学ぶ」というインプットと「使う」というアウトプットを意識すると、英語力はどんどん向上しますから頑張りましょう!See you next time!